「ビジネス用マッチングアプリ」で思わぬ良縁を手に入れた23歳・営業OLのリアルすぎる恋愛実録。【コロナ禍の出会い方vol.2】

コロナの影響下で、加速しているオンラインでのコミュニケーション。今回は、マッチングアプリ未経験のライターSが「オンラインでの出会いをきっかけに彼氏ができたよ」というツワモノたちに、あれこれインタビューしていく連載の第2回目をお届けします!

人材営業・リナさん(仮名・23歳)の場合


人材営業・古田リナさん(仮名・23歳)、アニメ好きで『けいおん』の田井中律ちゃんが特に好き。

リナさんは、都内の人材系ベンチャーに勤める23歳。大学生のときから『SHOWROOM』の定期配信を始め、声優になる夢を叶えるために上京。今も、OLとして働きながら芸能活動を並行させているという。

人生最大の失恋直後で、かなり傷心


ライターS:どうしてマッチングアプリを始めたんですか?

リナ:2020年の8月、8か月間つきあっていて大好きだった彼氏にフラれちゃったから…。元カレが好きだった音楽とか、一緒に観たアニメの名前を目にしたりするだけで、涙が出てぴえんだった。それでなんか、寂しくて消えそうで“本気で彼氏探そう”って思って、気づいたら、もう指がダウンロードボタンを押してたの。

ライターS:どんなアプリを使ってみたんですか?

リナ:「ウィズ」は真面目なおつきあいができるアプリって聞いていたし、使ってみましたよ。関西にいたときから、ライブ配信を毎日やっていて、アクティブな性格だし、はじめましての人とのコミュニケーションも好きなほうなので、抵抗感はゼロ。

マッチして実際に会ったひとりめは、完全に遊び目的ってわかってヤバかった。メッセージのやりとりは普通だったのに、なんかもう、ネカフェとかカラオケとか…とにかく“個室・密室”に入りたがるっていう。ただのクソ男だった。

ふたりめは、悪い子じゃなかったんだけど…。うん、まあオタクよね。あ、見た目がTikTokの「猥談バー店長・佐伯ポインティ」さんにそっくりだった。オタクらしく、性格はななめ右一直線って感じ。私もわりとアニメとか好きでオタクではあるものの、まったく会話を合わせてもくれず即さよなら~(笑)

ライターS:「東カレデート」はどうでした?

リナ:「東カレデート」は、けっこう遊んでる女の子から“社長とかハイスぺ多いから、イイよ”って聞いてダウンロードしてみました。たしかに金持ちというか、登録している男性は社長が多いし、それに向こうから無限に“いいね!”って来る感じだった。

でもなんか、パパ活感もあって怖いし、私は選ぶのに慎重になっちゃって。ぶっちゃけオジサンと会うのも…って思って、すべてのアプリ、35歳以下でフィルタリングしてました(笑)。

あ、そういえば「東カレデート」でひとりだけ、ギャップ萌えして興味が湧いたから会ってみた人はいますよ!筋肉ムキムキのトップ画像で明らかに“遊んでる系”っぽい見た目、でもLINEのやりとりではアニメ・漫画の話題でもちきりで。

初めて実際に会ったのは、ちょっと高めの渋谷の個室焼肉。そのあとも3回くらい、落ち着いた和風ダイニングとか焼き鳥とか行ったかな。ふたりで会計2万とかなので、新卒&ひとり暮らしの経済状況じゃ、とてもじゃないけど行けないお店。オタク系の趣味も合うし、お金持ちだしアリかも?くらいに思ってたところで、“僕、実は潔癖症なんですよね。前の彼女とは、同棲してみて色々ムリでフッちゃったんです”って打ち明けられて。

私、友達とシェアハウスできちゃうくらいズボラなので。女同士のシェアハウスって、イメージ女子高みたいな感じ!ヤバいときは全力で散らかすし、掃除は正直ニガテ!だから“あ、そうなんですね~(白目)”ってフェードアウトしました。