あなたは大丈夫?嫌がらせしてくる職場の人に対する心理テクニック

【嫌がらせしてくる職場の人に対する心理テクニック】


オフィス風景

 

職場でのストレスは仕事の内容だけでなく、人間関係から溜まっていくことも少なくありません。
単に業務の都合で関係がうまくいっていないという場合もあるでしょうが、故意に嫌がらせをしてくる人というのもいるものです。そこで今回は、「嫌がらせしてくる職場の人に対する心理テクニック」をご紹介いたします。

 

■相手に反論させないために一度認める

自分に嫌味をちくちく言ってくる相手に有効な心理テクニックがあります。それをイエス・アンド法と言います。これは、「そうですね。ということは、〇〇でよろしいですね?」といった形で相手の発言を肯定したうえで自分の意見を伝える手法です。相手の話したことを要約しつつ確認し、あなたの意見をソフトに提案することができるでしょう。自分の言ったことをまとめて返されるため、それ以上文句が言いにくくなるのです。

 

■多数意見であることを強調するようにする

フロリダ・A大学の心理学者ビブ・ラタネの実験によると、自分1人だけの主張よりも複数人の意見であることを強調することで、相手が自分の意見に同調する傾向があることを発見しました。また、心理学者アッシュは、賛同者が3人以上になると意見の通りやすさが急激に上昇するというバンドワゴン効果を提唱しています。そのため、嫌がらせをしてくる相手に対しては、あなたの味方を2人以上確保して挑むようにしましょう。いじめにくくなるはずです。

 

■偉い人の言葉を使って嫌がらせを回避

嫌がらせしてくる相手に真っ正面から立ち向かっても結果は芳しくないでしょう。あなたの代わりに戦ってくれる人を味方につけるのが鉄則です。社会的地位が高い人が言っていました、と付け加えることで嫌がらせするのが難しくなるのです。これを心理学では権威付けの効果と言います。情報の発信者がお偉いさんであればあるほど、相手はあなたの発言をお偉いさんの発言であるかのように受け取ってしまうのです。

 

嫌がらせをしてくる相手にも、何らかの思惑があると言えます。継続的に嫌がらせしてくるようなら、誤解による逆恨みがあるか、嫉妬心を抱いているか……その原因を探ることが大事かもしれません。そして、その原因にメスを入れることができれば、対人トラブルの多くは解決されると言えます。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

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