「ちゅうんでる」ではありません。「抽んでる」の読み方、分かる?

そんなに難しくない漢字でも、送り仮名によってはかなりの難読漢字になってしまうことがあります。たとえば、「感ける」「論う」「塗す」など。パッと見は簡単そうなのに、よく見たら読めないと思った人は多いのではないでしょうか。
そんな「読めそうで意外と読めない日本語」クイズから、本日チャレンジしていただくお題はこちら!

抽んでる」。
抽出、抽象的、といった日本語に使われている「抽」の字ですが、「抽んでる」の読み方は「ちゅうんでる」ではありません。こちらの日本語は、いったい何と読むのでしょうか?

■ここでヒント!

ヒントとして、言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「抽んでる」の意味は次のとおりです。

1 ひときわ高く出る。
2 ひときわすぐれる。秀でる。
3 選び出す。
4 そのことに人一倍はげむ。

4つの意味が記載されていましたが、最もよく使われているのは2の意味かと思われます。たとえば運動系の部活などで、ダントツの成績や能力を持つ人に対して「あの子は部員の中でも抽んでた実力を持っている」なんて言ったりします。
ちなみに、「抽んでる」をひらがなで書くと「○○んでる」の5文字です。

さて、そんな「抽んでる」の読み方は? この辺りで正解を見てみましょう。

■正解は、こちら!


「抽んでる」の読み方、正解は「ぬきんでる」でした!
「ぬきんでた成績」「実力がぬきんでている」などの言い回しは、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。漢字表記は「抜きん出る」が一般的ですが、「抽んでる」「擢んでる」とも書かれます。

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(豊島オリカ)