付き合っていた人から振られたときのダメージ回復方法

【付き合っていた人から振られたときのダメージ回復方法】


失恋

 

付き合っていた人との別れは、告白して振られるのとはまた異なります。同じ時間を重ねてきた相手だけに、その喪失感はかなりのものだと思います。一体どうすれば痛みを取り去り、立ち直ることができるのでしょう。
今回は、付き合っていた人から振られたときのダメージ回復方法をご紹介いたします。

 

■自分を肯定してくれる人と会って自尊感情を取り戻す

立ち直るために大切なことは、自分を嫌いにならないことです。付き合った相手と別れに至る理由はさまざまですが、どちらにも責任がない場合もあります。しかし、「あれは完全に自分に非があったな……」という点について深く自分を責めてしまうこともありますよね。

そんなときは、自分を肯定してくれる相手と会って話すことをおすすめします。
そうすることで自尊感情を取り戻すのがまず第1のステップです。心理的な見地から言えば、自尊感情はダメージから回復するための地盤なのです。

 

■別れた相手に関する人間関係と接点を持たない

付き合っていた相手と別れると、交際していた時のさまざまな記憶が思い起こされます。心理学においては、思い出や経験に付随する記憶を「エピソード記憶」と言います。この記憶は、なかなか忘れることができないとされ、失恋の痛みを長引かせる原因となります。

なので、完全に自分の中で消化できないうちは、別れた相手と会わないようにしましょう。また、別れた相手に関する人間関係と接点を持たないようにすることも大切です。そうすることで、自分の心を守っていくのが第2のステップだと言えます。

 

■自分の良いところを紙に書き出してみる

自尊心を回復させ、彼とも会わないと決意した後は、自分のことを好きになってあげましょう。自分の良いところをひたすら紙に書き出して、自分でも気づいていない自分の良さを見つけ出してあげて下さい。

心理学において「ジョハリの窓」という理論があり、無自覚な自分を発見することで、新たな気づきを得られるのです。書き出すことで、意外と自分も捨てたものではないと思えれば成功。だんだん気持ちも上向きになってくるはず。これが第3のステップです。

 

■自分磨きにいそしむ

最終段階は、自分を磨くことです。ダメージから回復するときというのは、自分の中に何か新しいことを始めたい、自分を変えたいというエネルギーが湧いてきます。そのエネルギーの波に乗って、彼への気持ちを完全に昇華させましょう。心理的防衛機制(自分の心を守る心の働き)の中でも、昇華は心を壊しそうな不安や社会的に許されていない欲求を、生産的・社会的に認められる行動に移すことを指しています。

運動をしたり、料理をしたり、メイクを勉強したりといった建設的なアクションを起こすことで、完全にダメージから回復できるでしょう。そして、魅力的になったあなたの前には、新しい出会いが訪れるはずです。

 

 

始まりがあれば、必ず終わりもあります。愛し合うふたりも、何らかの理由によって別れを選択せざるを得ないことも少なくありません。その痛みから立ち直るのは、並大抵のことではないでしょう。しかし、そこから立ち直ることができたとしたら、ワンランク上の新しい自分になれていることに気がつくでしょう。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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