Beauty Voyage Vol.16:秋の始まりを予感して
プライベートでもメイクとファッションを楽しむ俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。今回は二十四節気のひとつである“白露”をテーマに肌色にもこだわった新たなメイクに挑戦しました。
今回のテーマは…『白露』
「“白露”は9月の頭から中旬頃を指す言葉。夜中に大気がぐっと冷え、草木に朝露がつき白く輝くさまを表しています。化粧の中にひとつの生命を感じさせるメイクアップアーティスト・UDAさんのアイディアと、このテーマが合わさったらどんなに素敵だろう。そう思ってこの言葉を選んだところ、見事予想は的中! また新しいメイクの世界を知ることができました」(板垣さん)
「今回のメイクのポイントは、露に濡れた素肌のごとく、くすみのない肌作り。そして、朝の冴えわたる空気の中で上気したような頬の赤みです。パープルの化粧下地は肌の黄みを抑え、透明感も底上げしてくれて優秀! これまで肌の色補整はあまり考えたことがなかったのでとても勉強になりました。チークは塗り方に秘密があります。ピンクの上にベージュのヴェールをかけることで、ごく自然な発色に仕上げているんです。今回はその2色がセットになった便利なコスメを使用しましたが、手持ちのチークを使う場合、上からファンデーションをうっすらつければ似た雰囲気になるとのこと。皆さまもよろしければお試しください。9月〜10月くらいの、空気が澄んでいて少し肌寒い早朝は、僕が特に大好きな時間。暑さは苦手なので、その時季にワープしたい気分です」(板垣さん)
メインアイテム
a. 化粧下地
しっとりしたツヤ肌を叶えるメイクアップベース。ラベンダーカラーで透明感をUP!
b. アイブロウジェル
左のクリームと右のパウダーを重ねることで、自然に上気したような頬が簡単に。
c. リップ
パール感のあるラベンダー色のニュアンスリップ。唇の黄みを抑え、透明感を際立たせてくれる♡
1. ファンデーション
2. アイブロウジェル
3. マスカラ
How to make-up
スキンケアをしたらaのラベンダー色の化粧下地を顔全体に塗って肌の黄みを抑え、透明感をUP。肌の赤みが気になる部分があれば1のファンデーションをごくごく薄く塗って。眉とまつげは、2のアイブロウジェルと3の透明マスカラを使い形を整える。bのチークパレットの左側(クリーム)を頬の中央からあごに向かって斜めのラインを描くように、ごく薄く塗り広げ、その上にパレットの右(パウダー)を軽く重ねてなじませる。これで肌の奥からじゅわっと赤みが差したような透け感のある雰囲気に♡ 最後にcのラベンダーニュアンスのリップを唇全体に塗って、透明感をアップさせ、ツヤっぽく仕上げたら完成!
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冷えたる風、頬を撫で朝露の君、偲ばゆ
撮影/下山智章(人物)、金野圭介(静物) メイク/UDA(mekashi project) ヘア/Waka Adachi(eight peace) スタイリスト/奥富思誉里 モデル・イラスト/板垣李光人 撮影協力/田中かほ里 構成/衛藤理絵 WEB構成/久保 葵