読者のみなさんは「小中学生の頃に流行ったモノといえば?」と聞かれたら、なんと答えますか? スマホやSNSがなかったあの頃、テレビゲームやアニメにハマったり、ガラケーで好きな人とやり取りしたり…お小遣いでお菓子や文房具を買いに行ったのもいい思い出。デジタル化やAIの発達によって便利な世の中になったけど、ふと「平成のカルチャーってよかったよなぁ…」とエモさを感じる瞬間ってあるもの♡
今回は、株式会社AppBrewが運営する美容プラットフォームアプリ「LIPS」がユーザーである10〜50代男女1,614人を対象におこなったアンケートをもとに、世代のみなさんにはあまりにも懐かしすぎる「平成女児カルチャー」をご紹介します!
Contents
「平成女児」とは?
「平成女児」とは1990年代後半〜2000年代初頭に小学生であった世代で、主に20代〜30代の女性を指します。ミレニアル世代からZ世代に所属していて、デジタルネイティブでありながら平成レトロな雰囲気に対して懐古的な感性をもっているのが特徴。アナログなキーホルダーや文具などに愛着を持つなど、個性的なセンスが際立つ世代。
平成女児カルチャーが今アツい!
ここ最近、平成女児カルチャーがリバイバル。アンケートにおいても約7割が平成女児カルチャーブームを「聞いたことがあるし、知っている」と回答! 認知率は非常に高いようです。
「平成女児」のキーワード…えっ、全部懐かしすぎて震える。
「平成女児といえば?」と質問し、多く挙がったキーワードがこちら。
◆メゾピアノ、エンジェルブルーなどのナルミヤキャラクターズ
子ども時代の憧れだった”ナルミヤ”が展開するブランド「メゾピアノ(ベリエちゃん)」「エンジェルブルー(ナカムラくん)」を挙げる声が多数。ほかにも「ポンポネット(ミントくん)」「デイジーラヴァーズ(ルッキー)」など、名前を聞いて懐かしさを感じる人も多いはず♡筆箱や下敷き、ハサミ、シール、メモ帳などの文房具、お道具箱、服など…みなさんは当時どんなグッズをGETしていましたか?
◆たまごっち
1996年にバンダイが発売した卵型の育成ゲーム「たまごっち」。小さな液晶画面の中にいるキャラクターのお世話をして成長させていくもの。お世話の仕方によって、病気になったり育ち方(進化するキャラクター)が変わったりと、結構シビアなんですよね。休日あそびに出かけるとき、首に掛けて肌身離さず持ち歩いていた人もいるはず!
◆シール、セボンスター、ほっぺちゃん
当時みんなで熱中して集めたシール、六角形のパッケージでおなじみのアクセサリー付きお菓子「セボンスター」、サン宝石が生み出したホイップクリーム型のキャラクター「ほっぺちゃん」。あぁ、どれも懐かしい…。友達とシール帳を見せ合いっこして、お気に入りのシールとそれほど好みじゃないシールを「交換しよ!」と言われたとき、ちょっと悩みましたよね。シールやアクセサリー、ストラップなど“キラキラしたもの”は平成女児の憧れでした♡
◆ラブ&ベリー、おジャ魔女どれみ
2004年に登場し大ブームを巻き起こしたキッズ向けのアーケードゲーム「ラブ&ベリー」、東映アニメーションが制作した魔法少女アニメのシリーズ「おジャ魔女どれみ」。“ラブベリ”の愛称で親しまれ、「おしゃれまほうカード」でキャラクターを着せ替えいく仕様に、おしゃれ平成女児たちがこぞって夢中になりました。ちなみに金髪のラブと黒髪のベリー、みなさんどっち派でしたか?
◆一期一会
“一期一会”をテーマに友情や恋愛、スクールライフなどを切り取って描かれたキャラクター。自分や身近な友達とよく似たイラストとともに青春っぽいメッセージが添えられた画像は、携帯電話の待ち受けにしがち♡メッセージには「ズッ友」「心友」「ウチら」「アタシ」なんて平成言葉が用いられていて……キャーー、文字を見ただけでも中学時代を思い出す! 一期一会のメモ帳を手紙交換に使っていた人も多いはず。
◆平成女児チョコ
湯銭で溶かしたチョコレートをアルミカップに流し込み、アラザンやチョコスプレーなどをトッピングして冷やし固めたバレンタインチョコ。小学生の頃に男のコ以外にも「友チョコ」として仲のいい友達に渡すのが基本♡家で大量生産→2,3個ずつラッピング、うまく作れなったものは即自分で食べる。毎年親に手伝ってもらいながら家の中にあま~い匂いを漂わせて作っていたものです。そして最近は、SNSで大人たちが作っているのをよく見かけるなど、平成女児チョコの素朴な美味しさにハマる人続出中!
胸がときめく平成キャラクターランキング2位「リラックマ」、1位は…
平成女児でおなじみのキャラクターを挙げ、「名前をみてときめいた(気分が高まった)キャクター」に投票してもらった結果…3位「セーラームーン」2位「リラックマ」、そしてダントツで支持を得たのは「たまごっち」。
そんな「たまごっち」ですが、2004年に発売開始した「祝ケータイかいツー!たまごっちプラス」から20周年を迎えた昨年、当時の復刻デザインのたまごっちが発売されました。これに胸をときめかせた平成女児世代も多いのではないでしょうか♡また、バンダイが運営するコスメブランド「クレアボーテ」から発売された『たまごっち リップ&チーク』も注目を集めています。初代たまごっちのデザインのかわいらしいパッケージ、ふわっと色づくセミツヤな仕上がりに高評価多数!
年代によって人気キャラクターが全然違った…!
続いて、平成女児キャラクターのなかで特に印象深いキャラクターを答えてもらった結果がこちら。10代は「たまごっち」「プリキュア」、20代は「たまごっち」「ラブ&ベリー」、30代は「セーラームーン」「ナルミヤ系」「カードキャプターさくら」、40代以上は「セーラームーン」「リラックマ」がとくに人気でした。
テレビ放映時期や流行した期間の短さなどを背景に、キャラクターごとのファンの年代層は大きく異なるようです。
共感!エモすぎる!平成キャラクターの思い出エピソード
平成女児カルチャーと共に過ごしてきたZ世代~ミレニアル世代のみなさんに「大好きなキャラクターにまつわるエモさ満点の思い出」を教えてもらったので、いくつかをピックアップ!
【たまごっち編】
「どこへ行くにも持ち歩き、攻略本も買ってたまごっちを遊んでいました。22時以降の夜遅くに就寝するキャラクターは、母に電気を消す、トイレをさせてあげるなどのお世話を頼んでいました」(20代後半)
「子どもの頃、色違いで揃えて遊んだゲーム。レアな白パケたまごっちが当たった時は感動しました」(40代以上)
「たまごっち4Uというゲームが流行っていた頃、ゲームを持ち歩いて、アイテムが貰えるスポットを探し回った思い出がある。両親に苦笑いされながらも、たまごっちのために色んなところに連れて行ってもらった記憶」(10代後半)
【セーラームーン編】
「幼少期から大好きで子供の頃の夢はセーラームーンになると言っていたほど夢中でした」(30代後半)
「セーラームーンのステッキなどのグッズをたくさん持っていてずっと遊んでいました。記憶にある1番古いクリスマスプレゼントはセーラームーンのドレッサーでその時からコスメ好きだったと思います」(30代前半)
「セーラーマーキュリーの水野亜美ちゃんが大好きでした!真似して髪を切ったけど全く似合わなかった記憶あります」(30代後半)
【プリキュア編】
「女の子が戦うアニメというものが新鮮で女の子でも戦っていいんだって初めて思える作品のひとつ。今でもグッズを集めるほど大好きです」(20代後半)
「幼少期になりきり衣装を着たり変身道具を集めたりした。野外ライブのようなものにも参加してプリキュアの着ぐるみと交流したりした」(10代後半)
「幼少の頃だけでなく、中学の時、高校の時も、自分の人生といつも共にあった存在。いろんな場面で心を支えられたなくてはならない存在」(20代前半)
平成キャラクター×コスメのコラボが超話題♡
◆火つけ役はガラケー型リップ&チーク
「平成女児」がラブコールを送る人気キャラクターとのコラボアイテムは、昨年からSNSで話題に。その火つけ役となったのが韓国コスメブランド「AMUSE」×「ハローキティ」のコラボで、携帯電話(ガラケー)型のリップ&チークが“平成かわいい”と大バズり♡
◆韓国コスメブランドが平成女児ブームを牽引
「BBIA」×「メゾピアノ」の飲み会リップ、「VT」×「たまごっち」の美容液など、カテゴリを問わずユニークなコラボアイテムが続々登場。平成女児カルチャーの美容業界進出によって懐かしいキャラクターたちに再びスポットライトが当たっています。
◆キャラクターコラボコスメの市場拡大!?
平成女児キャラクターとコスメのコラボについて、9割近くが「非常に興味がある」および「やや興味がある」と回答。ポジティブな姿勢が多いことから、平成女児カルチャーを取り入れたコラボアイテムは今後さらに盛り上がっていく予感! みなさんぜひ注目してみてくださいね。
▼記憶よみがえりすぎて鳥肌。平成JS(女子小学生)の懐かしいモノ24選