仕事で使える「フォロー言葉」って?元ブランチリポーター鈴木あきえ連載【3】

【元ブランチリポーター鈴木あきえちゃん連載 第3回】


鈴木あきえ

『王様のブランチ』のロケコーナー「買い物の達人」で長らく活躍し、毎週変わるゲストの方々それぞれに合わせて話を引き出す適応力、てきぱきした進行力で楽しい時間を提供してくれた「あきえちゃん」こと鈴木あきえさんが、CanCam.jpに登場!
働く女子たちの悩みごとを受けて、よりよくやっていける道を一緒に考えてくれる連載の第3弾です。

今回は人見知りに悩む奈美さん(24歳)からのお悩み。

今回の悩める働く女子は…

奈美さん 24歳 会社員(営業)

人見知りを克服しようと、先輩をいじったり取引先の人にツッコミを入れたりしていたら、逆になれなれしすぎて変な空気になってしまうことがあります。あきえちゃんはどんな風に距離の詰め方を探っていますか?

 

■「人見知りとか言ってられない状況」を作る


オフィス
(c)shutterstock.com

「買い物の達人」で見られたように、どんな人とでもすぐに打ち解けられる印象のあるあきえちゃんですが、もともとは人見知りだったと言います。別のインタビューでも言っていることではありつつも、ちょっと信じられないですが……。

 

よく「ビジネス人見知り」だろって言われるんですけど(笑)、高校でチアを引退して芸能界デビューした途端、急に大人たちに囲まれる生活になって、当時ははじめましての大人と何をしゃべっていいのか本当にわからなかったんです。マネージャーの後ろに隠れて目立たないようにしてました。

 

では、そういった状況から抜け出すためにどのような努力をしたんでしょうか。

 

私の場合は、人見知りだって言って保険をかけて逃げてきたけど、1対1のロケっていう人見知りとか言ってられない状況を作ってもらえたから、克服せざるを得なかったのが大きいと思います。
だから、そういう環境に自分から飛び込んでしまえば結果がついてくるんじゃないでしょうか。

私はやり続けていくうちに、「あ、克服できるかも」って思うようになったんです。
今まで自分を人見知りだと思ってたのって、自分から話しかけてないから気まずくなっちゃってただけだなって。自分は人見知りだと言っている人の多くが話しかけられ待ち」なんじゃないかと思います。

慣れてきてからは、何でもいいから自分から話しかけるようになりました。最初はなんでもいいんです、なんてことない世間話から始めて、少しずつその人に合った話題を探っていく。一言も会話してない状態で「どんな話が盛り上がるかな」なんて、わかることはほとんどないですから。

 

 

■場を和ませる「フォロー言葉」


オフィス
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相談者の奈美さんのように、積極的に行き過ぎて失敗してしまうこともあります。そんな状況はあきえちゃんも経験してきたそうです。

 

わたしもどこかでグイッといかなきゃいけないときはありました。そんなときに使っていた言葉を「フォロー言葉」って呼んでるんです。

例えば、旬なイケメン俳優さんに恋愛についてのコメントをもらわなきゃいけないときとか。番組側としてはぜひ訊きたいけど、事務所の人としてはうれしくない場合が多いので、現場の空気が凍るときがあって。
そういうときに「あれ? なんか冷房強いですかね?」とか言ってちょっとおどけてみせる。それがフォロー言葉です。

こんなこと言ってもおもしろくないと思うんですけど、おもしろさというよりも「冗談だよ」「わかって言ってるんだよ」というのをわかってもらうのが目的というか。そういうフレーズをいくつか用意しておくといいかもしれません。

 

そう思うようになったきっかけは、ある芸人さんと「スベる」ことについて話していたときに聞いたある言葉だそうです。

 

ある芸人さんにスベるの怖くないですか?って訊いたら、むしろスベるのはチャンスだとおっしゃったんです。
「スベると注目が自分に一点集中して、スタジオの主役になれるし、スベった空気の中で一言おもしろいことが言えたら一瞬で大逆転できる」って。それを聞いてとっても感心したんです。
その「スベった後の一言」が、わたしにとっての「フォロー言葉」なんだと思っています。

 

会社勤めの人に置き換えるなら、上司や取引先の方とのやりとりでちょっといきすぎて、空気がピリッとしてしまったときなど、「今のはやりすぎでしたね!」というのが示せるフォロー言葉があると、「こいつ、いきすぎたのわかってるな」というのが伝わります。

とはいえ、自分のキャラクターに合ったフォロー言葉を見つけるのはなかなか難しそうです。
他人がやっているのをそのまま真似すると、「こいつ、勉強してきたな……」といった受け止められ方になる恐れも。

 

でも最初は真似でいいと思うんです。テレビに出ている人でも身の回りの人でも、この人おもしろいなと思う人を見つけたらまずは真似から入って、少しずつ「自分ならどう言うか」を考えていく。だんだんとその「変換」のコツが掴めてくるはずです!

今日はここまで。次回の更新を楽しみにお待ちください!

 

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