「ビジネス用マッチングアプリ」で思わぬ良縁を手に入れた23歳・営業OLのリアルすぎる恋愛実録。【コロナ禍の出会い方vol.2】

上司のすすめでダウンロードした「イェンタ」を始めてみる


ライターS:そこから、どうやって今の彼氏と?

リナ:その後、自分的に猛烈仕事モードに突入したんです。マッチングアプリは、効率よくたくさんの異性と出会えるし、それなりにまじめに彼女探ししている人も多いから、普通に彼氏を作るには最適なんだけど…。私って、仕事が人材系の営業だから「職を探し求めている人」も「人材を求めている会社=クライアント」も自分で探さないとなんですよね。

コロナ禍で、なかなか人とも出会えないし、営業の成績が伸び悩んでたときに…、“ビジネス用マッチングアプリの「イェンタ」使ってみな”って、今働いている会社の社長に言われて。そこから仕事にもつながるかもしれないし、使い始めてみたら「イェンタ」のほうが面白くなっちゃった!最初からビジネス用っていう売りだからからかなあ。登録者は男性ばかり。トータル20人くらいと毎日のように、アポイントなのかデートなのかすれすれな“飲みニケーション”しました(笑)。1回目の緊急事態宣言から半年くらい経っていて、去年の秋は街全体も活気が全然あったから。

ライターS:今の彼氏は「イェンタ」で会った中のひとりってことですね。どんな人なんですか?

リナ:彼氏になったユウキ君(仮名)は、28歳外資系サラリーマンで、大学院卒で建設系から営業マンに転身した人。初めて会ったのは2020年の10月ごろなんだけど、プロフィール見て興味が沸いて、情報交換したいなって思って。“商談しません、雑談ベースで会いたい”って文言もあったし、何か売られることもないなって。単純にそんな軽い気持ちです。

「イェンタ」で、リナさんとユウキさんのアプリ内でのファーストコンタクト。

初対面は…、カレもアポイント続きって感じだかったからさくっと、渋谷のカフェで1時間コーヒーを飲みながらトーク。第一印象は、THE・営業マンでスーツが似合う人だなって感じで、まあ顔はドンピシャ!っていうほどでもない…。

クセがすごい!人生が壮絶なカレとの出会い


ライターS:アプリで会ってきた今までの人とカレとで、「違うな」っていうところはあった?

リナ:千鳥風に言うと、クセがすごいんじゃ~、って感じでしょうか。なんと言うか、人生が壮絶だった、この人。幼少期、親が離婚しててお母さんが女手ひとつでカレ+姉2人を育て上げてたらしく。相当貧乏だったせいで、カレの精神は荒れまくり、もう神を恨んでる毎日だったらしい。それで、いつか金持ちに拾われたい…って思っていたときに、いきなりお母さんが金持ち社長と再婚して、たちまち金持ちの息子になったらしいの。

あとは、ファーストキャリアで宅建士の資格を取らないといけなかったときも、取り組み方が破天荒。宅建士の資格を取るのに、半年~1年くらい勉強するのが普通らしいんだけど、カレの場合、費やした時間は1か月。死ぬ気で勉強して、臨んだ試験当日になんと高熱!それでも、なんとか乗り切って合格したらしい。

そんなクセ強エピソードを1時間みっちり聞いたから…なんか濃かった(笑)。もともとの性格なのか、人生がそうさせたのかわからないけど、0か100かの極端に振り切れるタイプの人なんだなって。でもぶっちゃけ、そのときはビジネスライクにしか考えてなかったから“きゅん”とかは無かった。まあでも面白い人ではあったから、バイバイしたあともLINEのやり取りは続いてて、“今日は僕ばかり話して、リナさんの話は聞けなかったから…後日会おう”って言われました。

リナさんのことをもっと知りたいからと、後日ご飯に誘われたときのLINE。

2回目は高級ホテルのBARラウンジでデート…


ライターS:ふむふむ。次はリナちゃんのことをもっと知りたい的なニュアンス?

リナ:そうです。2回目のデートは新宿駅待ち合わせで、お酒飲みに行こう~って感じだったんだけど、場所が新宿・京王プラザホテルのラウンジで。到着して、衝撃!もっと適当な安いバーだと思ってたから。実は、初回に渋谷で会ったときに”僕、今恋愛禁止中なんです。今の営業で売上1000万いくまでは、そういうのナシって思ってるんで”って言っていて!

でも待てよ…。今のこの“隣同士に座って、デカい窓から新宿の夜景を一望”って、完全にデートじゃないですか(笑)。だからバーのシチュエーションにはびっくり混乱しまくり。まあでも、その日は普通に帰りましたよ、手つなぐのもチューも、もちろん無く

新宿の京王プラザホテルでのバー後、LINEのやり取り。