小さいころから嘘はダメだと教えられてきた私たち。もちろん大人になってもダメなものはダメ、なはず。
しかし、大人になると人は誰しも、大なり小なり嘘をつくようになるものです。お世辞だったり言い訳だったり、時にそれは名前を変えながら、日々私たちは「嘘というほどではない」小さな嘘を積み重ねています。
Woman Insight編集部が20～40代の女子122人に「日常で小さな嘘をつくことがあるか」と聞いてみたところ、「日常的にある」と「時々ある」と答えた人は38％でした。
そして、「特に悪いと思っていない」と答えた人は、そのうち半数以上という結果に。「誰かを傷つける嘘ではない」「その場を円滑にやりすごすためだから」という意見が多くありました。完全に悪とは言えない嘘って、この世にたくさんあるのかもしれません。
今回は、そんな20代～40代の女子に聞いた「日常でつく何気ない嘘」エピソードについてご紹介します。
■女子が日常でつく嘘エピソード：食べ物には嘘がつきもの
・あまりにも空腹なときコンビニでお弁当とカップラーメンとか、お弁当とおでんとか一人で食べるには多すぎる買い物をしたときは、店員さんの「お箸何膳ご利用ですか？」という問いかけに「二膳ください」と流れるように答える自分がいます。家には割り箸やフォーク、スプーンが溜まっていく一方です。（30歳・会社員）
・「今日は良く食べるね」と友だちに言われると、全然そんなことないのに「生理前かなぁ……」と言ったりします。（21歳・学生）
いや、別にどれだけ食べてもいいと思うのですが、皆さん恥ずかしいようで、自分が食べる量が多いときはそれを隠す傾向があるようです。また、逆に「必要なのに申し訳なくて箸が欲しいと言えなくていらないと言ってしまう」という、遠慮から出た嘘というパターンもありました。コンビニの店員さんとは一期一会、どう思われようがいい気もしますが、乙女心は複雑です。
■不必要な照れ隠し
・職場でたまにワンピースを着ていると「何かあるの？」と聞かれるので、だいたい「合コン」というようにしているけど、特に何もない。ただの女子コスプレである。（28歳・会社員）
・「痩せた？」と聞かれるとうれしいのについ「いや、逆に太って……」と謎の返しをしてしまう。（30歳・営業職）
素直に褒めを受け入れられない系女子の天邪鬼なお返事、心からわかります。ここで無邪気に明るく喜んだりできる女子のほうがモテるんですよね、分かってる！ 分かってるんです……！ そういう意味でも、この手の嘘は心からつく必要のない、「誰特案件」に該当しますね。
■空気を吸うように小悪魔
・恋愛対象の男性じゃなくても、ごちそうしてもらうときはその店が何度目だろうと「はじめて来た」と伝える。個人的には礼儀だと思っている。（36歳・宣伝）
・彼氏がいても自分からは基本言わない。いつどの出会いが縁につながるか分からないので、「いない」とも「いる」とも言わないようにしている。（29歳・経理）
これは何気ない嘘にカウントしていいものでしょうか。世間一般的には何気どころか裏がありすぎる、THE王道の嘘という気もします。が！ これを「何気ない嘘」として挙げてきちゃう女子がいるのも事実。小悪魔系女子にとって、嘘は礼儀の一部だそうです。
■仕事のせいにしちゃう
・「仕事忙しいの？」と聞かれるとつい「忙しい」と答えてしまう。全然暇なのに！（33歳・会社員）
・「顔色が悪い」とか「クマができてるよ」という加齢による悲しい現実や、失恋など人生のうまくいかないこと全てを「仕事が忙しくて……」という嘘でごまかしています。（37歳・ＷＥＢデザイナー）
「仕事が忙しい」は魔法の言葉。不義理も身なりの行き届かなさも、すべて許される……と、一部の女子は思いがちです。「仕事が忙しい」と言われると「じゃあ、仕方ないな」と思いますもんね。
■図星は気まずい
・飲みの席でついつい眠くなりうたたねしているときに「寝てたでしょ？」と言われると「寝てない」と全力で否定してしまう。自分でも理由が分かりません。（32歳・ライター）
これ、私も言いがち！ なんで寝てたことや眠いことを素直に認められないのか。よくよく考えたら目撃されているわけですし、別に認めてもいいと思うんですけどなぜ認められないのか……。バツが悪いだけだと思うんですけど、認める前に口が勝手に否定してしまっているので手におえないですね。
日常に潜む女子のささかな嘘。こうやって並べてみると、だいたいが見栄や照れのようで、なんだか可愛いって思ってしまいましたが、それは私だけでしょうか？（みつ子）
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