夏に恋人をつくる! 恋のきっかけをつくるための行動心理学

夏に恋人をつくる! 恋のきっかけをつくるための行動心理学

夏は恋の季節! あまり恋に関心がなかった人でも、誰かと一緒にこのシーズンを満喫したいという気持ちになりますよね。思い立ったが吉日、さっそく今日からアクションを起こしていきましょう! でも、やり方を間違えるとイタい思いをしてしまう結果に……。そこで今回は、「夏に恋人をつくる! 恋のきっかけをつくるための行動心理学」についてご紹介いたします。

■一目惚れされる装いは“○○○スタイル”

心理学においては、後ろ姿が印象的な人は一目惚れされやすいという説があります。これは伸びた背筋や張りのあるお尻が印象的だと「正面からどんな人か見てみたい」という心理が働くためです。つまり、シャツやコートの裾でお尻を隠すと、恋が生まれる可能性を下げていることに。そのため、自分のヒップラインを綺麗に見せてくれるジーンズなどは夏の恋の秘密兵器になるのです。同じく、適度な“気崩し”スタイルも一目惚れを促す服装だとされます。見た人が“認知的不協和”を起こし、もっと知りたいという気持ちが恋心に結びつく可能性があるからです。

■相手とラブラブな友達をマネる

あなたの友達の中に、恋をしていて毎日が楽しそうな方はいますか? もしいたとすれば、迷わずその人のメイクやファッションを自分の中に取り入れてみましょう。心理学では“同一化”という理論があり、その人の要素を取り入れることにより、自分に自信をつけることができるのです。もしもあなたが、この夏恋をしたいけど今一歩踏み出せない…… という気持ちなら、思い切ってマネしてみるのもひとつの方法です。また、恋していて幸せそうなタレントさんをマネするのもアリです。

■恋人募集中を告知! 理想は異性の友人からの“おススメ”

好きな相手を見つけることができても、なかなか自分からはアタックできないものですよね。そんな時は、友人からのアシストが効果的。でも、自分と同性の友人を味方につけても、実はあまり効果は高くありません。心理学実験によると、後押ししてもらう友人は“異性”である方が効果的であるという結果が出たそうです。そうすることで、相手は「フィキシング・ソリューション効果」直訳すると“決断への覚悟”が促され、あなたに好意を抱きやすくなるのです。夏の恋こそ、ダブルデートや複数人でのアプローチが効果的と言えます。

■“成功率50%”の存在になってハマらせる

心理学者のアトキンソンによると、行動を起こすためのやる気は“達成動機の強さ+本人が思う成功確率+成功した際の報酬”という方程式によって導き出されると発表しました。ここで重要なのが、本人が思う“成功確率”の部分です。成功確率が高い方がやる気も触発されると思われがちですが、実はそうでもなく、「成功確率50%」が最もやる気を起こしたという心理実験結果があります。つまり、人は確実に恋が成功する、確実に失恋すると分かっている相手よりも、半分くらいの確立で成功するかもしれないと思う相手の方が、追いかけたくなるのです。そこで、きっかけが生じてお誘いがあったとしても、即OKは出さないようにしましょう。いったん考えるフリをしてOKすれば、相手はあなたにハマってしまうはずです。

終わりに

実は、夏の恋は長続きしないと言われており、季節の中では秋に始まった恋が長く続く関係性を築けるのだとか。おそらく、夏は開放的な気分になり相手をよく観察せずに勢いで選んでしまうからなのでしょう。でも、そもそものきっかけをつくることができなければ、恋にたどり着くことさえできません。今からでも“種まき”をしておいて、この夏を恋のシーズンに変えてみてはいかがでしょう!?(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。