自信がない人へ。自信をつけて自分を好きになるための、4つの方法
自分を信じると書いて自信という文字になりますよね。確かに、自分に自信を持てる人は素晴らしいもの。でも、なかなか自分を好きになれない、自信がないという人が多いのも事実。そんなとき、どうすれば自分に自信を持ち、好きになることができるのでしょうか。そこで今回は、自分を好きになるための心理テクニックをご紹介いたします。
■まずはポジティブな自己宣言をする習慣を
自分に自信を持つための第一歩は、口癖をポジティブにすること。
心理学ではこれを「公表効果」と呼んでおり、目標や夢の達成のために活用することが可能なのです。自分に自信がない人のほとんどは、「どうせ私なんて……」や「疲れた」といったネガティブな言葉を口に出しやすいかもしれません。でもそうすると、自分で言ったその言葉がきっかけで、ますます悪循環に陥るような行動を起こしてしまうもの。逆に嫌いなものでも「好き」と口に出していると、本当に好きになってしまうように。
そのため、ポジティブで能動的な言葉を使うよう意識しましょう。そうすれば、それに合わせてあなたの潜在意識も働き、いつの間にか自分を好きになっているはずです。
■形から入ってみる!ブランド品を身につけてイメージUP
自信をつけるには、ある程度の時間がかかるというのも事実です。しかし、心理テクニックを使えば、手っ取り早く自信を手に入れられる場合も。
そのためには「自我拡張」という方法を試してみてください。これは、自分の持ち物まで自分の一部だと認識する心理を意味します。つまり、素敵なもの、高価なものを身につけるだけで、自分の価値を高めることができるのです。例えば、ブランド品などがいい例です。大多数の人たちから支持されているアイテムを身につけることで、まるで自分自身も支持されているかのような気持ちになり、次第にポジティブになっていくでしょう。すぐに自信をつけたい人におすすめの方法です。
■自分だけでなく他人も褒めるクセを
心理学では、自分とはこういうものだという思い込みのことをセルフイメージと言います。それがポジティブなものならいいのですが、ネガティブなものだと自分に自信が持てなくなってしまいます。
そのため、自分を好きになるには自分をほめる習慣を身につけることが大切になります。自分をほめることで、セルフイメージが良いものに変わり、自己評価も高まっていくように。しかも人間の脳には、主語を認識せずに処理するという能力があるため、自分だけでなく相手をほめたとしても自分をほめたことと同じ効果があるのです。そのため、自分だけでなく他人もほめるクセをつけることで、どんどん自信がついていくでしょう。
■人と比べず、できそうでできない目標を立てて
自信をつけるために向上心を持つことはとても大切なこと。でも、目標設定の仕方を間違えないようにしましょう。
アメリカの心理学者エドウィン・ロックによると、目標は「なるべく手が届きそうで届かない」というレベルに設定しておくことが大切だと提唱しています。高すぎて手の届かなそうな目標だと、頑張っても達成できそうにないとめげてしまってヘコんでしまいます。反対に、簡単すぎる目標も、やる気がなくなってしまいます。そのため、ある程度努力すれば叶うレベルの目標を立てることがベストなのです。そうすることで、達成感と向上心の両方をくすぐっていければ、あなたはいつのまにか自分を好きになっているはずです。もちろん、人と比べてはいけません。あなただけの目標をつくってくださいね。
あなたに少しやってもらいたい実験があります。
もしよければ、自分の額に利き手でアルファベットの大文字のEを書いてください。
そのときに、自分の頭の中から見て正字のEを書きましたか。それとも、外の人から見て正字のEを書きましたか? もしも後者のEの文字を書いたなら、あなたは公的自己意識が高いと言えます。
つまり、周囲から自分がどう見られているかという気持ちが強いと言えるのです。自分に自信を持つためには、周囲からの意見に振り回されないことがまずは大切。まずは、あなたが自分のファンになってあげてください。そうすれば、自ずと自分を好きになっていけるはずです。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。
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