「蝶番」の読み方知ってますか?身近にあるアレのことです
世の中には、意外な読み方を持つ日本語がたくさんあります。漢字からは想像できない読み方に出会うと、思わずびっくりしちゃいますよね。
たとえば、ひらがなで書けば絶対に聞いたことがある、「兀々」や「総総」。
間違って「ぼんよう」と読んでしまう人が多い、「汎用」。
よく見かけるけどなかなか読めない、「不織布」や「帆布」など。
そんな読めそうで読めない日本語クイズ。本日のお題はコチラです。
「蝶番」。
この日本語は、見たことがある人も多いはず。というのもコチラ、家具の組立説明書やハンドメイドの作り方などに登場することが多い言葉なのです。
漢字をそのまま読むと「ちょうばん」ですよね。これも正しい読み方なのですが、もっと身近に感じる別の読み方もあるんです。それはいったい何なのでしょうか?
ちなみに「蝶番」の意味を辞書で引いてみると、次のように記載されていました。
(1)開き戸や箱のふたなどを自由に開閉するために取り付ける金具。2枚の金属板と1本の回転軸からなり、形がチョウに似るのでいう。丁番(ちょうばん)。
(2)物と物とのつなぎめ。とくに、からだの関節。例:「あごの蝶番が外れる」
――小学館「デジタル大辞泉」より
「ちょうばん」以外の読み方がなんとなく想像できましたか? では正解を見てみましょう。
「蝶番」の読み方、正解は「ちょうつがい」でした!
「番」という字は、「つがい」とも読みます。つがいとは「ふたつで1組になるもの」を意味する言葉です。
ドアについている蝶番をよく見てみると、2枚の板が1セットになっています。
形が蝶に似ていて2枚の板が1セットになっているから、「蝶番」。
意外なほどに漢字そのままの意味なんですね。
日本語クイズは毎朝6時に更新中。他の問題にもぜひチャレンジしてみてくださいね。(豊島オリカ)