生理痛が重くなるっていうし、冷え性だし、将来子どもを産みたいから、子宮を冷やしちゃいけないと、夏でもホットドリンクを飲んでいる女子多いですよね? でもそれって何の意味もないらしい!?
ドコモ・ヘルスケア株式会社が全国の短期大学、大学、大学院に通う全国の女子大生309人に「女性の体」について調査。白湯を持ち歩いている人なんかもいますよねぇ。
では早速、冷たい飲み物や冷房で子宮が冷えると思っている女子大生はどのくらいいるのでしょうか?
「冷えると思う」77%
「冷えないと思う」23%
約8割が冷えると思っているよう! そうですよね、私もそう思ってたし、母からは「冷えるからそんな氷いっぱいの飲み物やめなさい」とよく言われてました。でもこれ間違いなんだそう。
産婦人科専門医の宋美玄先生によると、
人間は恒温動物です。子宮はかなり太い血管が通っているので、体の中でも一番体温が安定しているところなのです。手足が冷えたくらいでは、子宮の温度が下がることはありません。お腹を温めると生理痛が緩和されることがありますが、子宮そのものが冷えるということはないのです。
とのこと。
冷たい飲み物を飲むと、飲み込んだあと喉から胃にかけて冷たい感覚が通りますよね。そのままのイメージで子宮まで冷たいものが行き届いてしまい、冷やしてしまうのではと勘違いしてしまうのかも……。
冷房がキツいと手足が冷たくなり、冷え性になりますよね。それが体の芯まで冷えて、子宮にもダメージがあるのではないかと連想させてしまいますよね。でも関係ないと聞くとちょっと安心!
ではその子宮で作られる卵子についても聞いてみました。
毎月排卵される卵子の数はどのようになると思いますか? これも結構不正解な人が多かった……。
「毎月必要な数だけ作られる」58%
「毎月作られて、増えていく」10%
「毎月減っていく」32%
約6割が「毎月必要な数だけ作られる」と回答しましたが、正解は「毎月減っていく」でした。この仕組みについ宋美玄先生は、
女性はお母さんのおなかの中にいるときに、卵子のもととなる「原始卵胞」が作られます。原始卵胞が卵巣の中で成長すると卵子になります。毎月約1 個の卵子を排卵しますが、実はその裏で約1,000 個の卵子が、排卵に至らないまま減っていきます。原始卵胞は増えることなく、作られた後は減る一方です。生まれたばかりの赤ちゃんには約100 万個ある原始卵胞は、思春期には10~30 万個にまで減り、その後は1 回の排卵周期で約1,000 個減っていきます。
最近では、卵子は年を取ることも一般的に知られてきました。卵子の年齢・数には限りがあるんですよ。
とのこと!
1回の排卵周期で約1,000個も減っていく……。結構ショッキングな話ですよね。
卵子は年をとります。卵子の年齢や数には限りがあるんです。自分の体のことなのに、間違った知識でいる人がたくさんいましたね。きちんと知っていれば、人生の大事な選択の時に役立ちます。若いからまだ大丈夫とないがしろにしないで、ぜひ正しい情報を身につけ自分の子宮と上手く付き合ってくださいね。(あおいあん)
情報提供元:ドコモ・ヘルスケア
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