「粧う」読める?「しょうう」じゃなくて、絶対知ってる言葉です

簡単そうに見える漢字でも、送り仮名が変わると急に読めなくなってしまうことってありませんか? たとえば、「平す」「亜ぐ」「仮令」など。これらは、パッと読めそうな気がしてもいざ読もうとすると「ん?」と戸惑ってしまう人が多いのではないでしょうか。
そんな「読めそうで意外と読めない日本語」クイズ、本日のお題はこちら!

「粧う」
こちらの読み方、もちろん「しょうう」ではありません。
粧という漢字そのものは「化粧」などの言葉でおなじみですが、「粧+う」の形になると急に難読になってしまいますね。いったいなんと読むのか、ヒントをもとに推理してみてください。

■ここでヒント!

ヒントとして、まずは言葉の意味を見ていきましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「粧う」の意味は次のとおりです。

1 身なりや外観を整える。また、美しく飾る。
2 表面や外観を飾って、他のものに見せかける。ふりをする。
3 支度をする。準備をする。

とくによく使われているのは、1と2の意味。たとえば、1なら「店内を春向きに粧う」、2なら「平静を粧う」「病人を粧う」といった形で使われます。
ちなみに、ひらがなで書くと「○○○う」の4文字です!

さて、そんな「粧う」の読み方は? さっそく正解を見てみましょう。

■正解は……こちら!

「粧う」の読み方、正解は「よそおう」でした! 「よそおう」という日本語は「装う」と書くことが多いですが、こんな書き方もあるんですね。
ちなみに、同じように「粧う/装う」と書いて「よそう」と読むこともあります。この場合は「飲食物を器に盛る。よそる」という意味を持ち、「ご飯をよそう」「味噌汁をよそう」といったふうに使われることが一般的です♪

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(豊島オリカ)

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