大人になってから、新しい友達ってどうやってつくるの…? 学生時代のように自然とできるわけではないからこそ、みんなの出会いのきっかけが気になるところ。
そこで今回は、株式会社ビズヒッツが運営するBiz Hits Career blogが社会人500人(女性352人/男性148人)を対象に実施したアンケートをもとに、「大人になってから友達ができたきっかけ」「この人とは友達だなと感じる瞬間」「大人の友情に求めるもの」それぞれのランキングをご紹介! 友達づくりのヒントにしてみてくださいね。
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◆「大人になってから友達ができたきっかけ」ランキング
1位:仕事
「転職した職場で、年齢は離れていたが同じ時期に入職した同期と仲良くなった。同じ時期に同じような悩みを抱えていることが多く、励まし合い支え合いながらともに成長でき、なんでも話せる友人となったように思う」(女性)
「仕事仲間や取引先の人。最初は仕事を通じての会話だけでしたが、次第に共通点が多いことに気づき、話が弾んでプライベートの付き合いもするようになりました」(男性)
やっぱり大人になると、仕事きっかけの出会いが圧倒的に多い! 同じ目標に向かって頑張る仲間だったり、仕事の悩みを共有できる存在は、自然と心の距離も縮まるもの。とくに同期やよく話す取引先の人など、ふとした会話から深い関係に発展することも多いようです。
2位:育児
「子どもが産まれて、支援センターや幼稚園などで知り合いになった」(女性)
「子どもの習い事(野球)の付き添いで」(男性)
子どもができると、親同士のつながりもぐっと広がるチャンス。保育園や支援センター、習い事の付き添いなどで定期的に顔を合わせるうちに「最近どう?」「わかる〜」と共通の話題で仲良くなれるのが魅力。気づけばママ友から、何でも話せる“戦友”みたいな関係になることも!
3位:趣味
「好きなアーティストのライブに行った際、周囲の人とチケット番号を確認し合っていたら雑談に発展して、友達になった」(女性)
「趣味のロードバイクで、いつもの周回コースを走っているとよく会うので、言葉を交わすようになったのがきっかけです」(男性)
“好き”が共通していると一気に距離が縮まるのが、趣味つながり。ライブやスポーツ、推し活など自然と会話が生まれるシーンも多く、雑談から仲良くなるケースも。「この人となら話が合いそう」と感じたら少し勇気を出して声をかけてみると、思わぬ友情が芽生えるかも。
4位:SNS
「SNSで同じ仕事をしている人とつながった」(女性)
「性格的に習い事をする勇気もなければ、職場の同期と仲良くなることも難しい人間でした。そのためSNSでの『お互いにお互いのことを何も知らない。でも、好きなものは共通している』という状況が自分にとても合っていたのだと思います」(女性)
最近はSNSを通じて友達ができることも当たり前に。共通の趣味や職業、推しがきっかけでつながれるのが魅力ですよね。海外の人などリアルでは出会えないような人とも仲良くなれて、本名も顔も知らないからこそ話しやすく感じることもあるはず。ただし、ネット上での出会いは安全面への配慮を忘れずに。
5位:習い事
「3年くらい前に音楽教室でエレキベースを習い始めた。年2回の発表会でグループをつくるので、いろんな人と仲良くなった」(女性)
「生け花教室へ通っていた仲間」(女性)
「やってみたかったから始めた習い事が、素敵な出会いにつながった!」という声も多数。音楽や生け花、ダンスや料理など、年齢も職業もバラバラな人たちが集まるからこそ、予想外の友達ができることもあります。発表会やグループワークなどは自然と会話が生まれやすいのもメリット。
◆そもそも友達のラインって?「この人とは友達だなと感じる瞬間」ランキング
1位:気を使わず付き合える
「気を使わずにいられて、無言でも気まずくならない。無理なことははっきりと言える関係」(男性)
「無理をしないで会話ができる」(女性)
無言でも気まずくならず、素直に気持ちを伝えられる…そんな“気を使わない心地よさ”は、友達としての信頼や安心感があるからこそ。無理に盛り上げなくても一緒にいられる関係ってやっぱり特別ですよね。
2位:価値観が合う
「嫌だなと思うことや楽しいと思うことが似ていて、価値観が合うなと感じたとき」(女性)
「人生における価値観や、仕事で大切にしたいメンタリティに近いものを感じるとき」(男性)
好きなことや嫌なことの基準が似ていると、一緒にいてラクだし、会話の相性もいい。自分の考えを否定されることが少ないので、自然とお互いが関わりやすく感じるのかも。
3位:一緒にいて楽しい
「長時間でも気兼ねなく、楽しい時間を過ごせる」(女性)
「一緒にいて楽しいし、話をしていると時間が早く過ぎる」(女性)
時間を忘れて話せたり、何気ないことで笑い合えたり。一緒にいて「なんか楽しい!」「楽しすぎてつい時間を忘れちゃう」と思える関係は、シンプルだけど一番の友情の証。
4位:悩みを話せる
「なんでも悩みが打ち明けられて、間違えてるところは怒ってるくれるときです」(女性)
「あまり人に言えない愚痴や悩みなども話せる」(女性)
弱みや本音を見せられるのは、信頼しているからこそ。話した後に「心がいくぶん楽になった」と感じられる相手って本当に貴重です。
5位:一緒に出かける
「プライベートの時間で、予定を合わせて会う」(女性)
「プライベートでよく会う。とくに二人きりで気楽に会える人は、友達と感じます」(男性)
わざわざ予定を合わせて出かけるのは、「この人と過ごしたい」「仲良くしたい」と思っている証。2人で会う時間が増えるほど友情も深まっていきます。
6位:話が合う
「同じ話題で盛り上がれる」(女性)
「自分と相手の話がすごく合ったときに、友達だなと感じます」(男性)
話題が合ってテンポよく会話が続くと、それだけで「この人とは気が合うな」と感じるもの。会話は相性やフィーリングがわかるいちばんのツールです。
7位:信頼できる
「人の悪口を絶対に言わないので、信頼できる」(女性)
「夫の仕事のことや家庭のことを詳しく話さなくてもなんとなくわかってくれることが楽で、信頼して話せるときです」(女性)
「この人なら大丈夫」と思える安心感って、簡単に得られるものではありません。裏表なく誰にも言えない話もついポロッと話せちゃう…そんな信頼関係は、人生の宝物として大切にしていきたいですよね。
◆親しき中にも礼儀あり。「大人の友情に求めるもの」ランキング
1位:適度な距離感がある
「ほどよい距離感を保ちながら付き合っていけることは、大人の友情として大事だと思う。どうしても大人になると踏み込まれすぎると構えてしまう部分があり、逆に踏み込みすぎることで、友情が壊れてしまうこともあると思うので」(女性)
「ある程度の距離感を保って、お互い依存せず自立した関係を求めます」(女性)
大人の友情において、お互いの生活や時間を尊重しながら“ちょうどいい距離感”を保てることが、何より大事なようです。「干渉しすぎないけど、いざというときにはそっと寄り添ってくれる」関係って素敵ですよね!
2位:自然体でいられる
「ありのままの自分自身を受け入れてくれる人。見栄や虚勢を張らずに、楽しめる人」(男性)
「『自分を必要以上に大きく見せなくてもいい』ということでしょうか。仕事の付き合いだと、実力以上の自分を見せないと侮られてしまいます。でも友人には素の自分を見せられるので楽です」(男性)
背伸びをしたり飾ったりせずに“素の自分”で関われる人は、本当に貴重。いつも誰かに評価されているような大人だからこそ、肩の力を抜ける相手がいるだけで心がじんわり軽くなります。
3位:共通の話題がある
「共通の趣味をもち、一緒に楽しめる時間があること」(男性)
「共通の話題があることと、立場が同じことです」(女性)
趣味や仕事、ライフスタイルなど何かひとつでも共通点があると、話が弾み自然と仲も深まりますよね。大人になると価値観や生活ペースが人それぞれになってくるからこそ、「わかる〜!」なんて言い合える時間は大切。会うたびに会話が楽しいと感じる人は、自分にとってエネルギー源になるはず。
4位:価値観が似ている
「同じような経済力があり、時間などの価値観が合うこと」(女性)
「大人の友情に年齢は関係なく、価値観が合うかどうかが大切だと思います」(女性)
どれだけ仲が良くても、価値観が合わないとすれ違いが増えてしまうもの。逆に価値観が似ていれば、すべて話さなくても伝わる安心感があります。お金や時間の使い方、他人への思いやり…。大人の友情では「何を大切にしているか」が一致していることが、長く心地よい関係を続けるカギになるのかも。
5位:尊重し合える
「価値観の違いがあっても、お互いの意見を受け止めて尊重し合えることが重要だと思います」(女性)
「仕事の忙しさや金銭面などに差があっても、尊重し合える」(女性)
違いを認め合うことは、時に友情をより豊かにしてくれる要素になります。たとえ価値観が異なっても相手を否定せずに受け止められる関係は、心にゆとりのある大人だからこそ築きやすいもの。お互いの忙しさや考え方に理解を示し合えると、「この人とは長く付き合っていけそう」と感じられますよね。
6位:なんでも話せる
「弱みを打ち明けられることや、やりたいと思っていることについて遠慮せずに伝えられることです。『○○歳なのに』などと否定されずに、応援してくれる関係を求めています」(女性)
「悩んだり迷ったりしたときに、気軽に話したり相談できたりする」(男性)
本音で話せる相手は大人になるにつれて減っていきがち。なので弱みを見せたり、夢や不安を安心して語れる友達は心の拠りどころに。「年齢や立場に関係なく、ちゃんと自分の気持ちを聞いてくれる」…そんな相手がいてくれるだけで、ちょっと前を向けるような気がしますよね。
7位:助け合える
「頻繁に会っていなくても友達で、困ったときには助け合えるような仲」(女性)
「損得なしだけど、ウィンウィンなところもある」(男性)
社会人は忙しさゆえに、連絡の頻度や会う回数では友情の深さを測れなくなることも。そんな中でも「困ったときはお互いさま」と、ふとした瞬間に助け合える関係があると、人生がよりあたたかく感じられます。
大人なると、自然と新しい人間関係を築くハードルが上がりがち。でも実際には、仕事や趣味、日常の何気ない出会いから、素敵な友情が生まれることも少なくありません。
「この人、なんだか波長が合いそう」「もう少し話してみたいな」と感じたら、その直感を信じて自分から話を振ってみると、きっと一生の友達に巡り合えるチャンスが訪れるはずですよ♡(Mai)