【LINE心理学】相手から誘われたときの本心を探るチェックポイント

【LINE心理学】相手から誘われたときの本心を探るチェックポイント

(c)shutterstock.com

異性から誘われたとき、あなたは何を思いますか? 純粋に嬉しいと感じる人もいれば、何かウラがあるのではと勘ぐってしまう人もいるでしょう。そこに相手がどういう思惑を持っているかわかれば、どういう対応をすればいいか見えてきますよね。そこで今回は、LINEの観点から「相手から誘われたときの本心を探るチェックポイント」をご紹介いたします。

■他に誰か呼んでいるかどうか

二人きりで食事や飲みに行くというのは、意外とハードルが高いもの。相手とあなたの距離感によって、誘い方も大きく変わってきます。まずは2人だけなのか他に誰かいるのかという点に注目しましょう。向こうからLINEで人数に触れてこないようなら、ほぼ2人だと考えられます。逆に、誰が来るかを伝えてくる場合は、純粋な誘いと取れます。また、LINEが馴れ馴れしいか、形式ばっているかも判断のポイント。馴れ馴れしいようなら“下心アリ”の可能性が高いです。心理学で見ると、精神的な距離の近さは身体的な距離の近さと合致しており、相手が馴れ馴れしく接してくるときは、あなたに近づきたいという気持ちが潜んでいるのです。

■場所を事前に予約しているか

LINEでのお誘いから相手の本心を探る上で見るべき点は、“予約の有無”と“場所”だと言えます。もしも相手に下心があるのなら、予約がなされている場合が多いと言えます。なぜなら、その後の展開も意図しているからです。ホテル街のバーやバルを予約してあるなら、あなたにモーションをかける気満々でしょう。下心の心理として、直接的ではなく間接的に、無目的ではなく目的論的にアクションを起こすのが特徴。そのため、相手がLINEで指定してきた場合は、ほぼ確実だと言えます。 

■終わりの時間が決まっているか

LINEの中に、何時から何時までと時間が書いてあったり、あなたから聞いて「○○時には終わろうか」と返信がある場合、本心はただ親しくなりたいだけだと言えます。しかし、いつ終わるかの情報がなかったり、聞いても「そのときのノリで2次会も考えてる」、「終電までには終わろうか」などと返信があった場合は、“お持ち帰り”を企んでいるかもしれません。心理的に見ると、あなたが終電を逃すまで飲ませて、結果的に乗り遅れる形になった…… でも、それは「あなたの責任」だからねと言える状況を作り出そうとしているのです。そうすれば、あなたの中に最初は終電までには帰るつもりだったのに、乗り過ごしてしまった、これってもしかして相手を好きだから? という不協和を解消させる思考が生まれます。これを心理学では“認知的不協和理論”と言います。そうなると、好感蝕の口実ができ上がるため、相手の思うツボなのです。

■アルコールの話題が入っているか

LINEの文章の中で、やけにアルコールに関する情報が入っている場合も、下心が隠れているものと受け取っていいでしょう。例えば、「今夜はとことん飲もう!」や、「美味しいお酒があるよ」、「飲み放題にするね」といった表現が使われていたら、確実にあなたを酔わせて何かしらの思惑があると言えます。心理学では、これを“両面提示”と言います。飲みに行くというメリットと、酔っぱらうというデメリットを事前に伝えることで、あなたにどのような飲み会になるのかを想像させる必要がなくなり、安心させようとしているのです。

おわりに

人の行動には必ず何かしらの理由があります。もちろんその時の気分でアクションを起こすケースも考えられますが、“誘う”という発想が出てくる時点で頭の中にあなたのことが思い浮かぶということで、好意的であるのは間違いないでしょう。ただ、その好意の置き所がどこにあるかを知っておくことは重要なポイントです。相手との距離感や関わり方が見えれば、断ることも受け入れることもたやすくなるはずですからね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。