各地域で桜の開花宣言が出ている今日この頃。街中を歩いていると、桜のつぼみが膨らんできていてなんだかワクワクしてきますよね。
昨年、夜桜見たさに自転車に乗って家族でお花見しましたが、風邪を引いてしまいました……。お花見は楽しいものですが、そのあと体調を崩したという人をちらほら耳にします。
ということで今回、アンファー株式会社とエイジングケア総合情報サイト「アンファーからだエイジング」が20歳~59歳の男女899人を対象に調査した『お花見と体調変化に関する意識調査』の結果をご紹介します!
■お花見で風邪を引いたことがありますか? (n=899)
はい 200人
いいえ 699人
お花見で体調を崩したことがある人が3割もいたことがわかり、「風邪を引いた、風邪気味になった」人が5人に1人以上いたことが明らかとなりました。では風邪を引いたと回答した人は何が原因だったのでしょうか。
■「風邪を引いた、風邪気味になった」原因は? (n=200)
薄着だった 66.5%
お酒を飲んで体が冷えてしまった 49.5%
滞在時間が長かった 43.5%
少し風邪気味だった 41.0%
周りに風邪を引いている人がいた 34.0%
夜遅く・朝早くから場所取りをしていた 22.0%
その他 6.5%
「風邪を引いた」人に原因を聞いたところ、薄着だった、お酒を飲んで体が冷えてしまったなど、体が冷えてしまったことが最も多いことが分かりました。
また少し風邪気味だった、周りに風邪を引いている人がいたなど、元々風邪を引いてしまうような環境にあったことも挙げられました。
春を迎えてお花見でぱぁっとしたいという思いから起こる原因……どれもあるあるですね。
さらに、第3位にあがったお花見での滞在時間について聞いたみた所、「風邪を引いた」人は3時間以上滞在している人が「風邪を引かなかった」人より8.7%も高いことがわかりました。
お花見に行ったときの平均滞在時間はどれくらいでしたか? (n=899)
【風邪を引かなかった人】
1時間未満 16.0%
1時間~2時間未満 37.6%
2時間~3時間未満 35.5%
3時間~5時間未満 9.2%
【風邪を引いた人】
1時間未満 10.5%
1時間~2時間未満 27.0%
2時間~3時間未満 38.0%
3時間~5時間未満 17.0%
また、「風邪を引いた」人と、「引かなかった」人を比べると、滞在時間には「2時間の壁」があり、2時間を超えると風邪を引く可能性が高くなるので、お花見で風邪を引きたくない人は2時間以内に帰る方がよいかもしれませんね。
最後に聖マリアンナ医科大学 特任教授・井上肇先生に風邪を引かない方法を教えていただきました!
■医師に聞いた、お花見で風邪をひかない方法5つ
【防寒対策はしっかり】桜の咲く春とは言っても、地面はそれほど温まっておらず、足元はつめたく、この状態で風が吹けば身体はあっという間に冷えていきます。防寒対策はしっかりしましょう!
1、身体が冷えると、免疫力も低下し感染症にかかりやすくなるので衣服の着脱がこまめにできるようにしましょう。
2、地面にはビニールシートの上に、アルミロールマットや発泡スチロールの板を置くだけでも足元の冷えは防げます。
3、冷たい飲み物は程々に、できれば温かな飲み物とおつまみで無用に身体を冷やさないように注意しましょう。
4、特にお開きになってからが要注意、冷えた身体もさることながら外気にさらされた肌は、たくさんの花粉にさらされ、乾燥するので、スキンケアはしっかりと。
5、二日酔いにならないように飲みすぎたと思ったら、ビタミンB1の入ったビタミン剤を服用し、何よりも脱水に注意して就寝前には水分を多めに摂取しましょう。
いかがでしたか? 遠足は帰るまでが遠足……という言葉を耳にしますが、お花見も同じように、翌日も元気でいるところまでがお花見です。
お花見だからといって浮かれすぎず、節度を保って春を満喫しましょうね♪(こぐれみき)
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