■寸暇を「惜しんで」or「惜しまず」?とにかく集中していると、時間なんてあっという間に過ぎていきます。
当たり前のように使っていた言葉なのに、実際は言い方を間違えて覚えていた……という経験、ありませんか?
そういった言葉って、そもそも間違っていること自体、気がつきにくいものですが……。
今回は、そんなややこしい日本語に関するクイズを出題します。コチラ!
「わずかの時間も無駄にしない様子」を何と言う?
これだけだと答えにくいと思うので、正しいと思う方を選んでみてください!
1 「寸暇を惜しまず」
2 「寸暇を惜しんで」
決まりましたか?
では、答えを確認してみましょう。
■正解は…コチラ!
「わずかの時間も無駄にしない様子」を表す言葉は……
2 「寸暇を惜しんで」
でした!
文化庁が発表した、平成22年度の「国語に関する世論調査」では、
本来の言い方とされる「寸暇を惜しんで」で使う人が28.1%
本来の言い方ではない「寸暇を惜しまず」で使う人が57.2%
という結果が出ています。
「寸暇」とは「ほんの少しのあき時間」(『デジタル大辞泉』より引用)のこと。
忙しいとき、何かに集中している時って、ちょっとした時間すら無駄にできない状況ですよね。
それを踏まえると、「寸暇」は「惜しい(無駄にするともったいない)」ものだと覚えることが出来るのではないでしょうか。(薄井大輔)
【あわせて読みたい】
※「Esc」「無変換」キーって何?今さら聞けないパソコン知識のおさらい【年間ランキング・PC雑学編】
※「かわる」の使い分けは?「世代がかわる」「土地がお金にかわる」「責任者がかわる」「色がかわる」全部違います!
※女子の正解率64%!「努々」って、読めますか?「つとつと」じゃないよ!