【23卒就活生に聞いた!】「SDGs」に力を入れる企業の志望度が高まるワケ

就活生の9割が認知する「SDGs」。企業の取り組みは就活にも影響アリ?

23年卒(2023年3月卒業)の学生さんは、会社説明会やインターンへの参加など、そろそろ就職活動を意識し始めたという方もいるのでは?

企業を選ぶ上で、「女性が活躍できる」「福利厚生が整っている」など、企業に求める特徴は人それぞれ。ですが、実際にどんな特徴の企業が安心して働けるのかは、イメージがつきにくいですよね。

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株式会社学情は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施。

今回は、就活生における企業の志望度と「SDGs」との関連を調査しました!就活生の方は一緒に考えてみてくださいね!

23卒生の「SDGs」の認知率は「95.9%」と20代社会人より高い結果に!

まずは、「SDGs」の認知率について調査!最近よく耳にする「SDGs」ですが、みなさんは意味まできちんと答えられますか?

【23卒の学生の認知率】

「言葉も意味も知っている」78.4%

「言葉は知っている」の17.5%

「SDGs」を認知している学生は「95.9%」にまでのぼりました!大学生は授業のなかでも「SDGs」を扱うことがあるため、このような高い認知率に繋がったのかもしれませんね!

【20代社会人の認知率】

「言葉も意味も知っている」48.5%

「言葉は知っている」27.0%

20代社会人は「75.5%」の認知率と、2023年卒学生の認知率の方が、20.4ポイント高い結果となりました。この結果は少し意外かも!?

そもそも「SDGs」って?ここで簡単におさらい!

「ことばは聞いたことがあるけど、細かい意味までは…」という方もいるはず。

これからの社会とって「SDGs」は大事なワード。これを機に「SDGs」の意味を簡単におさらいしてみませんか?

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「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の頭文字を合わせた言葉で、世界193か国が貧困や環境問題の改善を2030年までに達成するために掲げた17の目標のこと。

具体的には「環境保護」「貧困」「健康・福祉」「経済活動」など、さまざまな分野の課題解決と目標達成を掲げたもので、企業の取り組みもさまざま。身近な具体例に、プラスチック製のストローの廃止や、レジ袋の有料化が挙げられます!

Q. 就活で企業の「SDGs」に関する取り組みを意識しますか?

ここからは「就職活動」と「SDGs」について注目してみましょう!あなたは企業研究や、会社説明会など就職活動において「SDGs」について意識しますか?

「意識する」21.6%

「どちらかと言えば意識する」36.0%

このように、「意識する」と回答した学生が57.6%となり、約6割に迫る結果に!

Q. 企業が「SDGs」に取り組んでいると、志望度が上がりますか?

続いては、「SDGs」に取り組む企業と「志望度」の関係について調査。志望動機の要素はたくさんありますが、あなたはにとって企業の「SDGs」の取り組みは、志望度に変化をもたらしますか?

「志望度が上がる」34.9%

「どちらかと言えば志望度が上がる」39.0%

7割以上の学生がSDGsに取り組んでいることを知ると「志望度が上がる」ことが分かりました。

【志望度が上がると回答した学生の理由】

・「社会貢献性の高い仕事をしたい」

・「社会貢献と利益の追求を両立している企業は、就職先として魅力を感じる」

・「SDGsに取り組んでいない企業は、今後成長を続けていくことが難しいと思う」

このように、「SDGs」に取り組んでいる企業は「社会貢献のための取り組みをしていそう」「環境や人を大事にしてそう」などの印象を持ちやすいようですね。

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今の就活生は、コロナ禍でアルバイトの収入が不安定になりやすく、大学生活も就職活動も先が見えず、将来が不安になりますよね。

そこで、「SDGs」の取り組みを行っている企業は、「これからも成長しそうな企業」「時代に合った働き方ができそう」という印象を持ち、「安定」を重視する今の就活生にとって魅力に感じるかもしれません。就活生の方は、企業を選ぶ際に参考にしてみてくださいね!(広川彩希)

■調査概要
・調査対象:「あさがくナビ2023(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
・調査方法:Web上でのアンケート
・調査期間:2021年6月25日~2021年7月29日
・有効回答数:936名

情報提供元/株式会社学情