倦怠期の乗り越え方!原因やラブラブカップルに学ぶ仲良しの秘訣

倦怠期ってどんな状態?マンネリ期の乗り越え方

倦怠期
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できればないほうがいいけれど、長くお付き合いをしているうちに陥りがちなのが「倦怠期」や「マンネリ」。みなさんも経験はありますか?  今回はマンネリの原因や、乗り越える方法をまとめました。倦怠期を乗り越えられたら、さらに仲が深まるはずですよ♡

倦怠期ってどんな状態?

マンネリ
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まずは「倦怠期」について辞書で調べてみました。

飽きて嫌になる時期。特に夫婦の間柄についていう

出典:大辞泉(小学館)

続いて、倦怠期を感じたことがあるかどうか、調査してみました。

Q.彼氏とマンネリになることがありますか?

マンネリになったことがある?

毎回のようになる 10.8%
たまになる 59.2%
ない 30%

毎回のようになるという方は少なかったですが、マンネリを経験した人は約7割となりました。

続いて、具体的にどのようなときに倦怠期・マンネリだと思うかを18~39歳の女性120名に聞いてみました。

1.デートが毎回同じ……!

  • 「食事、行く場所いつも同じ」(37歳・アルバイト)
  • 「デートしようってなっても毎回同じ場所」(24歳・会社員)
  • 「いつも同じ過ごし方をする」(24歳・専業主婦)

ふたりでお出かけする場所や、デートプランがいつも同じ! 「同じでも平気」であれば良いのですが、「つまらない!」と感じたときに、マンネリを実感する女性が多いようです。「また今日も○○か」なんて思ってしまうと、せっかくのデートの時間も台無しですよね。

2.彼氏が私に興味がない!?

  • 「時々会話がなくなるとき。話しかけてもそっけないとき」(31歳・無職)
  • 「大切だと思われていないと思う。自分の優先順位が低くなった」(31歳・会社員)
  • 「話しているときに携帯ゲームをされたとき」(27歳・その他)

彼氏の態度から、ふたりのマンネリを悟ってしまう女性も多いようです。特に「自分に興味がなさそうな会話」をされると、一気に気持ちが冷めてしまいますよね。

3.ドキドキワクワク感の減少

  • 「ときめいていた行為がなんとも思わなくなったとき」(29歳・アルバイト)
  • 「ドキっとしなくなるとき」(28歳・専門職)
  • 「クリスマスなどのイベント時に、張り切らなくなった」(24歳・専門職)

最初のころは、一緒にいるだけでドキドキワクワクしていたはずなのに…。良い意味で「慣れ」ということもできますが、なんとなく物悲しいような気がします。いつまでも、ドキドキワクワクできる関係が理想なのですが、現実には難しいのかもしれません。

4.エッチのタイミングで気付く

  • 「頻繁に会うことが当たり前になって、性行為を流れ作業のようにされたとき」(27歳・自営業)
  • 「身体を求めてくるだけのとき」(25歳・アルバイト)

恋人同士だからこその、夜の時間。ここでマンネリを感じてしまうのは、非常に辛いポイントでもあります。愛情を感じることができなくなってしまったら、別れを考えてしまう…という方も男女問わずいるはずです。

5.恥じらいがなくなったとき

  • 「すっぴん平気」(26歳・会社員)
  • 「相手の前でおならをする」(39歳・公務員)

お互いに対する「恥じらい」がなくなってしまったとき、マンネリ問題は一気に噴出するのかも? とはいえ「結婚」までを視野に入れるなら、いずれは乗り越えなければ問題でもあります。「どの程度見せて良いのか」は、慎重に見極めたいところですね。

ただ、このような「マンネリ」になったときに「正直、別れたいと思うかどうか」と思うかどうかを聞いてみると、実はそこまででもないようです。

Q.マンネリになったら別れたいと思いますか?

マンネリになったら別れたい?

思う 8.7%
思うこともある 45.2%
思わない 46.1%

18~39歳の女性120名に調査をしたところ、「マンネリ=別れたい」と毎回思う方は1割にも満たず、「思うこともある」方、「思わない」方がだいたい45~46%ずつ、ということで、そこまで「即別れたい!」と思うようなことでもないようです。

でも、せっかくできれば、一緒にいるだけで楽しい、嬉しい、幸せだと思うようなカップルでありたいですよね。

倦怠期・マンネリの原因

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1.家デートが多い

お互いに日ごろ仕事が忙しいカップルにとって、家デートはのんびりできて最高ですよね。ですが、いつもどちらかの家に遊びに行くデートを繰り返していると、いつの間にかドキドキを感じる瞬間が減っているのに気づくはずです。

2.話す話題が尽きた

話をしていて楽しいと感じられるかどうかって大事ですよね。付き合い始めからたくさん話をしすぎると、話す内容がなくなってマンネリしてしまうことも。

3.会う回数が多すぎる

週に5日は会っているなど、会う回数が多すぎるのもマンネリの原因になります。好きな人と一緒にいたい気持ちはわかりますが、ドキドキを長く保つためにデートの頻度は「少し足りないかな」くらいにしておくのがいいかも。

4.刺激がない

デートを重ねるたびに、会うときの服装やメイクに力を入れなくなることもありますよね。そうすると段々と刺激が足りなくなってきて、相手と会ってもドキドキしにくくなります。

5.デートがワンパターン

デートに行きたい場所を探すのって意外と大変です。だからといっていつも同じ店に行って同じように過ごして帰ってくるだけだと、ワンパターンになってつまらないと感じてしまいます。

6.スキンシップが減った

スキンシップが減るとマンネリを感じるという人も多いようです。デートで手を繋がなくなったり、キスやハグの回数が減るとともに、相手への愛情がなくなったように感じてしまうのでしょう。

倦怠期知らず!ラブラブカップルの共通点

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続いて、長続きカップルの特徴について、心理学の観点から見てみましょう。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.言いたいことを何でも言える関係か

どんなに仲のいい恋人同士でも多かれ少なかれ不満はあるものです。実は、この不満というのは、時間が経過するにつれて徐々に大きくなっていくもの。早めに鎮火した方が関係は良好でいられるといえます。心理学の実験では、不満などのネガティブな感情はたとえ解決できなくても、ただ吐き出すだけで解決できるとされています。そのため、恋を長続きさせるためには不満を貯め込まず、言いたいことを言えるような間柄になることがポイントなのです。そうすれば、ケンカしても円満な関係を維持しやすくなり、恋も短命では終わらないでしょう。

2.美点も弱点も両方見せることができる

好きな人には自分のいいところを見てほしいものですよね。だからどうしても短所を包み隠して、長所のみをアピールしてしまいがちに。でも、実は恋を長続きさせる上で、それはNGなアクションです。長続きカップルは、長所と短所の両方をお互いに隠さず、理解し合っているという研究結果があります。この長所と短所の両方を提示することを“両面提示”といい、信頼や好感を高め合う上でのポイントだと言えます。もしもあなたが彼と長続きしたいなら、よい面と悪い面の両方を明らかにするようにしましょう。そのほうが長く愛されるはずです。

3.ふたりの距離感が“密”であるかどうか

男女の距離感は相手との関係性を測るうえで、非常に重要な指標だとされています。遠距離恋愛が上手くいかないのも、心理的な距離よりも身体的な距離が離れることに起因するのだとされています。なんと「50センチ」よりも離れると恋人の距離でなくなり、恋は短命になってしまうのだとか。ケンカすると、この50センチの距離がどんどん離れていってしまいます。そのため、長続きするためにはちょっぴりベタベタすることを意識しましょう。そして“50センチの距離”に入るようにしてみてください。そうすれば、自然と恋が長続きするはずです。

4.言葉を交わさずとも緊張やストレスがない

デート中などに彼と沈黙や無言の時間が流れると、少し気まずくなって何とか会話をしようと努力しますよね。確かに会話は重要ですが、長続きするカップルは、沈黙の時間も楽しむことができるという特徴があります。もしもふたりが沈黙を避けようとするなら、まだまだ男女として深い絆を築いているとはいえません。お互い一緒にいて、黙ったままでも居心地がいいと感じるようなら、ふたりの関係は本物。多少のことでは別れることのない長続きカップルであるはずです。

倦怠期を乗り越える方法

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倦怠期を乗り越えるコツはあるのでしょうか? 続いて、18歳~39歳までの女性120名に、過去に行ったマンネリ解消法を教えてもらいました。

1.行動パターンを変える

  • 「友達を交えた大人数で遊ぶ」(31歳・専業主婦)
  • 「行ったことのないところでデートする」(28歳・専門職)
  • 「普段やらないことをやったり、体験型施設に行ったりした」(24歳・会社員)

マンネリ化の原因のひとつは、「いつもの同じ習慣」です。意識して変えるだけでも、ふたりの雰囲気を変える効果は抜群! 見慣れた彼氏の、意外な一面も発見できるのではないでしょうか。

2.自分を磨く!

  • 「理想な彼女になるために頑張った」(21歳・学生)
  • 「美を磨く」(20歳・学生)
  • 「オシャレデートする」(26歳・会社員)

彼氏に自分の魅力を再認識させ、マンネリを打破するための計画ですが、結果的に彼氏と別れてしまってもメリットは大! 自分を磨くことでより魅力的な女性になれたら、次のチャンスもつかみやすくなりそうです。

3.距離感を変えてみる

  • 「旅行へ行くとか、少し距離を置くとか」(25歳・会社員)
  • 「わたしは女なんだぞということを分からせるため、ちょっと距離をおいたり、化粧姿を見せないようにしてみたりする」(31歳・会社員)
  • 「距離を置いて自分の生活を充実させる」(26歳・会社員)

マンネリが生じるのは、相手との距離が近すぎるからだとも考えられます。あえて少し距離を置くことで、新鮮な気持ちを取り戻せるのかもしれませんね。自分のやりたいことに集中すれば、将来に向けて成長できることでしょう。

4.お互いの趣味に乗ってみる

  • 「お互いの趣味に歩み寄る。例えば私はアニメが好きなので一緒にアニメを見たり、逆に私も彼氏がゲーマーだったので一緒に対戦したり。趣味を共有することで結果的にもっと仲良くなったことも」(27歳・自営業)
  • 「その時ふたりで見ているアニメの内容に合ったデートをする。例えば、ゲームセンターの話だった時は、ふたりでゲームセンターへ行き対戦ゲームしたり、ラーメンのアニメだったら同じようなラーメン屋さんに食べに行ったり」(31歳・専業主婦)

一緒に過ごすなかでマンネリを乗り越えるなら、お互いのことをより深く知ってみるのもおすすめです。これまで知らなかった趣味の世界を切り開けば、デートのバリエーションも増えますよね。お互いの趣味を尊重し合うことで、より良い関係を築けるのではないでしょうか。

5.自分の気持ちを率直に伝える

  • 「気になったことは言う」(21歳・学生)
  • 「自分からどこに行きたいというのを伝えて出かけるようにする」(24歳・専業主婦)
  • 「あえて喧嘩してみる。お出掛けしないことに不満を並べてみる」(35歳・会社員)

自分の希望を何も伝えず、ただ「彼氏がいつも同じことをする」と文句だけ言うのはおすすめできません。マンネリを感じているときや、不満を感じているときには、「私はこうしたい!」という素直な気持ちを伝えてみてください。ふたりの温度差を解消できます。

6.価値観を変える

  • 「デートを特別視するのをやめて、家で互いの好きなように過ごすようにしたら、“家族”のような関係にステップアップできた」(22歳・学生)
  • 「会うペースが定期的なので、会うと自然に感謝の気持ちが生まれる。気持ちがニュートラルになる事はあっても別れたいと思わないのはそこがあるからなので」(32歳・自営業)

「カップル=ラブラブ」「デート=いつも特別で楽しい」…こんな価値観にとらわれている方はいませんか? 考え方を変えることで、「結婚」に向けた一歩を踏み出せるのかもしれません。お互いに感謝の気持ちを忘れず、日常の中で優しい時間を積み重ねていくことが、ふたりの将来を考えるきっかけにもなりそうですよ。

倦怠期解消!恋人関係を改善するための心理テクニック

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最後に、「恋人関係を改善するための心理テクニック」について、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.甘えたり可愛らしく頼ってみる

アメリカの心理学者ジェッカーとランディによると、人には恩を売るよりも、人の恩を受けとるほうが好意を得られやすいという実験結果が得られました。これを“援助の認知的不協和”といいます。これを活用すれば、恋人との関係を良くすることができるように。まず彼を頼ることをためらわず、思い切って甘えてみましょう。あなたに頼られることで、彼は父性本能をくすぐられ「可愛い」と感じます。何でも自分でできる女性も魅力的ですが、パートナーシップを結ぶ関係性の相手には、弱さも見せてみましょう。意外なほど、関係が改善されるはずです。

2.LINEでカップル“交換日記”をつける

これはLINEならではの効果的なテクニックです。LINEでいつもやり取りしているメッセージを、ふたりだけの交換日記をつける場としてグループをつくってみるのです。いつもなら言えないことも、LINE内なら呟くことができます。しかも、日記の形なので、自分の本音を吐露しやすいというのも良い部分。そうすれば相手も素直になれるでしょう。これを心理学において“自己開示”の返報性といいます。カップル日記をLINEでつけることで、恋人関係もどんどん良好になっていくでしょう。

3.親しくてもすべてをさらけ出さない

人は相手のすべてがわかってしまったり、見えてしまったりするよりも、少し分からない部分があったり、見えなかったりするほうがドキドキしやすく刺激のある関係を維持できるといえます。そのため、仮に親しくなったとしても何もかも手の内を明かすのはNG。小出しにしていったほうが、恋人の気持ちをたかぶらせ、あなたのことをもっと知りたいと感じてくれるはずです。良好な関係維持のためには、ちょっとした刺激も大切なのです。

4.ふたりだけの思い出の場所へ一緒に行く

カップルがある程度の期間付き合っていると、日常生活の中でお互いがだんだん慣れていき魅力的でなくなっていくことも少なくありません。そんな関係が続くと、好意の気持ちが薄れてしまいがちに。「昔は優しかったのに…」「昔はもっと可愛かったのに…」とふたりとも不満を溜めてしまうのです。そこでおすすめなのは、付き合い始めの思い出の場所やふたりだけの特別なスポットを一緒に訪ねてみること。そうすれば“記憶の想起”がもたらされ、恋人との関係がみずみずしいものに改善されるでしょう。当時のキラキラした記憶がよみがえり、初心を取り戻すことができるはずです。

【まとめ】

倦怠期だと感じたり、毎回のデートがマンネリになると「このままこの人と付き合っていていいのかな…」と不安になっていろいろと考えてしまいがち。ですが少しの工夫で、また前のように一緒にいるのが幸せな関係に戻っていけるはず。「最近、倦怠期かもしれない…」という方は、ぜひご紹介した方法を試してみてくださいね。