相手のことをもっと好きになるカップルの会話のポイント
大好きな彼と付き合いがスタートして、カップルに慣れた瞬間というものは天にも昇る心地ですよね。でも、付き合いはそうそう甘くないもの。気を抜くと別れの危機にさらされてしまうことも。そうならないためにも、お互いをもっと好きになるための努力をしてみましょう! そこで今回は、相手のことをもっと好きになるカップルの会話のポイントをご紹介いたします。
■恥ずかしがらずお互いを呼び捨てし合う
もしも彼と晴れてカップルになれたら、すぐにやるべきことがあります。それは、相手の下の名前で呼び捨てにし、自分も下の名前で呼んでもらうことです。それまで名字で呼んでいたり、さん付けしていたとしても、呼び方を切り替えてみましょう。心理学で見ると、人には、聞いていて気持ちのいい音があるとされます。それは、自分の名前です。人は自分の聞いている音を選んで耳に入れており、関心の薄い音は雑音として処理しています。中でも自分の名前は最も聞こえやすく、聞いていて心地のいいもの。そのため、お互いの名前を、親しみを込めて呼び合いましょう。きっとお互いのことがもっと愛おしくなるはずです。
■相手を動かす上手なほめ方を意識して
人はほめられることで、認められた・期待に応えることができたと考え、モチベーションが向上していきます。このように期待をかけられると答えたくなる心理を、ピグマリオン効果と呼びます。もしも彼を動かしたいなら、上手にほめることを心がけるといいでしょう。そうすることで、お互いに居心地のいい付き合いができるはず。そのためのポイントは、結果よりも結果に至るまでの努力や過程をほめること。心理学者キャロル・デュエックの実験によると、人は努力をほめられたほうが、より困難な課題に取り組むやる気が湧いてくるのです。あなたがほめ上手になれれば、きっとさらに相思相愛になれるでしょう。
■思いを伝える正しい叱り方を心がけて
付き合っていればさまざまなことが起こります。それは、ポジティブなことだけではなく、ネガティブなことも少なくありません。そんなときは、彼を上手に叱ることも大切なコミュニケーションのひとつです。でも、いかに相手に期待する思いがあるとしても、ミスにいら立つ気持ちをそのままぶつけるのはNGです。心理的に、怒りの感情をぶつけられたという印象が強くなり、思いが伝わりにくくなってしまうのです。そこで、叱る前後に感謝の気持ちやほめ言葉を挟んで、指摘を受け入れられやすいようにしましょう。また、周囲に人がいない状態でそっとミスを指摘するなど、相手のやる気をそがないよう配慮が必要なのです。彼と同じ目線、対等の関係で注意することができれば、ケンカすらも仲良くなるための材料になれるはずです。
■長所だけでなく短所もきちんと話す
好きな相手には、なるべく自分のいい面を見てほしいものですよね。でも、カップルになったのなら、長所だけを見せようとするのは避けたほうがいいかもしれません。心理学では、自分の短所を伝えることで、相手にさらに信頼してもらえるのです。人は、いいところばかり強調されると、本当かな? と疑ってしまうもの。そのため、自分の短所を先に示した上で、それを差し引いてこんなにいいところもあると伝えると、彼はより信頼してくれるようになるのです。これを両面提示と言います。そのため、長所と短所の両面を提示することが、相手にもっと好意を持ってもらうための方法なのです。
仲のいいカップルの会話を聞いていると、ある2つのことに気がつくはずです。それは、お互いの関心ごとを尊重できているという点と、しょうもないような話題でもしょうもないと受けとらないという点があるということです。自分が興味なくても、相手の興味のあるものに関心を持ってあげられれば、自然と会話は尽きません。また、くだらない話でも盛り上がることができれば、飽きることもありません。カップルにおいて大切なことは、相手への関心と適度なコミュニケーションだということですね。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。
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