散らからない部屋を作るための、たった4つの生活習慣

散らからない部屋を作るための、たった4つの生活習慣


女性

 

年末の大掃除で片づけた部屋、もう早くも散らかりはじめていませんか? 今ならまだ間に合います!
せっかく大掃除してリセットしたなら、ぜったいに散らかさないよう習慣づけて今年は年末の大掃除なしでも大丈夫なくらいにしてみましょう! 今回はそのために必要な4つのポイントをお伝えします。

 

■片づけを記憶に関連づけ定着させる

部屋を片付けなくてはと思っているのに、つい忘れてしまっていつも散らかったまま……そんな経験はありませんか? 何となくやらなくてはと思っているだけでは、いつまでも片付けられないのには、実は理由があるのです。記憶には、覚えるだけでなく覚えた状態を保つ、思い出すという3つのプロセスがあります。やるべきことを記憶するのに必要なことを、ヒグビーの理論では7つのステップで紹介しています。

具体的には、無意味なものに意味を持たせる⇒組織化する⇒連想しやすくする⇒視覚化する⇒注意を対象に向ける→興味を持つ⇒フィードバックする、この一連の流れ、つまり、忘れてはいけないことを何かに関連付けておくと、忘れずに実践できるというのがこの理論です。例えば、カレンダーなどに掃除の日付を書き込んでおくと、部屋が散らかることはなくなるでしょう。

 

■掃除に手間ひまをかけると満足感も高まる

外部からの情報に自分の欲求が左右されることを、心理学では外発反応性と呼びます。これは誰にでもあるものですが、この外発反応性が高い人は自分がそれほど求めていなくても外部の情報につられやすいとされています。こういったタイプの人は、掃除をしようとしてもそれ以外の情報に左右されやすく、掃除と全く関係のないことに意識をもっていかれる傾向にあるのです。

それを予防するには、簡単に手に入るものではなく、苦労して手に入れるものほど人は価値を感じるという心理傾向があるのを活かしてみましょう。例えば、面倒でも掃除に手間ひまをかけるようにするのです。細かいところまでしっかりと掃除をすることで、掃除に対して満足感が生まれ、散らかっている状態が気持ち悪い=いつも部屋を綺麗に保ちたいと感じるようになるのです。

 

■アメとムチの使い分けで自分を掃除に駆り立てる

アメリカの心理学者スキナーは、オペラント条件付けというものを提案しました。これはある報酬に対して、自発的にある行動を行うように学習することを指します。このメソッドは、教育やリハビリテーションなど幅広い分野で応用されており、掃除に関してみると、部屋を綺麗にしたら自分に何かご褒美をあげる、つまりアメとムチを使うことで自発的に掃除したくなるように仕向けることが可能になるのです。このように報酬と行動を結びつけることで、自分を掃除へと駆り立て、部屋が片付いた状態を維持できるはずです。

 

■成功率50パーセントの目標設定でやる気を出す

人は大なり小なりの目標を持っています。しかし、目標があるのにどうしてもやる気が起きずに怠けてしまう時がありますよね。心理学者のアトキンソンは、そうしたやる気の強さは、達成動機の強さ+本人が思う成功確率+成功した際の報酬という方程式により導き出されると提唱しました。ここで大事なのが、本人が思う成功確率の部分です。実験によると、一番やる気が出るのは半分の確率で成功すると思われる場面でした。

つまり人は、確実に成功する、確実に失敗するとわかっている目標よりも成功率50%のミッションのほうがやる気が出るのです。これを掃除に活かすなら、今日はキッチンとトイレを綺麗にしようといったように、一日の掃除箇所を小分けにすると達成感があり続けられると言えます。そのため、一日で家全体を掃除するのではなく、何日かに分けると達成感があると言えます。

 

 

片付けられない人の心理には、主に3つの要因があると言えます。ひとつは、捨てるのがもったいないという思い込み、次に、物事を先延ばしにするという特徴。最後に、散らかった部屋の方が落ち着くという自分への言い訳です。片付けるとどこに何があるか分らなくなるし……と自分に言い訳をつくっていると、いつまでも部屋は片付きません。片付ける理由を見つけるようにして、快適な空間で過ごすようにすると、人生観がガラリと変わるかも。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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