「苛々」読める?読めないとちょっと恥ずかしいかも
ひらがなで書けば誰でも知っている言葉なのに、漢字で書かれると急に読めなくなってしまう。そんな日本語って結構たくさんありますよね。
たとえば、「予予」、「区区」、「総総」、「兀兀」など。
これらはパッと見て「よよ……くく……」と読みたくなってしまいますが、じつは全く違う読み方で、全部おなじみの日本語です。(読み方が気になる人はリンク先をチェック!)
そんな読めそうで読めない日本語クイズ、本日のお題はこちら。
「苛々」。
この日本語も、ひらがなで書けば誰もが知っているおなじみの言葉です。いったいなんと読むのでしょうか? もちろん「かか」ではありません。
ちなみに「苛々」の意味はデジタル大辞泉(小学館)によると、次のように記載されています。
(1)思いどおりにならなかったり不快なことがあったりして、神経が高ぶるさま。いらだたしいさま。
(2)陽光などが強く照りつけるさま。じりじり。
(3)とげなどが皮膚に刺さる感じを表す。ちくちく。
日常会話では(1)の意味で使うことが多いでしょう。私もたまに、「なかなかうまくいかなくて苛々する」なんて感じることがあります。
さて、読み方が予想できましたか? では正解を見てみましょう。コチラです。
「いらいら」
「苛々」の読み方は、「いらいら」でした。
陽光のジリジリ感や、とげが刺さるチクチク感も「苛々」と表現するとは、ちょっと意外です。覚えておけば、いざというとき「会話の意味がわかんない!」と苛々せずに済む……かも?
(豊島オリカ)