出会いの場として一般的になりつつあるマッチングアプリ。自分の理想を検索すれば、その相手を見つけてくれるなんてスゴイですよね。ただ中には、騙されてしまったという人も。どんな被害に遭う危険性があるのでしょうか? 今回は実際に遭ってしまったトラブルを調査。回避法をまとめました。
Contents
マッチングアプリを利用したことはある?
Q.婚活アプリ・マッチングアプリを利用したことはありますか?
婚活中の男女に「婚活アプリ・マッチングアプリを利用したことがあるか」聞いたところ、7割近くの方が「ある」と回答しました。アプリを通じた出会いはすっかり一般的になっているようです。
マッチングアプリでトラブルに遭ったことはある?
Q.マッチングアプリでトラブルに遭ったことはありますか?
はい…13.7%
いいえ…86.3%
マッチングアプリでトラブルに遭ったことがある人は13.7%! 少数派ですが、約7人に1人はトラブルにあった経験ありと考えると、決して少なくはないですよね。続いて、どんなトラブルに遭ってしまったのか詳細も聞いてきました。
どんなトラブルに遭った?
1 .見た目が違う
- 「会ってみたら全くの別人だった」(24歳・男性)
- 「写真と全然違う」(29歳・男性)
2.すっぽかし/ドタキャン
- 「ドタキャン」(回答多数)
- 「返信が来ない」(30歳・男性)
- 「集合場所にいない」(26歳・男性)
3.情報の詐称
- 「年齢詐称」(回答多数)
- 「プロフィールに書いてあった年齢よりかなり上の人」(24歳・女性)
4.行先が…
- 「ぼったくりバーに連れてかれた」(28歳・男性)
- 「会った瞬間ホテルに連れていかれそうになった」(24歳・女性)
5.勧誘・業者
- 「商品の勧誘」(24歳・男性)
- 「恋愛目的で会っていたが、ビジネス勧誘された」(39歳・女性)
- 「別のサイトに誘導された」(27歳・女性)
6.既婚者だった
- 「未婚と書いていたのに既婚者だった」(28歳・女性)
- 「週末絶対に会えないと思ったら妻子持ち」(27歳・女性)
ドタキャンや年齢詐称、写真と別人といった回答が多く集まりました。これらはなんとなく想像つくという人もいるかもしれませんが、ひどい場合は勧誘や既婚者だったなんてケースも。実際会ってみないとわからないことも多いですが、嘘をついていないか、本当に恋愛目的かなどはやり取りでできるだけ見抜きたいですね。
マッチングアプリでトラブルに遭わないポイント
続いて、マッチングアプリでトラブルに遭わないために心がけたいことをご紹介します。マッチングアプリ情報総合メディア「マッチングアプリなび」で編集長を務める柏木りさこさんに聞いてみました。
1.加点法で相手を見る
「基本はいい人で、何かあったら減点していく」という減点法ではなく「ゼロから始めて、いいなと思うごとに加点していき、一定ラインを超えたら会ってみる」の加点法で考えたほうが危険性は減ると思います。
2.隙や弱さを見せすぎない
マッチングアプリでは「隙」や「女性の弱さ」でモテよう、と思わずに、人間としての魅力で勝負してほしいです。女性が隙を見せすぎるとワンナイトの関係性になってしまう可能性がありますが、しっかり距離を保てばまた会える人になれるはずです。
「手に入れたと思ったものが実は手に入っていなかったとき、損をしたくないという欲求で男性は積極的になるのではないか」と、会社の男性たちと話したことがあります。手が届きそうなのに、届いていない。
たとえば、実際に会う前にLINEでは仲良くコミュニケーションをしていても、いざ最初にデートをしたらやっぱりはじめましてでちょっとよそよそしい距離感になる。そしてまたLINEをして「会いたいね」という話をしつつ、2回めではまだちょっと慣れきっていない、落ちていない感じを出す…。「ある程度仲はいい」と向こうが確信するくらいまでには持っていきつつ、程よく距離をとっている、くらいがベストだと思います。
3.なんでもかんでも合わせず、信念と意見を持つ
好かれようと思って相手になんでもかんでも合わせる、ではないほうがいいですね。相手の話に同意しつつ否定はしないけど「私はこう思う」という意見があるくらいがいいと思います。結局、相手に合わせすぎると幸せになれません。信念を持っている人は、安全な上に幸せになれます。誰にでも「大事にしていること」があるはずです。仕事でも、趣味でも、飼っているペットでもなんでもいい。大事にしているものについてブレないスタンスを持つだけでも違うと思います。
初回に会うときは異性ということを意識させすぎずに、ひとりの人間としてどんなものが好きで、最近どこに行って、YouTubeでこんなもの見ていて…という話をするといいと思います。初回から過去の恋愛話で盛り上がると、弱さが見えてしまいがちなので2回め以降のほうがいいですね。
また、男性をキレイな存在として見ていると失敗しがちなので、「王子様」ではなく「狩りをする動物」と認識しているくらいがちょうどいいと思います。
また、女性たちにも聞いてみると、こんな意見が集まりました。
- 「簡単にすぐ会わない」(39歳・女性)
- 「何度もメッセージをやりとりする」(27歳・女性)
- 「人の多いところで会う」(25歳・女性)
- 「会う前にビデオ通話する。個人情報を伝えすぎない」(26歳・女性)
みなさん嫌な目に遭わないよう工夫していることがわかりました。
マッチングアプリの攻略法
最後に、株式会社オミカレの調査結果を元に、マッチングアプリの活用法を見ていきましょう!
1.毎日15~30分程度はアプリをチェックするべし
マッチングアプリで恋人ができた人の7割近くが、1日に「15分程度」もしくは「30分程度」アプリを使用していたと回答。短時間でも毎日アプリをチェックして、「興味のある人にはすぐアプローチ!」がマッチングアプリ攻略のカギかも。
2.アプリの使用は夕食後・就寝前にするべし
続いてはアプリチェック、狙い目の時間帯について聞いてみたところ、約24%が「夕食後」、約28%が「就寝前」と回答! 夕方から夜にかけてのリラックスタイムは、アクティブユーザーも多くなる傾向にありそう◎
また夜の時間帯はいわゆる“深夜テンション”などにつられて、少し本能的に動けるようになることも。勢いに任せて、直感でアプローチしてみたら、案外運命の出会いに繋がるかも。
3.マッチングしたら2週間以内にデートを約束するべし
マッチングしてからどのくらいで合うのが理想か聞いてみたところ、圧倒的に多かったのは「マッチング後1週間~半月ほど」で会うのが理想という声。続いて、約24%の人が「なるべくすぐに」会うのが理想と回答してくれました。マッチングしたら、だらだらとメッセージするよりも、早々にデートを提案してみるのが良いかも! 実際に会う事でわかることも多いので、一歩踏み出してみるといいかもしれませんね。
【まとめ】
実際にトラブルに遭った人は1割ほどでしたが、0ではないのが現実。どんなに気を付けていてもトラブルに遭ってしまうことはあります。なかでも、写真が多少盛られているくらいならかわいいものかもしれませんが、あからさまに別人だったり年齢の詐称をしたりするような人には要注意! 最初は人が多い場所で会うことも大切です。