【板垣李光人メイク連載プレイバック】メジロをイメージした軽やかなアイカラーメイク

Beauty Voyage Vol.22:寒桜に舞い降りて

※この記事はCanCam2023年3月号「Beauty Voyage」を再構成したものです。

プライベートでもメイクとファッションを楽しむ俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。3月号は早春を感じさせるメイク&ファッションで撮影! 鳥の羽を思わせるしゃれたアイカラーにご注目を♡

今回のテーマは…『繍眼児』

「草木に青々しさを感じ出し、鼻がムズムズ(花粉症の初期症状)し始めると「春がやって来たな」と感じる板垣です。そんな季節にふと木々を見上げると、小鳥の姿が目に入ることがあります。ウグイスより鶯色をしたその鳥の名前はメジロ。目の周りの刺しゅうのような白ラインが美しく、漢字では目白、繍眼児と書かれるそう。その目元がなんともしゃれているので、今回はそれを模してメイクしてみました。」(板垣さん)

明るいイエローグリーンとホワイトを目じりに重ねづけし、ぼかしを入れて羽毛のような雰囲気に軽やかなバイカラーが春らしさを強調してくれた気がします。鮮やかなイエローグリーンは、ともすると浮いてしまいがちな色。それを上手につけこなせたのは、どんな色でも受け止め、まろやかさを加えてくれるホワイトのアイカラーのおかげです。今回使用したアディクションの白のアイカラーは、クリームタイプで粉飛びしないのも優秀でした。まだまだ寒いですが、みなさん春になったら何がしたいですか? 僕は古都・京都でお花見したい気分です。昨年秋に仕事で京都に行ってから、あの街並みや自然の美しさのトリコに。ただ時間がなくて紅葉は一瞬しか見れず…。ぜひ春の花はゆっくり楽しみたいですね。」(板垣さん)

メインアイテム

a. アイパレット

アナ スイ コスメティックス アイカラー コンパクト13 ¥4,400

見たまま発色のアイカラー。スポットライトのようなイエローグリーン&スモーキーラメのモードなコンビ。

b. アイカラー

アディクション ザ アイシャドウ 113C ¥2,200

クリーム状ながらつけるとサラサラ質感になるアイシャドウ。肌なじみのいいシルバーホワイト。

C. リップ

ローラ メルシエ ペタルソフト リップスティック クレヨン 300 ¥3,800

ほんのり色づくマットリップ。誰にでも似合う万能ヌードブラウン。

1. 化粧下地

パルファン・クリスチャン・ディオール ディオールスキン フォーエヴァー ベルベット ヴェール ¥7,150

2. ファンデーション

パルファン・クリスチャン・ディオール スノー UVシールド クッション (SPF50/PA+++) ¥10,340

3. アイブロウパレット

THREE アドバンスドアイデンティティ ブラウシェーピングデュオ 05 ¥4,180

4. チーク

ローラ メルシエ ティンティド モイスチャライザー ブラッシュ PK3 ¥3,410

How to make-up

スキンケアしたら1の下地で肌を整え、2のファンデーションを顔全体に薄く塗り広げる。眉は3のアイブロウパレットを使って描く。初めに左のワックスで眉の形を取り、右のパウダーで毛の足りない部分を描き足すと自然な雰囲気に。目元はaのアイパレットの左の色とbのアイカラーを、写真のように目じりに2色ライン状につける。上手に描くコツは細めのメイクブラシにアイカラーを取って、内側から外側に向かって毛先を優しく滑らせること。そうすると自然に美しいグラデーションに♡ ちなみにアイカラーは二重幅の内側に塗らないほうが抜け感が出て洒落感アップ。4のチークはスポンジに軽く取り、頬全体に薄くつけて血色を足して。最後に頬と同じトーンのcのベージュリップを指に取り、唇にポンポンと叩くようにしてなじませて完成!


リヒトの美々是好日-Everyday is a Beautful day-

雨の日も晴れの日も、常に“美しさ”と蜜月に生きる板垣李光人さんの最近のハマりものを紹介!

美しい香りと火の揺らめきに毎夜毎夜、癒やされて

最近、アロマキャンドルを焚くのにハマっております。既に6〜7種類はあるはず。香りのリラックス効果はもちろん、ぽーっと小さな火を眺めているだけでも穏やかな気分に。これぞインナービューティー!(合ってる?) みなさまも、火の取り扱いに気を付けつつお試しください。ちなみに寝る前にローズ系の香りを焚くのが好きです。

眼に焼き付けたい夢のクチュリエ

先日行ったDiorの展覧会は、まさしく“夢”という一言に尽きました。変質的ファヲタからすれば、ガラスを挟まずに繊維の髄まで眺めることができることがうれしくて。奇才ジョン・ガリアーノの作品を間近で拝むことができ、涙があふれそうでした。日本的な空間アプローチとの相性も素晴らしく…。何度足を運んでも素晴らしい発見がありそうです。


鶯色と白の目元で早春を縫い取る

板垣李光人「Beauty Voyage」はこちらから

CanCam2023年3月号「Beauty Voyage」より
撮影/新津保建秀(人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/村上 綾 スタイリスト/奥富思誉里 モデル・イラスト/板垣李光人 構成/衛藤理絵 WEB構成/久保 葵