地味につらい。「食事の好みが本当に合わない彼」付き合える?

日々生活していく中で欠かせない「食事」。出身地やそれぞれが育った家庭、個人の好き嫌いなどによって食の好みも変わってくるのではないのでしょうか。

性格、外見、趣味……あなたは恋人に何を求めますか?お互いに譲れない条件もあると思います。もし、それらの条件がぴったり当てはまっていたとして、ただひとつ、「味覚」が合わなかったとしたら付き合うことができるのか。今回は10代~30代の女性100名に調査してみました。

 

Q.「他の全部が合うけど味覚が合わない人」付き合える?

余裕です 12%

付き合えないこともない 57%

無理です 31%

 

「付き合える」と思うのは約7割! しかし、その中で「余裕です」と答える人が12%であることを考えると、味覚が合うに越したことはないように読み取れます。では、詳しくそれぞれの回答を見てみましょう。

Q.その理由は何ですか?

◆【余裕派の意見】

【1】合わせます

 「相手に合わせられるから」(27歳/その他)

 「好みの味を覚えればいいから」(22歳/専業主婦)

 「どんな味でも食べられるから」(17歳/学生)

余裕派の意見として、「合わないなら合わせればいい!」と考える方が多いようです。元々好き嫌いの少ない方だと、相手の好みに合わせやすいため、そこまで深刻な問題ではないのかもしれませんね。一方で、相手の好みを知ることで自分も好きになったり、自然と好みが似てくるということもあるようです。

【2】合わなくても大丈夫

 「それぞれの好きなものを食べればいい」(16歳/学生)

 「性格の面で気が合えばそれでいいと思うから」(19歳/学生)

また、反対にあくまで個人の好みだと割り切って考える人もいました。確かに、無理に合わないものを合わせようとして負担になるぐらいなら、「味覚が合わない」ということを互いに理解し合うことも重要なようです。

【3】こだわらない

 「気にしない」(16歳/学生)

 「食に興味ない」(26歳/パート)

他には、食への関心がどの程度あるのかによって個人差はあると思いますが、「味覚が合うかどうか」ということ自体そこまで重要視していないという意見もありました。

◆【付き合えないこともない派の意見】

【1】付き合うだけなら……

 「付き合ってるだけならなんとかなると思う」(39歳/パート・アルバイト)

 「付き合う分には問題ない」(29歳/パート・アルバイト)

 「それぞれが好きなものを食べるなら問題なさそうに思うからです。付き合うくらいなら、まぁなんとかなるかと」(36歳/会社勤務)

「付き合う」ということだけを考えると問題ないという意見が! 結婚となると食事を共にする機会も多くなり、日頃の食事を考えた場合に少し難しいと感じる人も多いようです。確かに、家で料理を作るとなると好みに合わせて作り分けることは大変かもしれませんね。

【2】違ってあたりまえ

 「味覚が違うのは当たり前だから。違いすぎると合わないかもしれない」(18歳・学生)

 「好き嫌いがあるのは仕方ない」(38歳/パート・アルバイト)

 「それだけで嫌いになるとは思えないから」(21歳/学生)

 「もともと家族でも好き嫌いはバラバラだから」(33歳/無職)

それぞれ違う人間だから好みに違いがあるのはあたりまえだと考える人もいました。そう思うと、「味覚が合わない」ということだけが「付き合わない」という理由にはなりづらいと感じるようです。ただ、その「合わない」の程度がどのくらいなのかによっても変わってきそうですね。

【3】それぞれの好きなものを食べればOK!

 「それぞれ別のものを食べればいい」(35歳/パート・アルバイト)

 「同じものを食べる必要はないから」(19歳/学生)

 「それぞれ好きなものを食べたら良いから」(27歳/会社勤務)

 「食事は別々にとったらいい。コンビニで買ってきたり」(39歳/無職)

 「一緒になるべく食べない」(21歳/会社勤務)

余裕派の意見にも挙げられた「それぞれ好きなものを食べる」という意見。違うものを食べるということをどのくらい意識しているかによって妥協度が変わってくるようです。また、食事をとること自体を別々にするという意見も出てきました。テイクアウトのお店も増えた分、自分の好きな食事を好きなタイミングでとりやすくなったということも別々で食べる選択が考えられるきっかけになったのではないでしょうか。

【その他】

 「好き嫌いで押しつけなければ問題ない」(31歳/その他)

 「相手の好みを知ることで新しい発見がありそう」(38歳/パート・アルバイト)

 「それだけで嫌いになるとは思えないから」(21歳/学生)

その他にはこのような回答がありました。なかには相手の新しい一面を発見できると感じる前向きな回答も。合わせるか合わせないかというよりも、その好みを尊重して食事をする選択肢もあるようです。

 

◆【無理派の意見】

【1】食事を楽しめない

 「疲れるから」(18歳/学生)

 「自分が食事をすることが好きなので、食事を一緒に楽しめないと自分がストレスを感じるため」(36歳/専業主婦)

 「お店決めや毎日の食生活でストレスを感じたく無いから」(33歳/会社勤務)

 「好きなものを好きなように食べられないのは無理」(33歳/パート・アルバイト)

たとえ「気にしないで」と言われたとしても、同じ空間で食事をする以上何を食べようか相手の好みも気にしちゃいますよね。それによって、本当に自分が食べたかったものを選びづらく感じることも……。そうなると、楽しいはずの食事の時間がストレスになってしまうかもしれません。

【2】家庭を想像したときにつらい

 「料理を作っても美味しいと思ってもらえないのは辛いだろうから」(37歳/無職)

 「結婚後毎食一緒に食べるのがきつい」(26歳・会社勤務)

お店であれば違うものを選びやすいですが、結婚後の生活を想像すると、やはり味覚が合わないのは負担になるという声が。特に同じものを食べないことで共に食事をする楽しみや料理の美味しさを共有できないことが辛いと感じるようです。

【その他】

 「めんどくさい」(24歳/会社勤務)

 「食の好みが合わないのは、致命的だと思うから」(28歳/公務員・教職員)

他にはこのような回答がありました。「共に食事をする」ということを恋人に求める場合は食の好みが合わないことは妥協できないポイントだと思います。また、味覚が合わないことで様々な面で考慮しなければならなくなり、そう思うとめんどうくささを感じてしまう人もいるようです。

味覚が合う人に出会えるに越したことはないと思いますが、どうしても合わない部分も出てきてしまいます。そんな時、互いの負担にならない程度に合わせながら食事をすることが大切です。家で食べる時は各々が好きなものとふたりが好きなものを出したり、外食の際には様々なジャンルの料理が選べるお店を選ぶなど、食事の空間が楽しく心地よくなる工夫をしてみましょう!(岡美咲)