■まだまだ寒い日が続きます。はやく「小春日和」、来ないかなあ…。…ん?それって、合ってる?
当たり前のように使っていた言葉なのに、実際は意味を間違えて覚えていた……という経験、ありませんか?
そういった言葉って、そもそも間違っていること自体、気がつきにくいものですが……。
今回は、そんなややこしい日本語に関するクイズを出題します。コチラ!
「小春日和」って、意味を説明できる?
寒い日は恋しくなるこの言葉ですが、みなさんはいつ頃のことを表す言葉だと思いますか?
もしかすると、間違えて覚えているかもしれません。
それでは、次のどちらの意味が正しいか、選んでみてください!
1 「春先の頃の、穏やかで暖かな天気」
2 「初冬の頃の、穏やかで暖かな天気」
決まりましたか? では、答えを確認してみましょう。
■正解は…コチラ!
「小春日和」の意味は……
1 「春先の頃の、穏やかで暖かな天気」
……では、ありません!
正しくは
2 「初冬の頃の、穏やかで暖かな天気」
でした!
使うとしたら、3月ごろではなく、11月~12月なんですね。
文化庁が発表した、平成26年度の「国語に関する世論調査」では、
本来の意味とされる「初冬の頃の、穏やかで暖かな天気」で使う人が51.7%
本来の意味ではない「春先の頃の、穏やかで暖かな天気」で使う人が41.7%
という結果が出ています。
正しい意味で使えている人は全体の半数程度ということですね。
「小春」という言葉から、春の訪れを感じさせる頃をイメージしてしまう人が多いと思います。
毎年肌寒い時季になったら、この言葉を思い起こしてみると良いかもしれません。(薄井大輔)
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