「出会いがない!」27歳・看護師、マッチングアプリで彼氏ができるまで。【コロナ禍の出会い方vol.1】

コロナウイルス感染症の拡大防止のために、出会いの場は大きく制限されつつあります。そんな今、男女の出会いのきっかけの主流となってきたのはSNSやマッチングアプリ。今回はオンラインでの出会いから交際に至るまでのエピソードを、オンラインでの出会い未経験ライターSが、気になることをあれこれ取材してきました!

看護師・ハルカさん(仮名・27歳)の場合

看護師・ハルカさん(仮名・27歳)、TikTokでひたすら猫の動画を観まくるのが癒やし。

ハルカさんは、都内の総合病院に勤める7年目のナース。学生のころから学校や地域など狭いコミュニティで彼氏を作るよりも、もっと広い人間関係から恋人探しをしたいという気持ちがあったそうです。

「どこにも出会いがないんです、本当に…!」

ライターS:マッチングアプリを使い始めたきっかけは?

ハルカ:本当に出会いがないからです…。医療関係者って、すごく行動を制限されているんですよ。友達どころか家族とも会えない今、飲み会なんて問題外。私の勤務先の場合は、2~3日分の行動記録を定期的に上司に報告しないといけなくて、誰かとゴハン食べに行くのはもちろん禁止です。

こうなってくると、もうマッチングアプリに頼るしかないなと。もともと16歳くらいから使用経験はあったのですが、前回の緊急事態宣言のころに再ダウンロードして始めてみました。

結婚前提でつきあえる彼氏が欲しかった

ライターS:マッチングアプリでどんな相手を探していたんですか?

ハルカ:25歳を過ぎたあたりから、結婚を意識し始めたので“真剣交際できる”彼氏探しです。だからこそ、男性側が有料のマッチングアプリを使ったんです。

アプリって“アブナイ人も紛れ込んでいるのでは?”なんて友達に聞かれたこともありますが、ぶっちゃけお金を払ってまで彼女探しをしているわけだから、つきあえる可能性も十分に高いですよ。もちろん遊び目的の人がゼロとは言い切れませんが…。

女性は待ちのスタンスでも案外OKだったりする

ライターS:マッチしてからの流れはどんな感じなんですか?

ハルカ:基本、マッチングアプリって男性から女性にどんどん“いいね!”が来ます。だから来た“いいね!”を見て、これはアリ!これはナシ!みたいな。けっこうあっさりしているかもしれません。

選ぶ基準は、やっぱり顔重視ですよね。私、ちょっと丸めのクマさんみたいな男性がタイプなんです。安心感があって優しそう。だからプロフィール写真がクマさんぽい人には、とにかく“いいね!“を返しました。

そこからプロフィールとかも読んで、なんか怪しかったりプロフィールが短かすぎたらメッセージは送らないかも。でも実際メッセージのやりとりをしてみないと人柄なんてわからないですよ。

すぐに会おうとする人は個人的に警戒…

ライターS:アプリのやりとりから、どうやっておつきあいに発展したんですか?

ハルカ:マッチ→メッセージのやりとりで好印象だったのでLINEを交換して、会う流れになって…という感じです。マッチ→メッセージのやりとりの流れから、すぐに会おうとする人は個人的に警戒しています。メッセージのやりとりとしては、職業とか趣味とか、休みの日は何しているか会話します。その流れで会いたい人とは自然に会う約束をすることが多いですね。

マッチングアプリ内でのやりとり①:気が合う人とは1日に10通ほどやりとりすることも!

ハルカ:私は会う前にLINEしたい派なので、LINEを交換します。やりとりがLINEになってからは、けっこうドキドキしますね。あ~恋愛してるなって…♡ 

マッチングアプリ内でのやりとり②:メッセージのやりとりが続いて、「会う約束をしたい」と思ったらLINE交換をするのがハルカさん流。

ハルカ:LINEのやりとりでマイナス印象だと、会う気が冷めるときももちろんあります。今は、コロナで~とか仕事で~とか、断る理由はたくさんありますし。ただ、実際にアプリでの出会いからつきあったタクミくん(仮名・27歳)は、LINEの時点でも好印象でした。しかも、結婚観とかどんな家庭を築いていきたいかとか、まじめな話題が多くて。真剣交際したいなって思っていた私にはドンピシャ。すぐに会いたいなってなりました。

LINE交換後のやりとり:相手の人柄を垣間見られる会話を心がけているそう。

実物は?アプリの写真より超絶タイプの見た目にきゅん♡

ライターS:どのような流れで会うことに?

ハルカ:タクミ君もLINEのやりとりから、会って話がしたい感覚だったみたいで、新宿のカフェで休日の昼間に会うことになりました。

会った瞬間に「ヤバい…、かっこいい…」ってなりました。顔がタイプすぎて一緒にいるだけでドキドキが止まらなかったです。その日は1~2時間しゃべって、解散って感じですかね。

私はドストライクでしたけど、相手がどう思っているかはわからないし…。でも、会ったあともLINEは続いたので「脈ありなんじゃないかな?」とは思ってました。そんなこんなで次また会うことになって、今度は渋谷。「何する~?」って聞かれて、「買い物したいな!」って歩きながらまったりショッピングデートを提案しました。

その日のデートは手が触れそうで触れなくて。緊張感もありつつ2時間くらいショッピングして、ふたりで「疲れたね~」って公園のベンチで休憩していました。そのときに「ハルカとつきあいたい」って。

会ったのは2回目ですよ? そのタイミングでの告白だったのでびっくりはしましたけど、超嬉しかったです。私は即答で「うん、よろしくお願いします」って答えました。

私、今とっても幸せです!

ハルカさん・タクミさん「早く、ふたりお気に入りの居酒屋でモツ煮込みが食べたいです」

ハルカ:去年の9月に交際がスタートして、今もラブラブです。今は、2度目の緊急事態宣言で会えてはいないのですが、去年は週1ペースで彼の家に行ってゴハンを作って過ごしていました。

将来こんな風に家庭を築いていきたいな、とか結婚を見据えた話もけっこうしますよ。タクミ君みたいにまじめな人と、マッチングアプリで出会えてよかったです。私の場合、とにかく職場に出会いを求めたくないし、でもこのご時世で飲み会や合コンもまったくNGの職業です。

だから私と似たような境遇の人で、もし彼氏が欲しいとか恋したい…っていうのがあるのなら、オンラインの出会いは全然アリだと思ってます。


アプリで幸せになったハルカさんの体験談をお届けしました。マッチングアプリでは、身長~センチ以上、年収~円以上のような、検索条件から自分の好みの人と効率よく出会える、というメリットがあるそう。今回のハルカさんのケースのように、見た目重視派さんにもオススメかもしれません。ただ、会う前にメッセージを重ねて、お互いの人となりも知った上で実際に会ってみることが大切そうですね!