あなたの「心配性」を和らげるための4つのポイント

あなたの「心配性」を和らげるための4つのポイント


女性

 

何か自分が行動を起こす際に、手放しで上手くいくことだけを考えられる人はなかなかいないかと思います。でも、中には先のことを深く考えすぎて、悩んで行動を起こすことができなくなってしまう人も少なくありません。そんな心配性の人に勧めたいメソッドがあります。そこで今回は、「心配性を緩和するための心理テクニック」をご紹介いたします。

 

■黄色を身につけることで心配事が減る!?

色は見る人の心にさまざまな影響を与えます。色の持つイメージは、周囲の人たちだけでなくその色を身につけた人のイメージにも影響を与えます。もしもあなたが心配性であるなら、黄色を身につけることをお勧めします。心理的に、黄色は人に安心感を与え、親近感を感じさせるコミュニケーションカラーだとされています。さらに、自分の感情を素直に伝えようとするのを手助けしてくれる効果もあります。自分も相手も積極的にさせ、口を軽くしてくれる黄色を、持ち物や衣服の一部に取り入れれば、心配性も自然と緩和されるはずです。

 

■選択する際はランク付けして安心感を得る

特に何をするか決めていない非計画状況においては、人はなるべく損をしないように意思決定をしようとします。そのため、心配性な人は損を避けようとするあまり、なかなか選べなくなってしまうのです。そこで、比較対象となる選択肢をランキング付けするようにしましょう。比較できる対象がランク付けされることによって、自分の選んだアクションが他のものよりも優れていたら、安心して決断ができるのです。これを心理学においては、社会的比較理論と呼びます。比較することで自己評価を正確にすると、心配性を緩和できるはずです。

 

■幸福な記憶を思い出すと心配性が止まる

心理学者バウアーは、情動と情報は一緒に記憶の中に貯蔵されると考えました。つまり、感情と出来事は一緒に覚えられていると言うことです。そしてバウアーは、幸せなときには幸せな記憶を思い出しやすく、悲しい気分のときには悲しい記憶を思い出しやすいと結論づけました。心配性の人の心理を見てみると、何かで失敗したときのイメージが強すぎて、選択を回避したり先延ばしにする傾向があると言えます。そのため、何かを決めるときは、自分が成功した経験を思い出すようにしましょう。きっと余計なことで心配することはなくなるはず。

 

■心配性の克服にはチャレンジ精神が一番!

人は無意識のうちに成功を回避してしまう心理があります。心理学者ホーナーは、そのことを成功恐怖理論の中で説明しました。この理論からすると、心配性の人はもしかしたらダメになるんじゃないかと悪いことばかりを考えてしまう成功回避傾向が強い人だと言えます。確かにこの傾向が弱すぎると、自分に都合のいい夢ばかり見てしまうということにもなりかねません。着実な未来を描くためには、ある程度の成功回避傾向は必要なのです。しかしそれが強すぎると、失敗ばかりを恐れて何も行動できなくなってしまうのです。そのため、失敗を恐れずにチャレンジする精神が大切になってくるのです。

 

心配性であるというのは、悪い面だけではありません。見方を変えると、慎重で堅実であると言い換えることも可能だからです。場合によっては心配性な性格ゆえに、危機を回避できるシーンも少なくないでしょう。でも、どう客観的に見てもチャンスなのに、あれこれ考えすぎて好機を逃してしまうのは考えもの。いざというときは思い切って決断できる強さを持つことで、メリハリの利いた生き方ができるはずです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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