七海ひろきさん、”和装”にときめきが止まらない!【CanCam連載プレイバック】

宝塚歌劇団在籍時から、胸キュン必至な〝エモいときめき〟を生み出し続けている唯一無二のアーティスト・七海ひろきさんの連載をCanCam本誌にて掲載中!七海さん自身が考える「エモーショナルな瞬間」に迫るインタビューが見どころの連載♡ 大好評につき、過去の連載をプレイバックします! おうち時間に、是非心ときめいてください!

日本ならではの美しい和の文化に心がときめきます


「今回は”和装”をテーマにしてみました。普段に着るのはなかなか難しいですが、和装は大好き! 着物に袖を通す機会が巡ってくると、それだけでワクワクします。また、装いだけでなく、和菓子や古都の街並みなど、『日本のわびさび』を感じられるものが好き。日本ならではの奥ゆかしい美しさに触れるたびに「あぁ、日本っていいな…」と心が静かにときめきます」

「私自身の記憶の中で、初めて和服を着たのは七五三のとき。学生時代は夏祭りや花火大会を浴衣や甚兵衛姿で楽しみましたし、宝塚歌劇団に入って舞台に立つようになってからは、さらにたくさんの和装に触れてきました。音楽学校での日本舞踊や茶道の授業にはじまり、劇団所属後は若衆役として着流しを着たり、だんだら模様の羽織で新選組に扮したり。合戦に赴く戦国武将役として陣羽織を着用したこともあったなぁ…。約5か月前に演じた、退団後はじめての女役は戦国武将の妻だったので、ここでは女物の着物で舞台に立ちました。

日本物の作品やショーを通して多くの役と巡り合ってきましたが、振り返ってみると、その出会いの数だけ多彩な和装を経験してきたんだと、しみじみとします。役を演じる上だけでなく、〝七海ひろき〟として和装を披露する機会も多々ありました。そのうちのひとつが、タカラジェンヌの正装である緑の袴。新年の拝賀式やイベントなどで着用するだけでなく、劇団生としての初舞台と最後の舞台の千秋楽は黒紋付に緑の袴をまとってお客さまにご挨拶するのが習わし。舞台人としての節目と和装は、切っても切れない関係でした。そんなところも、私が和装に特別な想いを抱く理由のひとつなのかもしれません」

今までとはひと味違う和装スタイルに自分自身も大満足!


「そのほか、お世話になっている方々に送る年賀状や、年末年始に出版される雑誌のポートレートの撮影でも、あえて和装を選ぶことが多かったです。なぜなら〝その瞬間の特別感〟を堪能したいから。和装が似合う行事やシチュエーションがあるのに、そこで着物を着ないのはもったいない! と思うタイプなんです。服装で気分を上げながら、そのシーンを120%満喫したい。夏祭りを浴衣で楽しんでいた学生時代から変わらない思いです。ラフな着くずしスタイルの和装で今回の撮影を行ったのも同じ理由。この連載は新しい私を見ていただく場でもあるから、これまで着てきたような和装では物足りない。シックな着物の下にノーカラーシャツを重ね、蝶ネクタイとハットでモダンな雰囲気に。現代的でカジュアルな和装に挑戦してみました」

 

「ほかにも色々な組み合わせをスタイリストさんが用意してくださったのですが、同じ着物でも重ねるシャツが違うだけで印象が変わって面白い! 着物の着こなしの幅が一気に広がりました。また、いつも着ている洋服の要素が加わることで、和装に”親近感”が出るのも魅力的。きっちりとスタンダードに着るのももちろん素敵ですが、初詣や浅草散策などのちょっとした”和のお出かけ”なら、こういったラフなムードで街へ出るのもいいですよね。といっても、着くずしはスタンダードな装い以上にセンスが求められるもの。セルフスタイリングで楽しむには、まだ時間がかかりそうです…(苦笑)」

そして、七海さんの『Emotional-time』が気になった方は是非、雑誌CanCamをチェックしてみてくださいね。

撮影/三宮幹史(TRIVAL) スタイリスト/浅井直樹(Vigroo) ヘア/塩田勝樹(Sui)構成/旧井菜月、山梨智子(本誌)

七海さんの和装カットはこちらにも!