【行動心理学】目の動きを追うことでわかる!相手の嫉妬深さ

【行動心理学】目の動きを追うことでわかる!相手の嫉妬深さ

(c)shutterstock.com

行動心理において、人が考えたり悩んでいる時の“目線の動き”は、感覚と記憶の想起法と連動しているとされます。「目線の上・下」は記憶やイメージの呼び起こし方と密接で、「目線の左・右」は未来へのイメージあるいは、過去の体験と結びついています。実は、そこからあることを知ることがわかるのです。そこで今回は行動心理学の観点から「目の動きを追うことでわかる! 相手の嫉妬深さ」をご紹介いたします。

※少し考えさせられる質問を相手にした際に、眼球がどの方向に移動するか注目してみましょう。

■右上に移動した場合……「愛しさ余って憎さ百倍」タイプ

右上に移動した人は付き合っている相手やパートナーが、自分にしてくれたことをきちんと覚えているタイプ。そのため、受けた恩や優しさを忘れない義理堅い性格だと言えます。ただし、それだけに相手が自分以外の異性に親しそうにしていると、初めは我慢しつつもジワジワ嫉妬心がこみ上げてきて、それとなく相手の動向に探りを入れるでしょう。もしも証拠が取れようものなら「愛しさ余って憎さ百倍」とばかりに、相手を責め立てるかもしれません。

■左上に移動した場合……感情に波がある空想・妄想タイプ

左上に移動した人は想像力が豊かで心配症な性格だと言えます。そのため、恋人やパートナーが他の異性と親しくしているのを見るだけで、不安になってしまうでしょう。特に相手が最近そっけなかったりすると、ひとり思い悩んで陰で嫉妬することも。でも、相手の優しさを感じると、「自分を一番に想ってくれている」と勝手に納得し、安心するといった楽観的な部分もあります。やや感情に波があるタイプと言えるかもしれません。

■右下に移動した場合……納得いくまで追求する「探偵」タイプ

右下に移動した人は頭の回転が速く記憶力に優れており、恋人が自分に言ったことをキチンと覚えているタイプだと言えます。そのため、相手の矛盾が見つかると、納得いくまでそこを追求するかもしれません。たわいもないことなら良いのですが、異性が絡んでくるとなると、まるで「探偵」のように相手の身辺を調べ上げ、白黒ハッキリさせるはず。ある意味、一番嫉妬深く、「自分が一番愛されている」という確認が取れない限り許さないかも。

■左下に移動した場合……相手を信じ込んで浮気されやすいタイプ

左下に移動した人はとても純粋で信じやすいタイプだと言えます。人並みの嫉妬心は持っているのですが、恋人やパートナーの言葉を信じ込んでしまう傾向があるようです。そのため、客観的にどう見ても浮気の匂いがすると思っても、相手から「あなたが一番だよ」と言われると、それで納得してしまうところが。言葉ではなく、実際の態度も併せて判断していかないと、浮気される心配もあるので注意が必要です。

まとめると……

右上…過去視覚タイプ:想い出に照らし合わせて嫉妬する

左上…未来聴覚タイプ:思い込みから嫉妬する場合も

右下…過去聴覚タイプ:相手の言葉の矛盾から嫉妬する

左下…未来聴覚タイプ:相手の言葉を信じやすい

おわりに

心理学においては、身体の五感(聴覚・視覚・嗅覚・味覚・触覚)にフォーカスしたNLP(神経言語プログラミングの略)から、アイ・アクセシング ・キュー(またはアイ・パターン)という考え方があります。これを応用すると、ちょっとした質問を考える際に、目線がどちらへ動いたかを分析することにより、その人の思考パターンを把握することが可能になります。そのため、どれくらい嫉妬しやすいのかも判断できるのです。嫉妬心は最も「原始的な感覚」と言われるため、このアイ・パターンにより認知しやすい感情のひとつだと言えるのです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。