第一志望じゃない会社に「第一志望です」と言ったことある就活生の割合は…意外な結果に

コロナの影響はまだまだ続く。2022年卒の学生の就活状況の調査結果とは

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昨年から拡大したコロナウイルスの影響は、今年の就職活動生にも大きな影響を与えてきました。就職活動はどう変化しているのでしょうか。株式会社RECCOOが2022年卒の学生2086名を対象に行った、就職活動状況についての調査結果をもとに見ていきましょう。

第一志望でないのに「第一志望」といった経験はある?


ある…41.1%

ない…58.9%

なんと、およそ半数の学生が建前で「第一志望」と伝えていることがわかりました。よく聞かれるであろうこの質問。多くの学生はこのように乗り越えているようです。

では、第一志望以外の興味のない会社を受けたことがある学生はどのくらいいるのでしょうか?

興味のない企業の選考を受けたことはある?


ある…68.0%

ない…32.0%

およそ7割の学生が「ある」という結果でした。中には、「第一希望の会社の本選考に向けた練習として選考を受けている」という声が多数見られました。

就職活動の軸は?


 

理念やビジョンに共感できる…11.9%

顧客や企業への貢献実感が高い仕事ができる…10.8%

業界/企業の財務的な安定性が高い…10.7%

福利厚生が整っている…10.4%

共感できる社員が多い…9.5%

早く成長できる…8.8%

年収が高い…7.3%

業界の社会的意義が高い…6.8%

業界/企業の成長性が高い…6.5%

関われる業務範囲が広い…5.4%

海外で活躍できる…4.0%

優秀な社員が多い…3.5%

革新性、先駆性、イノベーション力がある…3.2%

周囲からの評判が高い…1.1%

経営戦略が優れている…0.1%

最も回答が多かったのは、「理念やビジョンに共感できる(11.9%)」でした。

ほか、1割を超えた回答は「顧客や企業への貢献実感が高い仕事が出来る(10.8%)」、「業界/企業の財務的な安定性が高い(10.7%)」、「福利厚生が整っている(10.4%)」の3項目。
22卒学生のキャリア選択には、精神的な満足感を得られる「共感」「貢献」をはじめ、新型コロナ流行による不安定な社会情勢のもと、「安定」したキャリア志向が見られる結果となりました。

 

コロナ禍の就職活動は例年通りにいかない点が多いだけではなく採用枠が減少しているという、まさに逆境の時代。そんな時代を乗り越えた人材こそ、活躍できる明るい未来が待っていることを願っています。(大嶋美穂)

情報元/株式会社RECCOO