デートに遅刻しそう!という状況になったことはありますか? とにかく急いで着くことを優先して連絡しない人もいれば、まずは連絡するという人もいるでしょう。今回は「連絡ありで30分遅刻する」「連絡なしで10分遅刻する」のどちらが嫌か、男性に調査してみました。
Contents
「連絡ありで30分遅刻」と「連絡なしで10分遅刻」男性が嫌なのはどっち?
さっそく、20~30代男性200人に聞いた結果をご紹介します。
Q.デートに相手が遅刻してくるとします。「連絡ありで30分遅刻」と「連絡なしで10分遅刻」ならどちらが嫌ですか?
連絡ありで30分遅刻…75人(37.5%)
連絡なしで10分遅刻…125人(62.5%)
「連絡なしで10分遅刻」のほうが嫌という男性が6割以上と多数派でした。待たされる時間は3倍もあるのに…。「連絡なし」はかなりマイナスイメージが強いようです。
連絡なしで10分遅刻のほうが嫌な理由
それではそれぞれの理由も見てみましょう。まずは連絡なしで10分遅刻が嫌派から。
1.連絡がないと心配だから
- 「連絡があれば安心するから」(33歳・会社勤務)
- 「連絡があるという誠実さが伝わる」(36歳・会社勤務)
たしかに、連絡もなく遅刻されると、「何かあったのかな」と心配してしまいますよね。トラブル発生や事故など、悪いほうに想像してしまい怖くなるという男性もいるのかもしれません。
2.連絡は最低限のマナー
- 「連絡がないのは非常識に思うから」(27歳・その他の職業)
- 「連絡ないのは人としてダメ」(32歳・会社勤務)
連絡をするのは最低限のマナーと考えている男性も多いようです。たしかに、遅刻しそうだなとわかった瞬間に連絡を入れるのが誠実な対応ですよね。
3.時間が予想できないのが嫌
- 「連絡がないといつまで待たされるのかがわからないから」(29歳・派遣社員/契約社員)
- 「連絡があれば心の準備ができるから」(25歳・会社勤務)
相手が遅刻してくることがわかっていれば、他の場所で時間を潰すこともできますよね。いつ来るかわからない相手を待ち続けるのは相当な苦痛でしょう。
連絡ありで30分遅刻のほうが嫌な理由
続いては連絡ありで30分のほうが嫌という人の意見です。
1.30分は長すぎるから
- 「30分は長い」(25歳・会社勤務)
- 「連絡があったとしても30分は流石に待てないから」(38歳・会社勤務)
連絡があったとしても30分の遅刻は許せないという意見が多かったです。遅刻した理由にもよるでしょうが、基本的には余裕をもって待ち合わせに行けるようにしたいですね。
遅刻するのに連絡できない人の心理
最後に、遅刻をするとわかっているのに連絡できない人の心理について、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.相手のことを軽んじ迷惑をかけてもいいと思っている
心理学でいう葛藤とは、同時にふたつの、同じ程度の重要さである選択肢の中からひとつを選ばなければならない状況のことをいいます。通常、遅刻している状態の人にとっては、待ち合わせに向かうか遅れる連絡を入れるかのどちらかの選択肢が目の前にあります。つまり葛藤の状態といえます。
しかし、自分にとって連絡をするという選択、つまり待たされる相手の不快を取り除く行動をとらない人は、目的地に着くという自分の欲求を優先させています。これはつまり、相手に迷惑をかけても目的を達成させようという心理が絡んだ結果だといえます。言ってしまえば、待たせている相手を軽んじているから連絡を入れないのです。
2.楽観的で時間に遅れないという自信があり過ぎる
遅刻する前に連絡を入れないタイプの人は、基本的に時間の感覚が楽観的です。そのため、もし万が一に起こるかもしれないトラブルに対する予測ができていない場合が多いといえます。楽観的であるのはいいことですが、あまりいき過ぎると危機管理能力の低下にもつながります。これを楽観バイアスと言います。
たとえば、自宅を出てから目的地に着くまで、渋滞には巻き込まれず電車が遅れることもなく、道に迷うこともない…と、スムーズに到着することが当然だと思ってしまうでしょう。このように、自分が遅れるわけがないとタカをくくっている人は、精神的余裕があり連絡を入れないのです。
3.自尊感情が高いゆえに待たされる側になることを嫌う
遅刻するのに連絡をしないケースには、自尊感情が高い場合も考えられます。自尊感情の高さゆえに自分が待たされると、まるで下に見られているような気がしてしまうため、遅れる側になってしまうという構造です。
しかも、自分に非があることを認めたがらないので、連絡も入れないという結果に。待たされるのはプライドが許せないという心理から、自分が遅れるという立場を貫く人は、実は劣等感が強いケースが多いといえます。遅れても謝らずに理由をつけるタイプに多いでしょう。
3.単位時間あたりに要件を詰め込み過ぎて高負荷である
遅刻しても連絡をいれない癖がある人を観察してみると、性格の問題というよりメンタル面や環境面が影響している場合もあります。単位時間あたりに要件を詰め込み過ぎて、時間が押してしまう場合がこれに当たります。また、そうなれば当然ストレスも溜まり、注意力も散漫になるでしょう。その結果、連絡を入れるのを失念してしまう結果に。つい頑張りすぎてしまう人に多いパターンだといえます。
【まとめ】
「連絡ありで30分遅刻」「連絡なしで10分遅刻」のどちらが嫌か男性に調査したところ、「連絡なし」であることが嫌だという意見が多かったです。連絡ありにしろ、なしにしろ、何度も遅刻を繰り返していたら信頼を失います。どんなに親密な仲になったとしても礼儀は守るべき。約束の場所には余裕をもって着けるように気をつけたいですね。