コギャル、モテOL、オルチャン…あーしてた、してた!懐かしすぎる平成〜令和の小顔メイクトレンド変遷

懐かしすぎる!平成から令和の小顔メイクトレンド

メイクは時代を映し出す鏡。ファッションと同じように、メイクにもその時代らしさが出るもの。そしてどんな時代であれ、小顔になりたいと思うオンナゴコロは変わらないはず!

グローバルメイクアップブランド「ケイト」より、“小顔”にフォーカスした平成〜令和のトレンドメイク変遷を美容ジャーナリスト・鈴木絢子さんの監修協力のもとまとめてみました。 「あー、こんなメイクしてたなぁ」って思い出しながら見ると楽しいかも♡

①1990年〜小麦肌のギャルメイク

  • ポイント:小麦色の肌   
  • 使用アイテム:ファンデーション
  • 小顔印象テク:日焼けした肌にみえるファンデーションで引き締め印象効果を狙う

1990年代半ば、海外のスーパーモデルブームによって注目され始めた「小顔」。そんな小顔メイクの火付け役となったのは、当時カリスマと言われていたあの人気歌手! 彼女に少しでも見た目を近づけようと、ファッションやヘアスタイルを真似する女性が急増。そのひとつとして注目されたのが、彼女の魅力のひとつである「小麦色の肌」。「骨格は変えられなくても、小麦色の肌にすると顔が引き締まって見える」という発想から、自分の肌色よりも少し暗めでツヤのある、日焼け風「ブロンズ肌ファンデーション」がトレンドに! さらに小麦色の肌に映えるとして、目元を明るくみせる白やブルーの輝く「ラメ入りアイシャドウ」が大流行しました。

②2000年〜デカ目命のモテOLメイク

  • ポイント:囲みデカ目
  • 使用アイテム:アイライナー、まつ毛アイテム(ビューラー、マスカラ、つけまつ毛等)
  • 小顔印象テク:アイラインやまつ毛で目を囲い、大きくみせることで小顔と錯覚させる

続く2000年代のキーワードは「モテ」。2000年代後期には「婚活」という言葉が広まるなど、恋愛や結婚に積極的なアクションを行う女性が増えたことが、メイクやファッションにも大きく影響します。当時大流行したのが、かわいらしくて上品な女性らしさが特徴の「モテOLメイク」。ポイントはなんといっても大きな目! メイクでぱっちりした目をつくることで、目元の印象アップと同時に小顔錯覚も狙えると話題に。中でも、アイライナーでぐるりと目を縁取り、マスカラなどでまつげを長く見せることでパーツ自体を大きくみせる「囲みデカ目」が人気を集めました。

③2010年〜オルチャン太眉メイク

  • ポイント:太め平行眉  
  • 使用アイテム:アイブロウ
  • 小顔印象テク:眉を太く平行にすることで、顔の縦幅/横幅を目立たなくする

2010年代前半は第二次韓流ブームが到来! 韓国アイドルのメイクを真似した「オルチャンメイク」がトレンドになりました。韓国語で「かわいい」「美少女」という意味の「オルチャンメイク」、その特徴は太めの平行眉。顔の重心をさげて長さ(縦幅)を目立たなくさせ、さらに眉尻を細めず太さをキープすることで横幅も縮めて見せる小顔効果があるんです! この小顔効果の高さで韓国好き女子以外からも支持を集め、それまでの「細め」で「角度をつけた眉」からのトレンドシフトにつながりました。

④2010年〜海外風メリハリ立体メイク

  • ポイント:コントゥアリング   
  • 使用アイテム:ハイライト&シェーディング
  • 小顔印象テク:顔に立体感を出すことで小顔に見せる

2010年代後半には、海外から「コントゥアリングメイク」が上陸します。コントゥアリングとは、顔にシェーディング(影)とハイライト(光)で陰影をつけ、立体感を出すことで小顔に見せる手法のこと。丸顔や面長などのコンプレックスをカバーしなりたい骨格を演出できる、と海外セレブリティが紹介したことで爆発的人気に。またこのコントゥアリングメイク、大胆に塗ったシェーディングとハイライトを馴染ませてつくるため、馴染ませる前のインパクト抜群な顔がInstagramやYouTubeで拡散され、世界的ブームの一端になりました。

⑤2015年〜ナチュラル血色感メイク

  • ポイント:血色感チーク   
  • 使用アイテム:チーク
  • 小顔印象テク:ほてったようなチークで顔にメリハリをつけて、小顔を演出する

ライフスタイルもメイクもナチュラル志向になった2015年からは、「すっぴん風メイク」など元からかわいくみせるテクニックが流行。中でも一大ブームになったのが、ナチュラルメイクをベースに部分的な血色感を出すことで、お風呂上がりのような高揚した肌を演出する「血色感メイク」! じゅわっと内側からにじみ出る様なチークがポイントで、ソフトな色っぽさのある仕上がりに。内側を濃く、外側を薄めにした濃淡をつけることで、チークだけで立体感を出し小顔に見せられます。

2021年はどんなメイクが流行る?

この20年間で大きく変遷を遂げた小顔メイク。そして2021年、KATEが提案するのは「アイシャドウ」を使う下まぶた強調メイクです。

<新トレンド>下まぶた強調メイク

  • ポイント:目の下のアイシャドウ   
  • 使用アイテム:アイシャドウ
  • 小顔印象テク:目を下に大きくみせて、ほほの余白を埋める

「下まぶた強調メイク」とは、下まぶたにアイシャドウを広くいれることで、目を「下」に大きくみせるメイクテクニックのこと。ほほの余白を埋めることで、まつげメイクなど目を「上」に大きくみせるのとは違った印象の小顔演出が可能に。これまでの「たれ目メイク」や「涙袋メイク」の進化系とも言えるでしょう。このメイクのコツは、色や質感に特徴のあるアイシャドウを選ぶこと!


様々なトレンドメイクをご紹介しましたが、いつの時代も重要なのは「自分に似合っているかどうか」! より魅力的な自分を目指して、新たなトレンドの波に乗ってみるのもいいかもしれません♪ (菅原菜々帆)

 

教えてくれたのは…鈴木絢子(Ayako Suzuki)さん/美容ジャーナリスト

株式会社ビューズ代表取締役。大学在学中から、中国で上海TVのリポーター、美容雑誌のライターとして活動。卒業後、大手美容外科・化粧品会社の広報PR担当を経て、広告代理店で薬事法・ライター専門の部署を設立。美容・健康食品関連のコンサルティングで携わった企業は500社を越える。26歳で美容家として独立し、美容コンサルティング会社を設立。化粧品のプロデュース、講演、MC、メディア出演、執筆、コスメ関連の審査員など幅広く活動中。

 

情報提供元/KATE