おいしくて簡単なのに「減塩」できる!たった3つのテクニック

突然ですが、皆さん、自分の血圧ってご存知ですか? 「健康診断などでたまに測るくらい」? そうですよね。私もそうでした。個人的な話で恐縮ですが、実は私はずっと低血圧でした。しかし昨年の出産後、高血圧に。

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一般的に、高血圧の診断基準は、上は140以上、下は90以上です。私は産後、疲れもあって、上が160前後をうろうろしていましたが、今は140弱まで落ち着きました。でも、年齢のせいもあるのか、以前よりはずいぶん高いです。

高血圧だと何かまずいのかというと、心臓や血管に負担がかかり、動脈硬化の原因になってしまうんです。思っていたより怖い……。私の場合、母や祖母も高血圧ということで、気をつけるように言われ、勧められたのが、減塩です。

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血圧を下げるのに、最も有効なのが、塩分を減らすことだと言われます。実は、日本は、先進国の中でもダントツで塩分摂取量が多く、その平均摂取量は男性で1日約11g、女性で約9.4g。しかし、厚生労働省が定める目標は、男性で8.0g未満、女性で7.0g未満(2015年度)。血圧が高い人は、6g未満を目指したいところ。

なんとなく知っていたものの、私は衝撃を受けました。しかし元来ズボラな私。細かな軽量などは続かず……。そんな私が続けている、簡単な減塩のコツを3つご紹介します。

 

●1「減塩商品」に切り替える

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最も簡単な方法がこれ。私も今まで知りませんでしたが、減塩商品って本当にたくさんあるんです。醤油に塩、みそなどの調味料から、ふりかけや、インスタントのスープまで。値段的には少し割高ではありますが、これらの商品に代えるだけで、塩分を控えることができます。

 

●2「とろみ」をつける

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味付けをするときに、片栗粉でとろみをつけると、少ない塩分でも味がしっかり絡み、おいしくなります。これは、後に紹介する本から得たテクニック。炒めものをするときは、先に調味料に片栗粉を混ぜておきます。

 

●3「だし」で下味をつける

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これも、本から学んだテクニック。ちょっと面倒なので、実践できないときもありますが、効果は抜群です。たっぷりのだしに、砂糖、薄口しょうゆ、塩を加えた「八方だし」と呼ばれるもので、肉や魚に下味をつけます。例えば、魚の切り身は、八方だしに漬けておきます。薄切り肉の場合は、八方だしで軽く下ゆでします。魚や肉に下味をつけることで、調味料が少なくても、おいしく仕上がるというわけなんです。私は、八方だしを多めに作って保存しています。

いかがでしたか? ご紹介した2と3の方法は、『国循の美味しい!かるしおレシピ』(著者/独立行政法人 国立循環器病研究センター 発行/セブン&アイ出版 価格/¥1,800+税)という本を参考にしています。「かるしお」とは、塩を軽く使ってうまみを引き出す、という考え方。正直、今の私には実践しきれないところも多いのですが、できることからゆるーく真似しています。

糖分や油分は気にしても、塩分ってあまり気にしないかもしれません。ちょっと年寄りじみた話と感じるかもしれませんが、健康あっての毎日! 気になる方はぜひ試してみてくださいね。(深澤 彩)

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