「ビジネス用マッチングアプリ」で思わぬ良縁を手に入れた23歳・営業OLのリアルすぎる恋愛実録。【コロナ禍の出会い方vol.2】

告白は「鬼滅」の帰りに!


ライターS:そうなんですね。そこからどうやってつきあう流れに?

リナ:バーで“鬼滅で、私がめっちゃ泣いた”って話をしたんです。そしたら、ユウキ君はまだ観ていなくて。“じゃあ、私2回目行くから一緒に行きますか?”って、私が言ったの。“2回目もきっと号泣しますから”って言ったら、“じゃあ、僕ハンカチ持って行きますね。アニメから復習しないと”って。その流れで、ふたりで映画に行くことになるわけですが。ぶっちゃけ、私スゴイ恋愛として意識しちゃってたら、そんなにスマートに誘えなかったと思う。だから、本気で下心はなかったです(笑)。

1週間後の仕事帰りに、また新宿で待ち合わせして。2度目の「鬼滅」でも案の定、私は号泣…。宣言どおり持ってきてくれた、ユウキ君のハンカチで涙を拭きながら“コレ、今度洗って返しますね”って、京王線の改札前でバイバイしようとしたの。そしたら“ちょっと、映画の感想を話したいから、その辺散歩しませんか?”って、“おやおや?”とは思ったけど、イヤじゃなかったから“いいですね”って。

近くのベンチでしばらく感想を言い合ってたんだけど、なんかおもむろに“僕、最近職場の上司に結果出るまで恋愛禁止令は逃げだぞって言われたんだよね~”って言うから、“あ、そなんですね~”みたいにあっさり返したの。そしたら…

“要は、何が言いたいかと言うと僕、古田さん(リナさんの苗字)のこと、好きになっちゃったんですよね”って。

ライターS:キャーーーーーーーーやば。それでそれで?

リナ:告白なんて想定してなかったんです、私!だからもう赤面…。でもすぐに答えは出ないから、そこで1時間くらい押し問答(笑)。今思うと“今度、またお返事するのでいったん考えさせてください”が正解じゃないのか?って思うのですが、なぜかあのときは、すぐに答えを出さなきゃいけないんだって、すっごく考えました。

“恋愛対象として見てなかったから…”ってオドオドする私。そしたら、ユウキ君が最終的に答えを出してくれた。“いったんつきあってみませんか?お試し入社ってことでいいんで。俺、好きになってもらえるように頑張るから”って。それで、“よろしくお願いします”って私は答えました。

今は、パッショナブルな彼氏にメロメロです


リナさんとユウキさん。ユウキさんは、結婚して都内のタワーマンションに住むのが目標なのだとか。

リナ:そこからは、もちろん毎日LINEをしたりときに会ったりして、カレのことを知っていくうちに、ストイックすぎるくらいまじめなトコロに気づいて…。結婚とか将来を考えられる人じゃないとつきあいたくないって意見にも共感。だからカレの宣言どおり、2週間経ったころに“もう、ちゃんと好きですよ♡”って言ったら、うれしそうに笑ってました。今はお互い忙しいけれど仕事の合間を縫って、週に1回は会うようにしてる。食事だけとか、ときにはPCを広げて「テレワークデート」状態の日々だから、落ち着いたらまったり温泉デートでもしたいな~なんて話してます。


恋人探しから、ビジネスマッチング用まで3種類のアプリを巧みに使いこなし、素敵な恋人にたどり着いたリナさんの体験談をお届けしました。失恋直後の彼氏が欲しいモードから、仕事モードに切り替わったときに恋愛も実ったという、お手本のようなストーリー。ライターSは心の中で、うらやましいボタンを連打しちゃいました!