「好きな人のSNS」チェックしますか?女子100人に聞いたら恐ろしい結果に…

もはや生活と切っては切り離せない「SNS」。
そこには人のすべてが詰まっていると言っても過言ではありません。たとえば好きなもの。よく行く店。行動範囲に交友関係。
「その人を知りたい」ときには、まさに宝の山。

(c)shutterstock.com

あなたは「好きな人」や「彼氏」のSNS、チェックしていますか? それとも、見ないようにしていますか?
10~30代の女性100名に調査したところ……このような情勢になっているようです。

Q.「好きな人のSNS」チェックしますか?


好きな人のSNS

知らなくても探してでも見る…23%
知ってるなら見る…59%
時と場合による…8%
見ないようにしている…10%

「見ないようにしている」は1割にとどまり、多くの人は「最初から知ってる状態なら見る」と回答。さらに「知らなくても探してでも見る」人が思ったより多くいました。
ちなみに「見ないようにしている」方の平均年齢は32.6歳、「知ってるなら見る」方の平均年齢は28.8歳、「知らなくても探す」方の平均年齢は28.9歳。やはり10~20代ほうが「見る」割合は高いようです。

また、チェックするSNSは「Instagram」が74%と最多で、次に「X(旧Twitter)」が63%。Facebookは43%で、この3つのいずれかの人がほとんど。
SNSのこのご時勢、もはや自分のSNSは「相手に見られていること前提」で行動しておくのが良さそう。
ちなみに、それぞれの回答の理由はコチラ。

【探してでも見る派】

「どんな人か知りたい!」(回答多数)
「その人の趣味や、好きなものなどを知っておけば話を合わせるチャンスになるし、普段どんな生活を送っているのか気になるので」(22歳・学生)
「好きな人だとあまり質問攻めにできないから、SNSで情報を入れたい」(22歳・学生)
「交友関係が気になるし、今彼女がいるのか、仲がいい女の子がいないか探りたいから」(31歳・契約社員)

【知ってるなら見る派】

「何に興味があるのか知りたい」(回答多数)
「共通の話題ができる」(26歳・会社員)

【見ないようにしている派】

「その都度喜怒哀楽が激しくなりたくないので……」(30歳・会社員)
「もし女の匂いがあればすぐにあきらめてしまうから」(25歳・会社員)

「見る」人たちは「とにかく相手のことを知りたい」というシンプルな理由。「見ないようにする」人たちは、逆に気にしすぎてしまうからこそ見ない……と、過去に何かしら痛い目に遭っているようです。

でも、それが「彼氏」になるとこのように変化。

Q.「彼氏のSNS」チェックしますか?


彼氏のSNS

知らなくても探してでも見る…11%
知ってるなら見る…58%
時と場合による…11%
見ないようにしている…20%

こちらも「知ってるなら見る」がほぼ変わらず6割近くを占めましたが、「探してでも見る」人が減り「見ないようにする」傾向に。
SNSを見なくても本人から情報を得られるぶん、わざわざチェックする人は減るようです。
それぞれの理由を聞くと、「好きな人」時代とはまた変わりました。

【知らなくても探して見る派】

「自分といないときに何をしているのか知りたい」(回答多数)
「交友関係が気になる。特に仲のいい女友達がいないかチェック」(31歳・契約社員)
「付き合っている以上、隠し事はなしにしたいので」(22歳・学生)

【知ってるなら見る派】

「どんな日々を送ってきたのか知りたい」(回答多数)
「LINEの返信が来ないときに不安だからチェックします」(23歳・会社員)
「チェックするというよりは、投稿で流れてきたら見る程度」(20歳・学生)
「どんなものを載せているか気になるのと、もしかしたらそこで怪しいものが見つかるかもしれないので(笑)」(28歳・会社員)
「友達ちゃんといるのかなとか、なんとなく生活を把握しておこう……という感じで見ます」(25歳・会社員)

【見ないようにしている派】

「見て得することはないので」(23歳・専業主婦)
「個々のプライバシーは尊重したい」(38歳・アルバイト)
「裏の顔をもし知ってしまったら嫌いになるかもしれないので……」(27歳・会社員)

「探して見る派」はわりと「とにかく隠し事はなしにしたい、浮気の兆候なども知りたい」と「彼氏のすべてを知りたい」派。「知ってるなら見る」は「流れてきたら見る」など、チェックするよりは目に入ってくるから見るという意見多し。
そして「好きな人」時代に比べてグッと増えた「見ないようにしている」派は「近い関係性だからこそ、すべてを知りすぎずに程よい距離を保ち、相手のことを尊重したい」という考えにあるようです。
また、「彼氏」になると一段階下がる傾向が強く「好きな人だったら探してでも見る、彼氏だったら知ってるなら見る」「好きな人のだったら知ってるならチェックする、彼氏になったら見ないようにする」という人がかなり多くいました。

ただ、もちろん「彼氏」や「好きな人」の考えていることを知ることができるのはいい面もあるものの、そうではないこともあります。
見るならこんな投稿があることも覚悟したい「見てちょっとショックだった投稿」を聞いてみると……やはり皆さん、いろいろあるようです。

Q.見てしまってちょっとショックだった彼氏や好きな人の投稿、どんなものですか?


【他の女の子絡みの投稿】

「仕事先の飲み会でみんなで撮った写真をアップしていて、その中で職場の女の人がカレにぴったりくっついて頭を肩に置いて写っていて、本当にイラッとした」(39歳・アルバイト)
「女の子とのコメントでいい感じの絡みを発見」(25歳・会社員)
「女の子と遊んでいる写真。特に報告がないとイヤな気分になる」(26歳・会社員)
「女友達がたくさんいて、ウェイウェイ遊んでいるのを見て心配になった」(22歳・学生)
「好きな人のプロフィール画像が、明らかにデートスポットだったとき。女の子と行ったんだとちょっとショックだった」(31歳・契約社員)

圧倒的に多かったのはやっぱり「他の女の子にまつわる投稿」! 「好きな人」ならいい感じっぽい女の子とのやりとりを見てしまったり、明らかに彼女がいそうなことが発覚したり、女好きそうな一面を見たり。「彼氏」だったら、報告なしで女の子と遊んでいたり、仕事絡みの会とわかっていてもちょっとイチャイチャしていたり……。見なければ知ることもなかったけど、でもずっと知らないままだったらと思うとモヤモヤする。とはいえSNSにアップできるくらいなんだから逆にやましいことはないのか……?と、考えてしまうことはたくさん。

【元カノにまつわる投稿】

「元カノとの投稿が残っていたらイヤ」(24歳・会社員)
「元カノのツイートをリツイートしていた」(21歳・学生)

地味にイヤな「元カノにまつわる投稿」。でも付き合ってた人と別れた瞬間、元カノ絡みのSNSの投稿を全部消すのもそれはそれで若干女々しい気もしなくもないような。塩梅が難しい「元カノ」問題です。

【言われていなかった事実が発覚】

「一緒に行ったお店が実は初めてじゃないことが発覚。初めてというテイで付き合ってくれてた。なんだか恥ずかしかった」(38歳・アルバイト)
「一緒に行った場所だったのに、写真のアップが景色だけだった……」(31歳・専業主婦)

「初めてじゃないことを隠す」も「写真のアップは景色だけ」も相手がよかれと思ってやっている可能性はありますが、後から知るとちょっとモヤモヤすることも。

【あまり見たくない一面】

「人の悪口」(26歳・アルバイト)
「人をバカにするようなことを書いていた」(21歳・学生)
「巨乳グラドルの子を超かわいいとつぶやいている投稿……」(22歳・会社員)

趣味にまつわる投稿は若干複雑になりつつも「そういう人なんだな」と思えるものの、やっぱり「人の悪口」や「人を下げる発言」はかなりイヤ! 友達しか見ていない非公開アカウントでやるならまだしも、誰が見ているかわからないところでの悪口は、さまざまな意味で控えたほうがよさそう。「どうせ友達しか見てないから」と思い込んでいても、その発言、全世界に発信されてます!

【少々ナルシスト】

「自撮りがたくさんあがっている」(26歳・専門職)
「自分語りがキモかった」(26歳・会社員)

度を越した自撮りの多さだったり自分語りだったりは、やっぱりちょっと引いちゃう。別に好きなものを投稿すればいいSNSですが、少々他の投稿も織り交ぜて濃度を薄めるのが安全かも。

X(旧Twitter)もInstagramも、基本的には「好きなものを投稿するのがいいSNS」……ではあるので、見た立場としては文句は言えないものの、やはりさまざまなことが気になるよう。
そして同時に「自分が見ている」ということは「自分も見られている」ことはきちんと意識しておきたいものです。人の目線を気にしすぎる必要はないけれど、「好きな人や恋人・パートナーにSNSをチェックされていても特に問題ない」くらいの投稿であることをなんとなく気にかけておくと良さそうです。(榎本麻衣子)