「こじらせる」の意味は?恋愛こじらせ女子は何%いる?原因や対処法を紹介

こじらせるの意味は?こじらせ女子の特徴や原因・克服法を解説!

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みなさんは「自分ってこじらせてる」と思うことはありますか? 「こじらせ女子」とは、自分に対して必要以上に卑屈だったり、コンプレックスが強すぎたりと、ちょっとめんどうなことになっている女性を指します。今回は恋愛をこじらせる原因や、こじらせ女子を卒業する方法をまとめました!

「こじらせる」の意味は?

まずは、「こじらせる」を辞書で調べてみました。

・物事をもつれさせ、処理を難しくする。めんどうにする。
・病気を治しそこねて長引かせる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

「こじらせ女子」という場合は、上の「めんどう」というニュアンスが近いですが、「風邪をこじらせる」というように病気を長引かせてしまったときにも使う言葉ですね。ちなみに漢字では、「拗らせる」と書きます。

恋愛をこじらせた経験は?

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ある…43%
ない…57%

まず、20代女性に恋愛をこじらせた経験があるか調査! ある派が下回る結果になりましたが、4割は経験アリということが判明しました。

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)

こじらせ女子あるある

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1.恋愛に対して頭でっかち

恋愛に対して頭でっかちになってしまい、感情よりも理性で恋愛を語ってしまう人も少なくありません。他人の恋愛話に対しても批判的な意見を口にしがちで、女子会では煙たがられる存在になってしまうことも…。

2.自分に自信がない

自分に自信をもてずにいる人も。過去の恋愛で痛い目に遭っていたり嫌な思い出ばかりが残っていたりすると、気づかないうちに自信を失ってしまい、次の恋愛に飛び込めなくなってしまうケースも少なくありません。

3.ネガティブ思考が強い

「どうせ恋愛しても、うまくいかない」「私のことを本気で愛してくれる男性なんて、いるはずがない」など、ネガティブ思考が強いのも、こじらせ女子にありがちな特徴。ポジティブシンキングをしたくても、なかなか思うように気持ちが明るくならず、恋愛への不安ばかりが大きくなってしまっているこじらせ女子もいます。

4.男性が苦手

男性と話したり遊んだりするのが苦手な女性も、こじらせがちな傾向に。世間話をするのすらストレスに感じるレベルになっていると、職場の同僚男性から話しかけられても、不機嫌な受け答えしかできず、周囲からは「変わった子」と思われることも……。

5.言い訳が多い

自信のなさを言葉で隠そうとするせいか「でも」「だって」などの言い訳が多くなりがちな傾向もあります。「できない自分」を正当化する発言が多いため、まわりからは「面倒な子」と思われることも。

自分はこじらせ女子だなと実感する瞬間

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続いて、20代女性に、どんなときにこじらせていると感じるか調査してきました!

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)

1.素直になれない

  • 「素直じゃない」(23歳・学生)
  • 好きなくせに好きじゃない態度を取る」(20歳・無職)
  • 感情表現がうまくいかない」(29歳・パート)

2.理想が高い

  • 「理想が細かい」(23歳・学生)
  • 「ストライクゾーンが狭い」(29歳・公務員)

3.自信がない

  • 「自分に自身が持てないとき、ずっとイライラするとき」(25歳・会社員)
  • 彼氏に褒められてもほんとに思っているのかなとか、他の女の子に惹かれてしまうのではと不安に思って苦しくなるとき」(26歳・無職)
  • 「自信がなくてひねくれた考えになる」(23歳・会社員)

4.自分の気持ちが大きくなって

  • 「相手が自分のことが好きかわからなくなると連絡をたつ」(26歳・会社員)
  • 自分の気持ちだけが先行している」(27歳・パート)
  • 「好きとはどういうことなのかわからない」(27歳・会社員)

恋愛をこじらせた原因は?

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過去にあったなんらかの出来事によって、こじらせてしまう女性も少なくありません。そこで、こじらせ女子になる原因を5つご紹介します。

1.信じていた男性に裏切られた

信じていた男性に裏切られる経験をすると、ショックからなかなか立ち直れずに、異性に対する態度や行動がきつくなりがち。結果として、こじらせた態度になってしまうパターンも多いようです。

2.ひどい失恋をした

ひどい失恋がきっかけでこじらせ女子になってしまう人も少なくないです。「もう男性なんて、こりごり」「私がダメな子だから、振られたんだ」など、失恋を境に恋愛恐怖症のようになってしまい、こじらせた態度が増えてしまうケースも。

3.好きな人と付き合えたことがない

好きになった人と一度も付き合えた経験がないことも、こじらせてしまう原因になりがちです。「好きな人ができても、いつも振られる」「好きな人には、いつも彼女がいる」など、両思いになれない切ない恋ばかりを繰り返してしまうと、恋愛のみならず異性に対して、素直じゃない態度になりがちでしょう。

4.外見への強いコンプレックスがある

外見への強いコンプレックスがあると「どうせ私なんて、ブスだし」「私みたいな見た目の子が、幸せになれるわけない」などと思ってしまいがち。こじらせた態度の原因となっている場合も少なくありません。

5.周囲が期待するキャラを演じている

本来の自分と異なるキャラを演じてしまっている女性も、こじらせがち。本当はサバサバした性格ではないのに、まわりが「あなたってサバサバ系だよね」などと勝手に作り上げたイメージを壊さないよう本来の自分を隠す習慣がついてしまうと、こじらせた発言や行動も増えがちです。

こじらせ女子を卒業!自分に自信をつける方法

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恋愛をこじらせていても彼氏がほしいというあなた。ただ今までと同じように過ごしていたら、彼氏ができる日は遠いかもしれません。あなたが本気で彼氏がほしいならこじらせ女子を脱出できるよう、少しでも努力をする必要があります! では具体的にどんなことをすればいいのか、こじらせ女子を卒業する方法をご紹介します。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

■他人と自分を狭い要素で比べない

自分に自信があるかと聞かれて、「あります!」と堂々と胸を張る人もいれば「別に自信ないし…」と口をにごす人もいますよね。これは自己評価の高低によるものです。しかし、自己評価は常に一定のものではありません。周囲の人たちとの社会的比較によって変化していくものです。そのため、あなたが自分に自信がある人たちと自分を比べると、自己評価が不安定になってしまいます。その結果、自分はダメだと自らレッテルを貼ってしまう結果に。もしもあなたが卑屈になりがちなら、あまり他人と狭い要素で比較せず、「自分は自分」と堂々とするように心がけましょう。

■過去の失敗を自分の責任だと決めつけない

なかなか自信を持てないという人の中には、過去に深く傷ついた経験やトラウマを持っている人も少なくありません。そういった人のほとんどが、自分のせいだと反省し自責の念を持っているようです。心理学者のハイダーは、「ナイーブ心理学」という独自の考え方から、原因の帰属を自分にするか環境にするかで、捉え方が大きく変わってくると主張しました。確かに問題の原因を自分のせいにすれば、自己成長は促されるかもしれません。でも、いつまでも自分を責め続けていると次の行動に臆病になってしまいます。そのため、ある程度反省したあとは、環境や誰かのせいにしたほうが、健全な精神状態を維持できるのです。 

■自分は「こういう人だし」という思い込みをなくす

人には誰しも、自分は「こういう人」だという思い込みがあります。そういった確証によって自分に安心感を与えることができるからです。そして、周囲からもそうみられることを求めるようになります。これを心理学の世界では、「自己確証フィードバック行為」と言います。卑屈な人は、自分はこういうタイプの人間だという思い込みを持ち、自分の性格イメージを安定させようとする傾向にあります。そんな否定的な思い込みから自分を解放してみましょう。そうすれば、無視していた可能性に気づけるようになり見える世界も変わってくるはずです。

■他人に同意する練習をしてみる

もしもあなたが、周囲から拒絶されるのが怖くてなかなか自分を好きになれないというタイプなら、簡単な方法があります。それは、相手の意見に同意することです。心理学者のジョーンズらは、相手に「同意的コミュニケーション」をとる人は、人間関係を重視する環境においては好意を持たれやすいという実験結果を提唱しました。そのため、まずはあなたが「わかる~!」「私も同意見です」と、相手の発言に賛同するように心がけましょう。あなた自身が拒絶される可能性が減り、自己防衛的態度をとる必要もなくなるでしょう。

【まとめ】

恋愛をこじらせている女性は約4割と意外と多いことがわかりました。こじらせたままでは、恋愛に前向きになれません。ぜひ自分の原因をつきとめて、こじらせ女子を卒業してくださいね!