もしかしたら間違ってる?夏の冷えの原因とその対処法

連載『カラダに良いこと、やってます』第18回:冷えについて

Eureka整骨院の医院長・石井友葉です。熱き情熱を大切に、患者様ひとりひとりに向き合った治療を心がけています!

連載『カラダに良いこと、やってます』では、“自分らしい健康” を見つけるきっかけを提供していきます。今回は“冷え”に関してお話してみようと思います。

冷えについて

夏は、当たり前のように薄着になることが多くなります。しかし、外の気温と室内の気温の差が大きく、それにより、冷えを招くこともまた少なくありません。今回は、その冷えのメカニズムと対処法をあげていきます。

夏に冷えやすい原因は?

上にもあげたように、外の気温と室内の気温差が大きいことにあります。人にはそれぞれ平熱があり、常にその体温に保とうという働きがあります。

暑い場所に行くと、体温が上がるのを防ぐため、血管が拡張し、熱を生み出す働きが弱くなります。また、それ以上に暑くなると、体内では処理しきれなくなるため、汗をかき熱を外へ放出する(放熱)作用が働くのです。

暑いところから、いきなり涼しいとこへ行ってもカラダに放熱作用が働いているためいきなり熱を生み出すことがでず、むしろ熱を外へ出そうとしていたため、普段よりもカラダが急激に冷えてしまいます。あ〜、涼しいって思っているうちにも、カラダはどんどん冷えていっているかもしれません。

もちろん、放熱作用から熱産生作用に切り替わるのは脳の司令によりすぐ行われますが、循環が悪い人はその切り替えも遅く、また、汗もかきにくいため、熱中症のリスクも高まります。やはり日頃からの循環をよくするためのケアはとても大切です。

夏の冷えの対処法

筋力アップ

収縮により、熱産生が行われるのは、筋です。そのため筋量が多い人ほど熱産生量が上がり、それを代謝が高いと言われます。また、脂肪は冷えやすい性質があるため、体脂肪が高い人は、熱産生量が低い上に、冷えやすくとても、悪い状態になります。

体幹を温める

冷えるのはよく、足先や手先なので、そこを温めようとする人が多いですが、循環を司るのはカラダの中心部です。また、大きな筋や動脈(血管)も同様、カラダの中心部にあるため、お腹や腰などを温めたほうが効率よくカラダを温めることができます。

足湯につかる

この時期、暑くて湯船に浸かることができない人も多いと思いますが、そんなときは、カラダや髪を洗っているときに、脚だけ熱めのお湯に浸かることをおすすめします。上半身はシャワーによりお湯にあたっていますが、足先はあたりにくく、実は冷えやすい状態になっています。また、温かい蒸気は上に上がる性質かあるため、足湯は足元だけでなくカラダ全体を蒸気で温めてくれる働きも期待できます。

一枚敷く

寒いところで、一枚羽織るというのは、誰もが行っていると思いますが、職場や自宅の椅子の、素材は冷たくなりやすいものがあります。そこで、少し起毛素材のブランケットを敷いてあげると、椅子が冷えず、また体温を吸収してくれるため、冷えにくい環境づくりができます。

生野菜を食べすぎない

意外と思われるかもしれません。健康のために、サラダをたべるという方も少なくないと思います。しかし、食べすぎるとカラダを冷してしまいます。冷たいサラダではなく、温野菜などを使った、温かいサラダを取り入れるようにしてみましょう!

冷えは、もちろん体質もありますが、自分のケアによって改善できます。メカニズムを理解して、冷え知らずのカラダをつくりましょう!(石井友葉)

Eureka整骨院
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石井友葉

2011年に柔道整復師の資格を取得。ふたつの整骨院で分院長として経験を積んだ後、2018年7月17日にEureka整骨院を開院。本当の健康とはなにか、を考えて、食事・美容・トレーニングの知識を取り入れて治療に励んでいます。