つい自分を大きく見せようと主張が強くなってしまったり、怒りやマイナスの感情がうまくコントロールできていないなんてこと……ありませんか?
『美的』4月号では、そんな自分自身の本質を見出して、受け入れる芯をもつ “ぶれない心” を育てるための10の習慣を紹介しています。紹介してくださるのは、心理カウンセラーの小高千枝先生です。
1 寝るときは、携帯の電源をオフにする
実は家電が発する電磁波は、人のイライラの原因! たとえば、鬱状態の人はテレビやこたつをつけっぱなしで寝てしまっていることが多いという傾向も。極力、携帯やスマホの電源をオフに、もしくは近くに置かずに眠りましょう。
2 捨て切れないものは感謝しながらお別れする
たとえば一度も着なかった服を捨てられないとき、その服が気づかせてくれたことがたくさんあると思います。買う前には試着が必要なことや、着たときの素材感が好きかどうかなど……そういったことに気づかせてくれたことに感謝をすると、スムーズにお別れすることができます!
3 群れずに、ひとりの時間を楽しむ
常に誰かと一緒にいると、余計な情報まで入ってきて自分の価値観がブレやすくなることがあります。些細なことで落ち込んだり、悲観的になったり……翻弄されやすく脆い心になってしまうのです。
そうならないためには、たとえばお気に入りのカフェでまったりしたり、遠出をしてみたり、ゆっくりと自分の部屋で読書をしたり……自分の時間をゆっくりと楽しむことで、揺るがない心が育ちます。
4 軽い有酸素運動を日課にする
ヨガやウォーキングなど、呼吸をゆったりできて無理のない運動をすると、気持ちがすっきりするのでオススメです。イライラするとつい間食をしてしまう人は、オフィス内のちょっとした場所でも歩いてみるなどして、体を動かすことにシフトしてみましょう。
5 口角を上げるように意識する
笑顔でいると心にプラスに作用するということは、科学的に証明されていること! どうしても笑顔になれないときは、何かが心に滞っている証拠です。そんなときは思い当たることをひとつひとつ洗い出して、きちんと消化してあげることが大切です。
6 1日の感情をノートに書き出す
その日にあった出来事や、ありのままの感情をノートに書き出してみましょう。嫌なことがあったときは心にふたをするのではなく、その日のうちに向き合うことで心の安定につながります。 “自分の気持ちを大切に扱う” という意味で、ノート選びにもこだわりを持つと良いでしょう。
7 自分の信頼できる人・愛する人を思い浮かべる
人間関係での悩みは尽きないもの。特に自分に対してネガティブな対応や言動をしてくる人のことほど、頭に残りがちですよね。そんなときは大切な人たちをじっくりと思い出してみて! 自分を認めてくれる存在を思い返し、自己承認をしてあげることが大切です。
8 身のまわりを美しく保つ
心の安定のためには、安心安全な空間づくりが基本です。自宅は自分そのものを映しているともいわれており、きれいな環境は穏やかな心であるための必要要素と言えます。「掃除=心を磨くこと」だと心得て、きちんと身のまわりをきれいに整えることを習慣づけましょう!
9 自分の中に芽生えたネガティブ感情を客観視してみる
もしネガティブな感情が生まれるような出来事があったら、冷静に、客観的に、感情を見つめ直してみましょう。
10 時には、何もしないで同調する
今の時代、何をしていてもスマートフォンが片手にあるなど何かしらの動作をしている時間が長くなっています。たまにはあえて意識的に何もしない時間を作ることが大事。自分の気持ちに同調することで直観が研ぎ澄まされ、その後に決断・行動することが、自分に合っていたりもします。
何かとストレスになりやすいことが多い近頃。意識的に、ストレスを生まない・解消することが大切ですね。ぜひこれらの習慣を身につけて、気持ち良く春を迎えましょう!(鈴木 梢)
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