年始に見かける「出初め」式。正しく読めていますか?

漢字って本当に奥が深いもの。見慣れた言葉でもあらためて読むと「正しい読み方、なんだっけ?」と思うことがあります。
たとえば、ニュースでよく聞く「更迭」「借款」、読み間違えやすい「罹患」など。自信満々で読み間違えてしまったら、結構恥ずかしいですよね。
そんな「読めそうで読めない」日本語シリーズから、本日のお題はこちらです。

「出初め」という日本語。
お正月になるとよく見かける日本語ですが、あなたは正しく読めていますか? 自信がないという人は、ぜひ今覚えてしまいましょう♪

■まずはヒントから♪

読み方を探っていくために、まずは言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「出初め」とは次のような意味です。

(1)初めて出ること。特に、新年になって初めて出ること。
(2)「出初め式」の略。

「出初め式」とは、お正月に消防士や鳶職の人が始めて集まり、消防作業の演習を行う行事のことです。長いハシゴを立てて曲芸のような演技を見られることも多く、「地元で見たことがある」という人も多いのではないでしょうか。

そんな「出初め」の読み方は……正解を見てみましょう!

■正解は、こちら!

「出初め」の読み方、正解は「でぞめ」でした。
ちなみに、「出回りだして間もない、出たばかり」という意味で使われる場合は「ではじめ」と読みます。
「でぞめ」と「ではじめ」、少しややこしいかもしれませんが、そのときの文脈によってしっかり読み分けていきましょう。

日本語クイズはまだまだたくさん♪ 他の問題にもチャレンジしてみてくださいね。
(豊島オリカ)

 

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