もしかして私のことが嫌い?悪意を向けてくる人への対処法

悪意を向けてくる人への対処法

この人、自分のことが嫌いなんじゃない? と思える人って、どこにでもいますよね。面倒なイジり、マウント行動、嫌味など…… 本当に鬱陶しいもの。でも、そんな相手たちを上手く丸め込める方法もあるのです。そこで今回は「悪意を向けてくる人への対処法と会話を有利に持っていくテクニック」をご紹介します。

■マウントを封じ込めるには……相手から見て右側に陣取る

悪意が最も分かりやすい形で現れるのは、マウント行動だと言えます。マウントを撮ろうとする人の心理としては、「相手を自分より下に見ている」という点が挙げられます。そんなマウントをかわしたいなら、“立ち位置”に注目しましょう。人が相手を見る場合、自分から見て左側より右側に見える方が、また下より上に見える方が「優位」だと感じます。そのため、常に相手から見て右側に陣取るようにすることで、優位な心理になることができるのです。そのため、マウントを取りに来る相手に対しては、必ず相手から見て右側、可能なら上に陣取りをしましょう。マウントしにくい雰囲気が生まれるはずです。

■面倒なイジりを封じ込めるには……“3秒間の沈黙”で動きを止める

悪意のある人は、あなたに対してダメ出しやメンドくさいイジり発言が多いもの。なんとか黙ってもらいたいというのが本音ですよね。そこで、沈黙のテクニックを用いて流れを変えましょう。相手が気持ちよく話をしている最中に突然会話をやめると、空気感がガラリと変わりますよね。実はこの“沈黙”、イジってくる相手にはとても効果的なのです。たいていの人は自分が話した内容から相手の反応を見たい気持ちがあります。そのため、突然沈黙すると、気持ちよく話ができなくなるという心理効果があるのです。この沈黙時間は“3秒”が最も効果的とされるので、面倒な相手には思い切って「間をためて黙る」というのもアリかもしれません。

■偉そうな態度を封じ込めるには……さらに偉い人の言葉を使う

本音は態度に表れます。あなたのことを好意的に見ているなら、あなたを尊重し大切にしてくれるでしょう。でも、そうではなくあなたに偉そうな態度をとるようなら、悪意あり。そこで、偉そうに接してくる相手には、会話の頭に「専門家の○○が言うには」と付け加えてみましょう。そうするだけで、動きがピタリと止まるでしょう。面白いもので、偉ぶる人は「権威」や「専門家」の意見に弱く、素直に聞き入れる傾向があります。たとえば、有名大学の教授や偉人の言葉などがそうでしょう。持ち出す人物は、相手が尊敬している人であるほど効果的と言えます。

■嫌味を封じ込めるには……社交辞令だとバレない「倒置法」でかわす

嫌味を連発する人は、基本的にかまって欲しい性格。あなたがどんな反応をするかを見て、優越感を感じるという悪意に満ちていると言えます。もしも優しいあなたなら社交辞令でその場をおさめようとするかもしれません。しかし、それがバレるとお互い気まずい空気が流れてしまうこともあります。そこで、表現を少し変えるだけで、相手に素直な気持ちを伝えるテクニックがあります。それが「倒置法」。例えば「どういう意味ですか? それって」と先に言いたいことを持ってきてみましょう。面食らって、そのうち嫌味も収まるはずです。

 

実は、悪意を持っている人は、接し方によっては毒にも薬にもなる相手だと言えます。あなたが相手のことを嫌って邪険に扱っていれば、相手もどんどんあなたに突っかかってくるでしょう。しかし、相手のことをいったん受け入れて、そのあとで自分の意見を言えるようになれば、あなたに対するイメージが変わり味方になってくれる場合もあります。だからこそ、上手にいなして相手の反発心を力に変えてみてはいかがでしょう。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。