女性なら月に一度、悩まされる方も多い生理痛。年を重ねるにつれてひどくなり、仕事も行くのがしんどい、と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
デリケートなことだからあまり相談しずらい「生理」で悩みがちなアレコレについて、都内の美容クリニックで、ダイエットや美肌を手に入れたい女性たちに向けて、漢方のカウンセリングと調合を行っている漢方薬剤師の森田博美さんに聞いてみました。
Q.生理痛がひどいときには、鎮痛剤に頼ってしまうのですが、毎回飲んでも大丈夫ですか？
「生理痛を軽減させる方法は、生活習慣を整えることが一番大切です。漢方は、薬よりも体への負担が少ないのでおすすめします。漢方は、はじめは三か月と続けて、飲んでいくうちに体が慣れてきて効果が定着してきたら生理前だけでもいいでしょう」
Q.ダイエットをしている期間に生理が来ると、結局食べてしまってうまくいきません。ダイエットに効果的な時期やおすすめの方法を教えてください！
「生理の周期でいうと、卵胞期（らんぽうき）が一番ダイエットの結果が出やすい時期です。体に水分や栄養を蓄えてしまうプロゲステロンの分泌が少ない時期なので、むくみづらく肌がすっきりしています。心身ともに安定している時期になるので、食欲のコントロールがしやすくなります。運動と食事のコントロールがしやすい時期なので、運動をして筋肉をつけたり、循環がいいのでお水を飲んで代謝をあげるのがいいでしょう」
Q.生理時、イライラを軽減させるにはピルを飲む以外に対処法はありますか？
「漢方の視点から話すと、イライラしやすい人は「気滞（きたい）」という体質をお持ちの方が多いです。気が体を巡っているのですが、それが滞るとイライラや精神的に不安定になりやすくなります。気滞は、日々の小さな疲れやストレスなどが蓄積すると症状が悪化しやすくなります。日々のストレスをあまりため込まないことが大切です。漢方ならば、「加味逍遙散（かみしょうようさん）」がおすすめです。市販でも売っているので、イライラが強い方は試してみてください」
Q.生理前の肌荒れで、食べ物で避けた方がいいもの、避けた方がいい行動はありますか？
「生理前期は、皮脂の分泌が盛んになって、肌のバリアが低下する時期。よって、肌荒れが起こりやすくなります。皮脂の分泌が盛んな時期なので、脂っこいものや甘いものは控えた方がいいです。そのかわり、野菜やフルーツなどビタミンが多いものは積極的に摂りましょう。食べ物以外では、皮脂の分泌が多感なので、さっぱりした化粧水を使うのがおすすめです！」
月に一度とわかっていても、ついイライラしたり、肌が荒れているな、と感じてから、「あ、やっぱり生理前だったんだ！」と後から気づくことがありますよね。
森田さんによると、「今、自分の体がどの周期なのかを知っておけば、いろいろと正しい対処をすることができます。体のリズムを知っておくのが大切です」と話します。
自分の生理周期にあったおすすめの美容ケアを知れるアプリ「LunaRitta（ルナリッタ）」ではドクター監修の美容アドバイスや、周期や予定を通知で知らせてくれます。毎月くる生理は、アプリを活用して、いろんな対処法を知っておくといいですよね。（松本美保）
情報提供／LunaRitta
【あわせて読みたい】
※ダイエット成功の秘訣は「食事」にあり！絶対に痩せる食生活のルール
※3人に1人が不正解！「生理周期の数え方」間違っていませんか？
※女子大生の生理痛解消法ランキング！1位は「薬を飲む」、3位はまさかのアレ!!
※女子大生が思う「自分の体の不安」1位は生理痛、2位は今話題のアレ！
