ちょっとした言い回しの違いで好印象に!誰でも真似できる会話テクニック

ちょっとした言い回しの違いで好印象になるテクニック


ちょっとした言い回しの違いで好印象に!誰でも真似できる会話テクニック

人間にはとても便利なツール・言葉があります。この言葉は、自分の意見を伝えたり感情を表現したり、他者とコミュニケーションをとるうえで必要不可欠ですよね。でも、便利な一方で不便も生み出してしまいます。それがニュアンスの違いや誤解といったもの。そこで今回は、「ちょっとした言い回しの違いで好印象になるテクニック」をご紹介いたします。

 

相手の話を一度受け入れることでカドが立たない

自分からみて、相手の提案や発言が間違っていると感じても、そこをストレートに指摘すると、カドが立ってしまうことも少なくありません。そんなとき使えるのが、イエス・バット法という心理テクニックです。これは、はじめに相手の発言を一度肯定してから自分の意見を述べるという会話法。例えば「たしかに言う通りだと思うよ。でも、こんな意見もあるんだよね」とワンクッション入れてみましょう。そうすることで相手は、聞き入れてもらえたという印象が残り、反感を買わずに自分の意見を伝えやすくなるのです。

 

■例え話を上手く取り入れると柔らかい印象へ

約束や仕事上の会話などで、相手に伝えているはずなのにきちんと伝わっていなかったり、印象を悪くしているのだとしたら、もしかしたら例え話が少ないからなのかもしれません。正しい情報を修飾せずにそのまま伝えると、冷たく堅いイメージになってしまう場合もあるのです。心理学者ジェームズ・マクロスキーは、例を使いこなすことで、相手の理解が深まり親切な印象になると結論づけました。ちょっと説明が必要そうな話題のときには、例を出す習慣をつけてみましょう。きっと柔らかい印象になるはずです。最初はピンとこなくても、だんだんと例え話の精度が上がってくるはず!

 

「いいね」や「なるほど」の相づちが好印象に繋がる

会話中、話を円滑にするために重要なのは、相手のメッセージに対する反応だと言えます。ノースキャロライナ大学のチェスター博士は、聞き手の心理としてどのような相づちが好意的に感じるかを調べました。すると、「うん」「ふーん」といったものよりも、「なるほど!」「すごいですね」といった感情のこもったポジティブな相づちを返したほうが、好印象を持たれるということがわかりました。あまりにも大げさな相づちはわざとらしさを感じさせますが、適度な相づちによって、相手はあなたに好感を抱いてくれるはずです。

 

反対意見には否定していると思わせない言い方を

討論や話し合いになると、どちらかが主導権を握ったりマウントをとったりしがちです。しかし、優位に立たれた側はで怒りの感情が湧き起こることも少なくありません。どうすれば平和的にコミュニケーションをとることができるのでしょう。心理学者ドリスコールによると、反対されればされるほど人は反発したくなると主張しています。これを心理的リアクタンスと定義しました。もしもあなたがディベートをする際は、相手の意見に同意できる部分は最大限同意を示しましょう。そして、相手の意見の否定として聞こえないような「こうするともっといい」といった迂回するアドバイスを試してみてください。それだけで敵意が緩和され、相手もあなたの話に納得してくれるはずです。

 

相手に好印象をもたらす言い回しのニュアンスは、実はかなり難しいものですよね。しかし、会話中3つのポイントに意識を集中させることで、ある程度クリアできると言えます。それは、適度な相づちと対立したときの受け止める姿勢、そして共感が挙げられます。相づちはあなたの話を聞いていますよという表現であり、もしも対立しても一度受け止める姿勢を持てれば円滑に。そして、相手の話に共感する姿勢を見せることができれば、あなたも話し上手になれるはずです(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

★「会話が続かない」から卒業!聞き上手がやっている「相槌」と「質問」のコツ

★正直しんどい…。一緒にいると疲れる友達の特徴13

 

>>CanCam.jp TOPヘ