希望と現実は違うの…? 就活前と入社後の結果はこうだった
誰もが一回は体験する就職活動の壁。「ESが通らない」「面接で落とされた」など、嘆く声も多く聞こえます。想像していたよりも厳しい社会を感じるのが就職活動ですよね。では、実際就活前に思い描いていた希望と、最終的に入社した現実はどう違ったのでしょうか…? 株式会社ディスコの調査結果を基に、比較をしてみようと思います!
◆2人に1人は希望してない業種に?
自分の興味ある業種と興味がないものとでは、入社したあとの仕事への興味が変わってしまいますよね。まずは希望が大きく問われる”業界”から見ていきましょう。
就活開始当初と実際に入社した企業の業界を比較すると、希望が通った学生は6割ほど。約半数の方が違う業界の会社に入社したと、現実は厳しいことが改めて分かります。希望通りでなくても、納得できるのであれば違う業界でも仕事を楽しめそうですよね!
◆総合職>一般職
次に、コースを比較。総合職と一般職では、仕事量や給料でも違いが顕著に出てくる会社もります。男性は総合職、女性は事務職といった固定観念は変わっているのでしょうか?
前後ともに7割が総合職。希望通りのコースでの入社は85%に上り、増かが続いています。女子学生の採用に積極的な企業が増えていることに加え、人手不足によって希望のコースでの入社を後押ししているようです。
どうしてそのコースを選んだのか合わせて聞いてみました。
・総合職
「高い給与をもらい責任のある仕事をしたかったから」
「海外でバリバリ働きたかったから」
・エリア総合職
「なるべく転勤はしたくないが、やりがいの大きそうな総合職がいいと考えたから」
「地元が好きで、地元で働きたいと思っていたから」
・一般職
「バリバリ働くより、定時に帰れる仕事がよかったから」
「サポートすることにやりがいを感じるから」
総合職は給与の高さや幅広い仕事内容に、また他は転勤やプライベート重視を理由に選んだという声が目立ちました。仕事か私生活か、どちらを重視するかといった価値観の違いを感じますね!
◆やっぱり大手は…
最後に従業員規模も比較してみました。最も差が大きかったのは「300人未満」の中小企業に希望していた方と実際に入社した方の数値。希望していた数字から約2倍に増えています。就活中は大手志向の方も希望通りにはなかなかいっていないことがうかがえます。
希望通り上手くいくことは難しいようです。
ですが、希望の条件のうちどれかは叶えることができそう。自分にとって何が一番の条件か考えるのも就活で大切ですね! (齋藤有紗)
情報提供元/株式会社ディスコ