ずっと日本で暮らしていても、初めて見る漢字ってまだまだありますよね。その中には、「鯆」「胡獱」「鏝」など、読み方を聞けば「知ってる!」と思うような言葉であることも。
本日の漢字クイズも、そんな「知っていても読めない漢字」から。お題はこちら!
「鱟魚」。
魚はともかく「鱟」という字はなかなか見かけないですよね。この熟語、いったい何と読むのでしょうか? ヒントをもとに推理してみてください。
■ここでヒント!
読み方を推理するために、言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「鱟魚」の意味は次のとおりです。
「剣尾綱○○○○○科の節足動物の総称。カニではなく、クモ類の近縁。古生代からの現存種で、生きた化石といわれる。全長約60センチ。青黒く硬い甲をかぶり、半円状の前体、五角形状の後体および細長い剣状の尾部からなる。前体の下面に七対の付属脚があり、うち五対ははさみ状。後体の付属肢は六対ある。日本では一種が瀬戸内海・九州北西部に分布。7、8月に産卵がみられる。」
※○の部分は正答そのものであるため、編集部で伏せました。
とくに注目したいのが「古生代からの現存種で、生きた化石といわれる」という部分。この生き物は2〜4億年も前から生息していると言われる、歴史の長〜い生き物です。教科書で名前を見かけた、という人は結構いるかもしれません。ちなみに、ひらがなで書くと「○○○○○」の5文字です。
さて、そんな「鱟魚」の読み方は? この辺りで正解を見てみましょう。
■正解は……こちら!
「鱟魚」の読み方、正解は「かぶとがに」でした。
「魚」の部分を「がに」と読むのは、かなり意外だったのではないでしょうか。
独特のフォルムで一度見たら忘れないインパクトを持つ、カブトガニ。残念なことにカブトガニの数は減り続けており、現在は絶滅危惧種に指定されています。展示されている水族館も少ないので、もしもどこかで見る機会があったなら貴重なチャンスと言えそうです。
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(豊島オリカ)