最高?重すぎ?「一途な男性」のいいところ・悪いところ

「一途な男性」のいいところ・悪いところ


一途な男性

 

一途な男子と聞いたときのイメージは、人それぞれ。自分だけを想ってくれるのが嬉しいと感じる女子もいる反面、重たすぎて苦手という女子も少なからずいるもの。一途と言う性質は、意外と複雑なものなのです。そこで今回は、一途な男のいいところ・悪いところを考えていきます。

 

■いいところ……自分だけに心を開いてくれる

一途な男の魅力と言えば、まずは好きになった女子のことだけを大切にして、他の女子には目もくれないという点が挙げられます。つまり、自分だけに心を開いてくれるという限定性や希少性が、女子の自尊心をくすぐり、また安心感を与えてくれるのです。これを心理学では、希少性の法則と言います。自分よりも魅力的な存在が現れたとしても、いつまでも自分を好きでい続けてくれる……。そんな安定感のある彼なら、女子側としては離したくないと感じるでしょう。

 

■いいところ……責任感が強く物事を最後までやり遂げる

一途な男は興味関心の幅が狭く、それゆえに何かにつけて没頭する傾向が高いと言えます。心理学的に没頭の状態は、集中している状態と似ていますが、ただ黙々と目の前にあることをこなしていたり、取り組んでいる状態を指します。そして、没頭しているときはその結果さえも全く意識しないとされます。そのため、ひとつのことを最後までやり遂げる、つまり責任感が強いと認識されることが多く、魅力的だと感じる女子も多いと言えるでしょう。

 

■悪いところ……視野が狭く同じような行動パターンに陥りがち

一途な男は、ひとつのことに一生懸命打ち込むことができる反面、視野が狭く新しいことに手を出さない傾向があります。そのため、自分の価値感を世の中の常識と捉えたり、ものの見方が一方的な場合が多いでしょう。これを心理学においては認知バイアスと呼びます。そのため、同じような行動パターンになりがちなので、そこが女子にとっては面白みがないと感じる場合も少なくありません。最初はキュンとしても、長く付き合っていると一緒にいて退屈に感じてしまう可能性が高いのです。

 

■悪いところ……好きのエネルギーを同じくらい相手にも求める

一途な男は、好きな彼女にかけるエネルギーが必然的に強くなると言えます。「この子しかいない、自分には彼女がすべてだ」と思い込むため、相手にも同じくらいの好きのレベルやエネルギーを求めるところが。それが得られないと不満を相手にぶつけてしまうことも。これは例えば、仕事で手伝ってあげたのに「ありがとう」という感謝の言葉が貰えず、相手にイライラしてしまうケースに近いと言えます。この心理は社会学者ホーマンズの社会的交換理論で詳しく説明されており、それがいき過ぎると束縛や支配欲に繋がると危険性もあるのです。

 

一途であることは、美徳であると思われがちですよね。でも、頑なに女子に対して「浮気をしない!」と思っている男子は、実は「浮気は絶対に許さない!」というヤキモチ焼きであることがほとんど。実は、一途な彼ほどあなたが浮気をしたら豹変するタイプだったりするのです。一途さは大切ですが、それを相手に強いるのは考えもの。お互い風通しのいい関係をつくることが大事なのかもしれませんね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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