結婚しない人生もアリ?
ひと昔前まで「結婚はして当たり前」という風潮もありましたが、年々生涯未婚率は上がる一方です。そこで今回は50歳まで未婚の男女の割合や結婚願望がある人の割合を調査してみました。また、もし結婚しないと決めたならしておきたいことも解説します。
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結婚しない選択もあり?未婚女性の結婚願望
まず結婚したいと思っている女性の割合を見ていきましょう。株式会社オノフが16歳~69歳の未婚女性2816人を対象に行ったアンケート調査の結果をご紹介します。
Q.結婚願望はありますか?
絶対に結婚したい 10.5%
いい人がいれば結婚したい 38.6%
結婚は考えていない/したくない 50.9%
絶対に結婚したいと考えているのは約1割。結婚は考えていなかったりしたくないと考えている人が半数以上という結果になりました。
結婚したくない理由って?
では結婚したくない理由は何なのでしょうか。上記と同じアンケートの結果をご紹介します。
Q.結婚願望がない理由は何ですか?
【20代】
1位:自由な時間が欲しいから(28.7%)
同率2位:独り身の方が向いているから(24.5%)
同率2位:人と一緒に住むことが負担に感じるから(24.5%)
4位:結婚に憧れがないから(22.7%)
5位:結婚に対して良いイメージがないから(21.0%)
【30代】
1位:人と一緒に住むことが負担に感じるから(42.9%)
2位:独り身の方が向いているから(38.4%)
同率3位:自由な時間が欲しいから(33.9%)
同率3位:結婚に対して良いイメージがないから(33.9%)
5位:子供はいらないから(33.3%)
年代別に見てみると、20代は「自由な時間が欲しいから」、30代は「人と一緒に住むことが負担に感じるから」という理由が1位でした。結婚しなくても幸せでいられる、結婚するのが面倒という人が増えているのかもしれません。
結婚しない人ってどれくらいいる?
結婚をしない人はどのくらいいるのでしょうか。期間工・期間従業員の口コミサイト「期間工.co.jp」を運営する期間工合同会社の行なった調査結果をご紹介します。
男女の生涯未婚率(50歳まで未婚な人の割合)
男性 28.25%
女性 17.85%
50歳まで未婚な人の割合は、男性で3割弱、女性で2割弱でした。男性で3人に1人、女性で5人に1人は結婚しないんですね。
結婚しなくても平気?結婚しないほうが幸せな人の特徴
結婚=幸せとは限りません。結婚しないほうが幸せで独身向きな人がいるのも事実。そこで続いては、結婚しないほうが幸せな人生を歩めるかもしれない人の特徴をまとめました。もしかしてあなたも当てはまっているかも!?
結婚しないほうが幸せかもしれない人の特徴
1.気分の移り変わりが激しいタイプ
気分の移り変わりが激しく、人に対する態度や行動が驚くほど急転するあなたはズバリ独身向きかも。相手に執着しがちで、いつか見捨てられるのではないかという不安が強い傾向も。こんなタイプは物事を「好きか嫌いか」や「敵か味方か」と極端に考えがちなため、結婚してもなかなか心の平静を得ることができず、愛情を求めながらも孤独感をますます深めてしまう結果になりがちなのだとか。
2.自分を過剰に特別視するタイプ
自分には特別な才能があり、周囲の人は当然自分を褒めたたえるべきだという感覚のあなたも独身向きかもしれません。他人からの評価に過剰に敏感で完璧主義者なので挫折や失敗を認めることができず、急に心が折れることも。独身向き、というか結婚しても幸せになれないかもしれません。
3.妄想で突っ走るタイプ
好きな人ができたときに妄想が先走ってしまうタイプも、独身でいたほうが幸せになれるかも。というのも、妄想が膨らみすぎて、現実とのギャップに居心地の悪さを感じることになるかもしれないからです。妄想していた世界とはかけ離れた生活を送っていくことに苦手意識が強いなら、無理に結婚という選択肢を選ぶことはないのかもしれません。
結婚しない人生を決めたなら
「あれ、私がっつり独身向きかも」と思った方もいるかもしれません。そんなあなたのために、結婚しない人生を決めたならすべきことや知っておくと使えるかも?ということをまとめました。
1.親からの「結婚しないの?」を上手に切り抜ける方法
親や親戚に「結婚しないの?」とプレッシャーをかけられることってありますよね。何度も言われるとうんざりしてしまうことも。上手に切り抜ける方法をチェック!
①強めの口調で
- 「したくなったら自分から言いますと強い口調で言う。聞いたところで別に何もしないよというプレッシャーを感じさせる。」(39歳・男性)
- 「今はしたいと思ってない、とはっきり伝えた」(36歳・女性)
②今の充実した暮らしをアピール
- 「仕事の充実ぶりをアピールする。経済的に安定していてひとりでも平気ということを持ち物や自宅の家具の写真などでアピールする。おろおろして隙を見せると突っ込まれて面倒くさいので、堂々と!」(35歳・女性)
③噓も方便…で時間稼ぎ
- 「恋人がいる、と出まかせを言う。その年はそれで凌ぐ。翌年はまだ付き合っているがすれ違いが多い、さらにその翌年は価値観が合わず別れた、今はとても女性と付き合うことはできない、と逃れる。それを毎年繰り返している」 (48歳・男性)
2.人生設計をざっくり立てる
もし、ひとまず独身ライフを続けることを決めたのであれば、ざっくりとした人生計画を立てるのも、不安解消に役立ちます! なんとなく生きてきた人ほど、“30代以降はいつ頃までに何をしたい”をある程度決めておくと、人生の指標ができ、安心感にもつながるでしょう。
3.浪費癖があれば直す
- 「若い頃は、お金はあればあるだけ使っていたんですが、35歳を過ぎたときに“これじゃダメだな”って思って、生活費を見直し。冷静にチェックすると、コンビニでの無駄遣いとか、買ったけど着ていないプチプラ服とかがたくさんあって。自分が最低限いくらあれば生活できるのかを整理したことで、“今のお給料でも、ひとりで十分に生活できる”ってわかってからは、結婚に焦らなくなった」(36歳・女性)
諸先輩のリアルな意見でした。ひとりで生きていくと決めたなら、浪費癖があれば直す。そして生活費を見直す。これはマストです! 仮に20代の頃は散財していたとしても、30代になったら将来に向けて蓄えを始めたいものですね。
4.一生独身でいることのデメリットを知る
大抵のことはひとりで問題なくできますが、住宅を借りたり医療や介護の問題などには、身内がいないと難しいことも…。これらについてどうするのかをしっかり考えておくと安心して過ごせそうです。
【まとめ】
結婚したくない人や結婚願望がない人は年々増えているようです。それだけ結婚に魅力を感じないということなのでしょう。もちろん生涯独身でいても幸せになれる人はなれますが、いずれにせよしっかり備えだけはしておくと安心ですね。