依存体質とは。原因や恋愛にハマりやすい人の特徴、治し方は?

依存体質とは。原因や恋愛にハマりやすい人の特徴、治し方は?

(c)shutterstock.com

人にはそれぞれ「〇〇がなくちゃダメ!」というものがあります。その程度が高いと、他人から「依存体質」なんて呼ばれたりするわけですが、そもそも「依存」とはいったいなんなのでしょうか? 今回は、依存体質になる原因や特徴、治し方をまとめました。

 

依存体質とは

「依存」とは、国語辞書的に言えば、「他に頼って存在、または生活すること」という意味です。つまり、“それがないと生きていけない”ということなんです。

もう少し学術的に考えてみると、「他人や組織、モノ」に「愛情や支持、保護、援助」を求め、それがなくては生きていけない状態であり、行動や思考のコントロール障害とも言われています。自分では止められなくなり、精神医学の立場から病気と認められてしまうと「依存症」とも呼ばれます。

このことから考えれば、依存体質というのは、「障害や病気とまでは言えないけれども、何かがなくては生きていけない状態に陥りやすい人」ということができるかもしれません。


恋愛依存症とは

「恋愛依存症」とは、文字どおり「恋愛」に「依存」してしまう人のこと。恋人のことを好きすぎて、順調にいっている恋愛でも不安を感じてしまったり、恋愛のことを考えると自分の感情をコントロールできなくなったりするタイプが多いです。


依存体質な人の特徴

1.気が利きすぎる

「気が利く」というのは、決して悪いことではありませんよね。ですが、気が利きすぎると、それが依存につながる場合があります。
というのも、空気を読みすぎたり、相手の顔色をうかがいすぎてしまうこと、それが当たり前になることで、自分よりも他人が優先されてしまうことがあります。結果的に、それが人や恋愛への依存へと繋がっていくのです。

 

2.連絡がマメ

連絡がマメというのもは、依存しやすい人の特徴のひとつ。最初はマメな連絡が嬉しい♡ と感じるかもしれませんが、恋愛依存の前兆という場合もあるんです。恋人と常につながっていたい、何をしているのか把握していたいという本音が見え隠れします。

 

3.かまってちゃん

ひとりでいる時間を楽しむことができなかったり、常に誰かと一緒にいたいという傾向があったり……。寂しさを恋人と一緒にいることで埋めようとするので、束縛も激しくなってしまいます。

 

4.友達が少ない

友達が少ない人は、普通は友達によって満たされる部分まで恋人に求めてしまいます。友達と楽しめばいいイベントも、恋人と……と自然と考えしまいがち。友達が多いかどうは、会話の中でも自然と探りやすい部分ですので、要チェックでしょう。

 

5.熱中しているものがない

趣味もなく、はまっていることもなく、仕事もそれなりにこなせればいいと思っている……など、あらゆることに無頓着な人も恋愛に依存しやすいんだとか。特定の物事に執着しないタイプは、そのぶん、恋人に自分の時間すべてを捧げてしまうことも。

 

6.寂しがりや

根が寂しがりやで、ひとりの時間を楽しめない性格だと、恋人への依存度が高くなりがちに。何をするのにもひとりではできないので、なんでも恋人と一緒にしたがります。


依存体質になる原因

1.いつも不安なことがある

常に自信がなかったり、不安だったりというのも、依存体質になりやすい人の特徴のひとつ。恋人との時間やつながりで、自分の不安を埋めようと必死になってしまうんです。

 

2.ストレス度が高い

何に依存するかは別として、依存しやすい人は、そもそもストレス度が高いことが指摘されます。次の項目で、自分にいくつあてはまるかチェックしてみてください。

 

  • 寝つきが悪い
  • 朝起きられない
  • 仕事に失敗が多い
  • 責任感がない
  • 考え込んだり、イライラする
  • 人と会いたくない
  • 気分が落ち込み、泣きたくなる
  • 体の調子が悪い
  • 食事や飲酒の量が増えた
  • 家族や友人への不平不満がある

 

あてはまる数が多ければ多いほど、ストレス度が高い証拠です。もし、8個以上あてはまるようなら、カウンセラーなどに相談したほうが良いレベルのストレスです。

 

3.自分に自信がない

人や恋愛に依存しやすいタイプの人は、自分に自信がないことが多いです。自分に自信がないため、他力本願的に「誰かに幸せにしてもらいたい」とか、「誰かに救って欲しい」と、他人に依存してしまうことがあります。

 

4.ひどく寂しい思いをした過去がある

寂しい思いをし続けた過去がある人は、その寂しさを埋めるために恋愛依存症になりやすい傾向が。無意識にトラウマを克服しようとして、恋愛相手に過剰に心を開き、精神的に強く頼ってしまうパターンです。


依存体質の治し方

まずは依存の原因を取り除く

恋愛であれ、お酒やタバコであれ、依存する理由を取り除くことが根本的な解決です。その原因とはストレス。日常生活や仕事で生じるストレスを改善することが大事です。そのため、ストレス改善のためにリフレッシュ行動をしましょう。

 

自分の時間や生活を大切にする

自分がひとりになることを恐れるがゆえに、恋愛に依存してしまうわけです。できるだけ、自分の時間や生活を大切にし、楽しむように努力することが大切です。ありきたりな言葉ですが、“趣味をもつ”というのが大事なことなのです。

 

人間関係を広げる

実は、人に依存しやすい人は、人間関係が苦手な場合があります。人間関係が苦手だからこそ、特定の誰かにばかり依存してしまうのです。趣味をもつことが大事といいましたが、趣味を通じて人間関係を広げたりすると、依存から抜け出せるかもしれません。

 

自立する

自分の時間を大切にすると似ていますが、相手との程よい距離感を保つことも大切。相手に依存しすぎてしまうと、負担になり鬱陶しい存在に。お互い重荷にならないためには「自立すること」「適度な連絡」に気をつけて。

 

自分を肯定する

自分に自信がないから、何かに依存してしまうとご紹介しました。自分に自信をつけるためには、自分を肯定する言葉を投げる習慣をつけることが大切です。できるだけネガティブな言葉は口にせず、ポジティブな言葉に変換してみて!


推しへの依存度を心理テストで診断!

最後に、「推しへの依存度」が分かる心理テストをご用意しました! “推し”の存在は、自分に癒しとパワーをくれる特別なモノ。とはいえ、推しに依存し過ぎるのはNGですよ。

このまま好きでいていいの!?
「推しへの依存度」心理テスト

 


【まとめ】

何かに夢中になるのは素敵なことですが、気持ちが一喜一憂するほど依存するのは自分を追い込む一方です。自分をしっかり持ちつつ、何かに打ち込むくらいにした方が、精神的に安定するはずですよ!