「ジェラシー」の意味、恋人に嫉妬してしまう瞬間と対処法
他人が自分よりいい評価を与えられていたり、恋人が他の異性と仲良くしているのを見たりしたときに、ジェラシーを感じてしまう人は多いでしょう。今回はジェラシーの意味や使い方、ジェラシーを感じてしまったときの対処法を解説します!
Contents
「ジェラシー」とはどういう意味?やきもちとの違いは?
ジェラシーの意味
まずはジェラシーの正しい意味を辞書でみてみましょう!
ジェラシー【jealousy】
嫉妬 (しっと) 。ねたみ。やきもち。
最近は「ジェラシーを感じた」という意味の「ジェラってる」という表現もあるんだとか。
ジェラシーの類語
1.嫉妬
しっ‐と【嫉妬】
1 自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。
2 自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気 (りんき) 。
2.妬み
ねたみ【妬み/▽嫉み】
ねたむこと。嫉妬 (しっと) 。そねみ。
3.やきもち
やき‐もち【焼(き)餅】
1 火であぶって焼いた餅。
2 《嫉妬 (しっと) する意の「焼く」に餅を添えていった語》嫉妬。ねたみ。
どの言葉もあまり意味に差はないようですが、やきもちのほうが嫉妬より少しだけかわいい印象もありますよね。
ジェラシーの使い方は?
ジェラシーという言葉は、どんなふうに使えるのでしょうか? 例文で解説します。
1.「恋人が他の異性と話しているのを見てジェラシーを感じた」
歌詞などに出てくるジェラシーや嫉妬という言葉は、恋愛に関係したものが多いですよね。一般的にも恋愛で恋人に感じることが多いのではないでしょうか。好きな人が他の人に取られてしまわないかと、もやもやする感じです。
2.「同僚のほうが上司からいつも褒められていてジェラシーを感じる」
自分よりできる人に対して感じる感情はこんな風に表現できます。「私のことももっと褒めてほしい」「私だって必死になればできるんだから」など、複雑な気持ちが入り乱れています。
女性がジェラシーを感じた瞬間
Q.彼氏に対して嫉妬してしまったことはありますか?
ある…44%
ない…56%
彼氏に対し、嫉妬した経験がある女性は44%! 今回のアンケートでは半数弱となりましたが、どんなときにジェラシーを感じたのか聞いてきました。
ジェラシーを感じるのはこんな瞬間
- 「彼がキャバクラ、風俗に行く」(29歳・パート)
- 「元カノの話を聞いたとき」(23歳・学生)
- 「交友関係」(24歳・パート)
- 「女友達と仲良くしている」(23歳・学生)
- 「自分のことはあまり褒めてくれないのに他の女の人を褒める」(26歳・無職)
- 「飲み会によく行くこと」(20歳・学生)
元カノや女友達はやはりジェラシーとなる対象の定番。気になって当然ですよね。他にも、友達を優先されたり褒められたりしたときなんだか寂しい気持ちに。心を許しているからこそなのかもしれませんが、嫌なことは伝えたほうがいいかも。
ジェラシーは嬉しい?男性の本音
Q.彼女からやきもちを妬いてほしいですか?
どんどん妬いてほしい…13%
たまにならかわいいけど、いつもだと困る…58%
極力妬いてほしくない…33%
男性に、彼女のやきもちをどう思うか聞いてみたところ、積極的には妬いてほしくないと考える男性が多数。「たまにならかわいいけど、いつもだと困る」が約6割という結果になりました。一言でやきもちといっても、「かわいいやきもち」と「ウザいやきもち」があるようです!
ジェラシーを感じたときの対処法
最後に、「自分の嫉妬心をコントロールするための心理テクニック」をご紹介。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.競わずに自分の価値を認めてあげて
誰かに嫉妬するというのは、その人を所有したいという気持ちの表出だといえます。ただ、嫉妬心は破壊的な感情のひとつで、悲劇を招くことも少なくありません。嫉妬をすると、愛する人だけでなく自分自身も傷つけてしまうことだってあります。ネガティブな感情の渦に巻き込まれないようにしましょう。そのために大切なことは、競争をやめることが大切です。また、それと同時に自分の価値を認めてあげましょう。自分の価値に自信が無いからこそ、誰かと比べて自分の価値を知りたくなってしまうのです。自分の軸ができていれば、嫉妬をすることは自ずとなくなるはずです。
2.その嫉妬心、自分を磨く“きっかけ”かも!?
嫉妬心の根源は、自分の大切なものを他の誰かに奪われるのではないか、という気持ちに由来しています。そこで、その不安感を“自分磨き”の原動力に変えていくのが最も建設的です。そして、どんどん魅力的になっていく自分を体感し、彼にアピールしていきましょう。ネガティブなイメージにとらわれず、あなた自身の価値を高めていくことで、いずれ嫉妬心は消えてなくなるでしょう。
3.不安や心配を抱え込まず冷静に彼へ伝える
嫉妬の不安や心配は、自分ひとりで抱え込んでしまうと、心理的にどんどん悪い方へと妄想が膨らんでしまいます。事実ではありえないことも、勝手に考え込んで彼を責めてしまうことだってあるでしょう。そこで、嫉妬心を自分で感じたら、彼に心配ごとを感情的にならず「冷静に」話して、納得するまで聞いてもらいましょう。そうすることで、嫉妬心の芽を摘み取ることができるはずです。
4.何があっても恋人を「信用する!」と決意する
心から彼のことを愛していれば、たとえ他の女性と話していても、彼を信用することができるはずです。彼を信じられないからこそ嫉妬してしまうのです。そこで、「どんなことがあっても信用する!」と決心してみましょう。心理学には“ピグマリオン効果”というものがあり、これは「期待されるとその通りに人は変わっていく」という理論です。彼を信じていれば、彼もあなたのその信頼に応えられるように変わるはずです。
【まとめ】
いくつになっても恋愛やその他の生活の中で、ジェラシーを感じてしまうことはあるもの。ですがジェラシーを燃やしてもあまりよいことはありません。せっかくならその気持ちを自分磨きへと昇華させてみてくださいね!