ジェラシーの意味とは?嫉妬してしまいやすい瞬間や気持ちを抑えるテクニック

「ジェラシー」の意味とは?嫉妬しやすい瞬間と対処法

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恋人が他の女性と仲良くしていたり、友達が自分よりモテていたり…。そんなときにジェラシーを感じてしまうという人もいるかもしれません。今回はジェラシーの意味や類語・使い方から、ジェラシーを感じやすい瞬間までまとめました。また嫉妬心を抑えるテクニックもご紹介します。

「ジェラシー」とはどういう意味?やきもちとの違いは?

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ジェラシーの意味

まずはジェラシーの正しい意味を辞書で確認してみましょう!

ジェラシー【jealousy】 
嫉妬 (しっと) 。ねたみ。やきもち。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

「ジェラシーを感じた」という意味の「ジェラってる」という表現も。

ジェラシーの類語

1.嫉妬

しっ‐と【嫉妬】 

1 自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。
2 自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気 (りんき) 。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

2.妬み

ねたみ【妬み/▽嫉み】 
ねたむこと。嫉妬 (しっと) 。そねみ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

3.やきもち

やき‐もち【焼(き)餅】
1 火であぶって焼いた餅。
2 《嫉妬 (しっと) する意の「焼く」に餅を添えていった語》嫉妬。ねたみ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

どの言葉もあまり意味に差はないようですが、やきもちのほうが嫉妬より少しだけかわいい印象もありますよね。

ジェラシーの使い方は?

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ジェラシーという言葉は、どんなふうに使えるのでしょうか? 例文で解説します。

1.「恋人が他の異性と話しているのを見てジェラシーを感じた」

歌詞などに出てくるジェラシーや嫉妬という言葉は、恋愛に関係したものが多いですよね。一般的にも恋愛で恋人に感じることが多いのではないでしょうか。好きな人が他の人に取られてしまわないかと、もやもやする感じです。

2.「同僚のほうが上司からいつも褒められていてジェラシーを感じる」

自分よりできる人に対して感じる感情はこんな風に表現できます。「私のことももっと褒めてほしい」「私だって必死になればできるんだから」など、複雑な気持ちが入り乱れています。

ジェラシーを感じやすい瞬間

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では女性たちはどんなときにジェラシーを感じるのでしょうか。聞いてみました。

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)

1.好きな人が他の女性と話をしている/連絡をとっている

  • 「彼氏が女性とLINEをしていた」(29歳・会社員)
  • 「彼氏が女性と話しているとき」(26歳・会社員)
  • 「彼が女性と親しく話してるとき」(26歳・会社員)
  • 「好きな人が他の人と話していると嫌」(25歳・アルバイト)

好きな人には自分のこをと見てほしいと思うのは当然ですよね。他の人と話をしているのを見るだけで「何を話しているんだろう」「私ともっと話して」と思ってしまう女性は多いようです。

2.彼が他の女性と仲良さそうにしている

  • 「彼氏が他の女性と近い距離で仲良さそうにしていた」(25歳・会社員)
  • 「彼が女性とベタベタしてるとき」(22歳・会社員)
  • 「自分の知らない時に、彼が関係性の分からない女性と会ってるとき」(24歳・会社員)
  • 「彼が他の女性と遊ぶ」(22歳・会社員)
  • 「他の女性に優しい」(23歳・会社員)

彼氏が他の女性と連絡を取っていたり仲良さそうにしていると、不安とともにジェラシーを感じるという人も。ただ嫉妬しすぎて「他の女性と話すの禁止!」なんて言わないように気を付けましょう。

3.彼が他の人を気にしている

  • 「元カノの話を聞いたとき」(25歳・アルバイト)
  • 「好きな女性芸能人の話をしたり、デートのとき他の女性をジロジロみている」(23歳・学生)
  • 「彼氏が他の人に興味を持っているとき」(27歳・会社員)
  • 「他の女性を見たり、会話したりしてるとき」(28歳・アルバイト)

彼氏から他の女性の話が出てくるのも嫌だと感じる女性も。デート中などに彼が他の女性に目を奪われていたら悲しいですよね。

4.彼がほかの人と仲良くする

  • 「彼氏が友達と仲良くしていたとき」(26歳・会社員)
  • 「彼が自分より友達を優先」(27歳・専門職)

女性相手だけではなく、彼氏の友達にもジェラシーを感じる人も。彼氏のことが好きすぎてずっと一緒にいたいタイプは、本音では友達との遊びにも行ってほしくないのかも。

ここまでは好きな人や彼氏へのジェラシーでしたが、ここからは女友達にジェラシーを感じる瞬間をご紹介します。

5.友達のルックスが自分より良いとき

  • 「見た目がきれいだと感じたとき」(23歳・学生)
  • 「かわいいから」(25歳・学生)
  • 「スタイルの良さを感じたとき」(23歳・会社勤務)

自分より可愛かったりキレイだったりする友達にジェラシーを感じてしまう女性は多数。見た目が良いことによって男性からモテているのを知ると余計に嫉妬心が高まります。

6.友達が自分が持っていないものを持っているとき

  • 「自分には持っていないものを持っているとき」(25歳・専業主婦)
  • 「自分にはできないことしているとき」(26歳・専業主婦)
  • 「特技があること」(23歳・パート・アルバイト)

人にはそれぞれ向き不向きがあります。とはいえ、隣の芝生は青く見えるもの。自分にない能力を備えている人が間近にいると「羨ましいなぁ」と感じるのは仕方がないのかもしれません。

7.友達が恋人と幸せそうにしているとき

  • 「彼氏もいて旅行など楽しんでいると知ったとき」(28歳・パート・アルバイト)
  • 「彼氏がいて幸せそうなとき」(29歳・無職)
  • 「彼氏ができて、なかなか遊ぶ時間がとれなくなったとき」(29歳・派遣社員)

本当なら友達の幸せを一緒に喜んであげるべきなのかもしれませんが、実際は嫉妬するという女性が多いようです。「ずっと恋人作らずに仲良く遊ぼうね」なんて言っていた友達に先に彼氏ができたら正直ショックという声も。

ジェラシーは嬉しい?男性の本音

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Q.彼女にやきもちを妬いてほしいですか?

やきもち妬いてほしい?

どんどん妬いてほしい 9%
たまにならかわいいけど、いつもだと困る 58%
極力妬いてほしくない 33%

男性に、彼女のやきもちをどう思うか聞いてみたところ、積極的には妬いてほしくないと考える男性が多数。「たまにならかわいいけど、いつもだと困る」が約6割という結果になりました。一言でやきもちといっても、「かわいいやきもち」と「ウザいやきもち」があるようです!

ジェラシーを感じたときの対処法

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最後に、「自分の嫉妬心をコントロールするための心理テクニック」をご紹介。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.競わずに自分の価値を認めてあげて

誰かに嫉妬するというのは、その人を所有したいという気持ちの表出だといえます。ただ、嫉妬心は破壊的な感情のひとつで、悲劇を招くことも少なくありません。嫉妬をすると、愛する人だけでなく自分自身も傷つけてしまうことだってあります。ネガティブな感情の渦に巻き込まれないようにしましょう。

そのために大切なことは、競争をやめることです。また、それと同時に自分の価値を認めてあげましょう。自分の価値に自信がないからこそ、誰かと比べて自分の価値を知りたくなってしまうのです。自分の軸ができていれば、嫉妬をすることは自ずとなくなるはずです。

2.その嫉妬心、自分を磨く“きっかけ”かも!?

嫉妬心の根源は、自分の大切なものを他の誰かに奪われるのではないか、という気持ちに由来しています。そこで、その不安感を“自分磨き”の原動力に変えていくのが最も建設的です。そして、どんどん魅力的になっていく自分を体感し、彼にアピールしていきましょう。ネガティブなイメージにとらわれず、あなた自身の価値を高めていくことで、いずれ嫉妬心は消えてなくなるでしょう。

3.不安や心配を抱え込まず冷静に彼へ伝える

嫉妬の不安や心配は、自分ひとりで抱え込んでしまうと、心理的にどんどん悪いほうへと妄想が膨らんでしまいます。事実ではありえないことも、勝手に考え込んで彼を責めてしまうことだってあるでしょう。そこで、嫉妬心を自分で感じたら、彼に心配ごとを感情的にならず「冷静に」話して、納得するまで聞いてもらいましょう。そうすることで、嫉妬心の芽を摘み取ることができるはずです。

4.何があっても恋人を「信用する!」と決意する

心から彼のことを愛していれば、たとえ他の女性と話していても、彼を信用することができるはずです。彼を信じられないからこそ嫉妬してしまうのです。そこで、「どんなことがあっても信用する!」と決心してみましょう。心理学には“ピグマリオン効果”というものがあり、これは「期待されるとその通りに人は変わっていく」という理論です。彼を信じていれば、彼もあなたのその信頼に応えられるように変わるはずです。

【まとめ】

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よっぽど自分に自信があり満足している人でない限り、ジェラシーを感じてしまう瞬間は誰にでもあるはず。嫉妬心を持つことをマイナスに捉えすぎず、自分の成長の機会だと前向きに考えられるといいかもしれませんね。